障がい児育児・療育

自閉症って身体が固くなるの?だから緊張しやすいの?

 こんにちは。大阪こどもリハ訪問看護ステーションの中野です。

 本日は3歳の自閉症を持つ男の子のお母様からご相談があり、お伺いしてきました。

 お電話口でお話されていたのが「足首が固いのが気になる」との事。

 まぁ、そういうこともあるよなぁ、児童デイで感覚統合を受けているとのことだけど、どんなもんなのかな?という感覚を持ちながらお伺いしました。

 そこで感じた内容は、他のお母様方にも為になる内容だと思ったのでシェアしたいと思います。

何で固いの?

 お伺いすると、足首の固さだけじゃなくて、肩周りの固さや歩き方が変という事でお悩みのお母様でした。

 歩き方に関してはそんなに悩んでなかったけど、同年代のお子さんに「キモっ」って言われたことが気になるようになった原因なのだとか。

 いやいや、3歳の子が「キモッ」って言うその家庭環境ってどうなん?って思いましたけど、まぁ子どもは素直です。ちなみに、うちの下の子は本日3歳を迎えましたが、未だに「キモッ」とは言いません。良かった。笑

 新しい環境や見知らぬ人と会うと緊張しちゃうのは、この身体の緊張の強さも影響してるんじゃないかな?とか一度考え始めるとキリがない様子。

 でも、そりゃそうですよね。我が子の事を気にならないお母様なんていらっしゃいません。

 なので、ここで少し身体が固くなってしまう原因についてお答えしておきます。

 自閉症やLD、ADHDなど、いわゆる発達障がいをお持ちのお子様の一般的な特徴として筋肉に力が入りにくい(緊張が低いとか、ふにゃふにゃとか言われたりします)お子様が多いです。

 多くのふにゃふにゃになってしまうお子様は、身体をどうにかシャンとしようとして固くなります。本日のお子様に関しては、恐らく立ってバランスを取ることが不安で、塊になろうとしての事だったと思います。

 つまり先天的、病原的なものではなく、そういう身体を自分なりに上手く使おうとした結果起こってしまうものなのだとご説明させて頂きました。

 精神的に緊張するから身体が固くなることはあるし、身体が固いから返って精神的に緊張することもあるだろうけど、だからと言って身体の固さをとったところで一時的だし、仮にがっつり固さをとっても明日には元に戻るから、目のつけどころを変えましょうというお話をしました。

固さを取るのではなく、固くなる原因を取り除きましょう!

 本日のお子様に関しては恐らく不安定さが固さを作っていました。だから、その不安定さを取り除く関わりをしていくことで固さをとり、固さが原因で発達を阻害されている部分を解消していきましょうという話になりました。

 本日のお子様と裏腹に、ふにゃふにゃってなってしまうお子様の場合は、そのふにゃふにゃさの為に、手先・足先が固くなりがちなので、ふにゃふにゃを解消するように関わって行きましょうという話になると思います。

 もちろん、個々に応じて詳細な原因は違うと思いますから、それぞれのお子さんに応じた、『原因を解決する』関わりが重要だと思います。

 お母様方におかれましては、そのお子様の示される現象にだけ目を向けるのではなく、その原因について目を向けようとして頂ければと思います。

おわりに

 10年前と違い、昨今の発達障がい児に対する支援体制は手厚くなりつつあります。

 しかし、今はまだ量を増やす時期で質を高める時期には至っていない様子で、それぞれの施設の質は低いのが現状のようです。(私個人調べです。)

 ですからスタッフがお母様方にまともな説明やお子様の状態の確認にまで至っていないのが現状のよう。

 児童デイ等のスタッフさんに関しましては、是非ともお子様をアセスメントする能力を早急に身に着けていただきたいですし、変化に気付く事ができる目を見に付けていただきたいです。

 お母様方に関しましては、医療だけでなく福祉の分野におきましても『セカンドオピニオン』を実践されてはいかがでしょうか。

 私も時間の許す限りお母様方のご相談はお受けしますし、何か不満や不安があるようでしたら別のデイをご検討されても良いかと思います。

 当ステーションは、現状どのデイさんとも関わりはありませんから、本当に良いところをご紹介できるかもしれません。

 是非、現状に問題をお感じであれば、まずご相談下さい。

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