特別支援教育

放課後等デイと医療の連携を促進する為に必要な事とは?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 先日、児童発達支援事業所や放課後等デイでは理学・作業療法を提供できないという話を書いた。

参考エントリー:放課後等デイサービスでの理学・作業療法は違法行為か?

 しかし、世の中のニーズは医療的サービスを求めている。これは医療的ケアを必要とする子ども達だけではなく、発達障がいを持つ子ども達も同様だ。

 現状医療連携加算は医療的ケアの必要で(且つ医師が必要と認めた者)でしか取れない。

 連携したら儲かるけど、ハードルが高いって話。

 先日、『児童発達支援に関するガイドライン』検討会が行われ、ガイドライン案の大枠ができあがってきた。

参考:第4回児童発達支援に関するガイドライン策定検討会

 でもここでも、医療との連携については大きな変革は起きそうにない。

 ので、厚労省の官僚様の目にとまることを願って、ボクからの提案について書きたいと思う。

発達障がいを持つ子どもの母親のニーズを満たす方法

 お母さん達はものすごく困っている。だから、ガイドラインを作成したりするわけだ。国も当然分かっている。

 でも、国の政策は「サービスがより良くなる為に」の前に「低品質なサービスを排除する為に」行われる。これも当然だと思う。

 より良くなる為の変更を加えると、そこには問題の火種が飛んで来ることになるので極力変わったことをしたくないってのが本音なのかもしれない。

 また、特別支援教育という大きな枠組みで子ども達を見た時、文科省と厚労省にまたがる分野だから余計に難しいのかもしれない。その辺はわかりやせん。

 今のままでお母さん達のニーズを満たせれば良いのだけれど、現状では難しい。前出のエントリーで書いたような法改正が必要。

 PT/OT法を変えるのは難しいかもしれないけど、良い案を2つばかし思いついたからここで紹介したい。

訪問看護ステーションとの連携システムを創設

 高齢者分野では普通にある訪問看護との連携。看護師による体調管理や生活管理をするだけで、デイサービス側も加算が取れる仕組みだ。

 これで児童発達支援事業所や放課後等デイと医療との連携が強まること間違いなし。

 あるいは、医療連携加算の規制緩和でも良い。看護師によるを看護師「等」によるに変更してPOSTとの連携も加算に入れて、且つ医師の指示ではなく親の希望で加算が取れるようにすれば良い。

 これナイスアイデアだと思うんだけどどう?

訪問看護からの訪問を可能にする

 訪問看護は原則として自宅へ伺う。必要に応じて有料老人ホーム等へも訪問可能だが、子ども分野では確立されていない。

 で、多くの学齢児はみんなこぞって放課後等デイを利用するから、訪問看護にしてもリハにしても依頼の多くが時間外となる。これはステーション側にとっても負担になるから受け入れられにくい。

 だから、訪問看護・リハを放課後等デイや学校への訪問も認めてくれれば、双方の問題が解決する。

 看護師やリハの指導を受けたいデイや学校の先生も喜ぶ、利用者も喜ぶ、お母さんも喜ぶ、ステーションも喜ぶ。

 みん〜な喜ぶ素敵な提案だと思うけどどう?

おわりに

 訪問看護ステーションを運営する身としては、後者に期待。「連携」はあくまで連携であり、訪問ではないから、連携に割かれる時間は訪問看護に従事していないとみなされる。(※看護師の常勤数計算に影響が出る)

 なので、大きなステーションでないと連携できない。

 後者なら、当然訪問看護業務なので、常勤数計算に影響が出ないし皆がハッピー。もちろん、自宅に訪問するメリットも沢山あるから、毎回毎回デイへ訪問ってのもいかがなもんかなと思うけど、間違いなくお母さんのニーズは満たしやすい。

 厚労省の官僚の方々。是非、ご検討を。ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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