医療・介護・福祉

日本慢性期医療協会からリハビリテーション革命7つの提言

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 今日、日本慢性期医療協会から高齢者リハビリテーションに関する7つの提言がなされたニュースが流れていた。

 ボクは小児分野が専門だから、高齢者・介護保険領域で日本慢性期医療協会がどれくらい力を持っている団体かとかは知らないんだけど、ニュースになるくらいだから、それなりに力があるのかな?

 で、今後を占う上で重要な視点を示してくれているのでシェアしたいと思う。

7つの提言

 今回、会長の記者会見で示されたのは以下の7つ。

  1. 急性期リハビリの充実
  2. 癌リハビリの充実
  3. 出来高から完全包括制へ
  4. 単位数評価からアウトカム評価へ
  5. 知的リハビリの重視
  6. 嚥下・排泄リハビリの優先
  7. 高齢者リハビリの確立

 冒頭で紹介したCBキャビンのサイトには詳しく解説されていなかったので、ググりましたらメディ・ウォッチさんで少し詳しく解説されていたので、ご参照あれ。

参考:2018年度の同時改定でリハビリ革命を、急性期早期リハは報酬を2倍に引き上げよ―日慢協・武久会長

 以下、ごくごく簡単に7つを解説する。

  1. 日慢協的には現状の急性期リハはまだまだヌルいって思っている様子。ガンガンいこうぜ!って事らしい
  2. これは既にリハ業界ではトピックになってるから省略
  3. 量より質をってことだね。質さえ高まれば量を減らしても稼げる仕組みへってこと
  4. これも量より質への提案。結果を重要視していこうとのこと
  5. 知的リハビリって認知症関連かなって思ったら、職業復帰などの話らしい
  6. 食って出す事がQOLを上げるってことだろうね
  7. 同じ脳梗塞でも60歳未満と後期高齢者では違うから、後期高齢者用に確立させていこうねってこと

 急性期病院のセラピストって結構いるから、ガッツリ関わっていると思ったけど、実情はどうなんだろ。まだまだ?またSNSやメールなんかで知らせてもらえたら追記します。

 んで、質を高めること・結果を重要視することはやっぱ慢性期医療においても重要だよね。ただ、動画で確認とか言ってるけど、それは口で何とでも言えるから指標としては向いてないんじゃないかなって思う。

 嚥下と排泄ってそれぞれ学会や研究会があるけど、入浴ってないもんなぁ。(ってボクがないと思ってただけど、高齢者入浴アドバイザー協会ってのがあった。でも、嚥下と排泄に比べたらマイナー分野になるのかな。)

これからの高齢者リハ

 とは言え、これからの高齢者リハに関する道標は既に厚労省から出されている。

参考:

 今回の7つの提言も診療報酬・介護報酬への繁栄が、特にアウトカム評価の部分や完全包括性なんて部分では取り入れられるかもしれない。が、大枠は「高齢者リハビリテーションのあるべき方向」「高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会報告書」の内容が大事だろうなって思ってる。

 高齢者分野でお勤めの方の大半は読んだことがあると思うけど、もしまだ読んでいない人は一通り目を通しておく文章だと思うよ。

おわりに

 「リハビリテーション革命」とか「7つの提言」なんて言うとスゲーことのように思うけど、実は前から言われていることが大半で、目新しくはない。

 ただ、来年度の診療報酬・介護報酬同時改定を前に具体的な方向性を示す提言かもしれないので注目しておく必要はあるだろうね。

 ま、一通り目を通して頂ければ幸いだ。ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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