医療・介護・福祉

中医協から診療報酬(在宅医療)に関する資料が公開!

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 先日『2017年リハ業界の動向を読む!医療介護報酬ダブル改定の行方』というエントリーを書いたら早速中医協から診療報酬に関する資料が公開された。

参考:中央社会保険医療協議会 総会(第343回)議事次第

 今回はまだ現状報告のみで、特段2018年の同時改定に向けた具体的な内容は提供されていない。

 が、2016年分も踏まえたデータが出ているので今後を検討する上では必須の情報だ。

 特に在宅医療に関するデータは詳細に示されていたので訪問看護事業者や従事する人は絶対に見ておくべき。

参考:在宅医療(その1)

 以下、ボクが気になった点を列挙しておく。

2017年1月11日公開の中医協資料より抜粋

 以下、今回公開された資料よりボクの興味の向いた部分を抜粋。

  • 少子高齢が益々顕著に。関連問題が表出してきている。
  • 在宅人工呼吸器管理料算定件数が激増。
  • 昨年5月時点での訪問看護事業所数が8613件
  • 訪問看護事業所数と人口10万人単位の訪問看護事業所数には地域格差がかなりある。
  • 訪問看護に従事する看護師数は徐々に増えているものの、増加率が高いのはPOST。
  • 訪問看護事業所増加の幅に対して看護師の増加率が低いのが現状
  • 疾患別では神経系疾患(脳卒中やパーキンソン病等)が一番多いものの次いで精神疾患、先天性奇形・変形、遺伝子異常となっている。
  • 9歳未満の訪問看護利用者が激増。
  • 長時間訪問看護加算算定者は圧倒的に小児に多い。
  • 24時間対応加算、ターミナル加算利用者も激増。
  • 機能強化型訪問看護ステーションの届出数は相変わらず少ない。
  • 機能強化型訪問看護ステーションの大半は都市部で地方では極端に少ない。

 以下は昨年末時点で在宅医療の課題を列挙する。

  1. 後期高齢者の増加と支え手の減少
  2. 在宅での看取り
  3. 在宅で人工呼吸器等の医療を受けている小児が増加傾向
  4. その他

 これらを踏まえ、以下のようにまとめられていた。

在宅医療の質と量はもとより、効率性も確保しつつ、多様化する患者のニーズに応えることができるような新たなサービス提供のあり方や、地域の状況、個々の患者の状態、医療内容、住まい・住まい方等を踏まえた評価のあり方についてどう考えるか。

今後の動向

 この情報からではまだまだ、どのように改定されるかは分からないが、本日CareNetの記事で気になるものがあったので最後に紹介したい。

参考:待ったなし同時改定、どう議論進む?

 中医協では今回の同時改定を『極めて重要な改定』としている。

 その上で上記のような課題に対して、診療報酬にメリットを与えて誘導するか、デメリットを与えて誘導するか?が焦点となりそう。

 事業主としても従事者としても当然メリットで誘導してほしいが、その点はまだ何とも言えない状況。なので、今後の動きにも注目していく必要があるだろう。

おわりに

 先日宣言した通り、早々に様々な検討が行われているようだ。

 今後も情報にアンテナビンビンで過ごしたいと思う。ってことで、今回はここまで。ほな、また。

2018(平成30)年診療・介護報酬同時改定関連ニュースまとめ

 2018年度の診療・介護報酬同時改定に関するニュースは以下のページでまとめているので合わせて参考にして下さい。

まとめを見る

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