特別支援教育

脳性麻痺を持つ子どもの手の発達・能力を診る為に必読の本

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 作業療法士にとっても、もちろん理学療法士や言語聴覚士にとっても子どもに関わる療法士にとって、子どもの手の発達や能力評価は必須の能力だ。

 子どもの手の評価を行う上で基本的な知識は必須なわけだけど、じゃあ何を見て勉強すれば良い?って分からないと、勉強が非効率になるので、今回はボクがオススメする子どもの手の発達・能力を診る為に必読の書籍を紹介したいと思う。

 あ、ちなみにタイトルは脳性麻痺児の…としているが、子ども全般に適応可能なお話なので予めご了承下さい。

子どもの手の発達・能力を診る為に読むべき本

子どもの手の機能と発達

 専門書として多くを網羅しているのがこの書籍。

 この一冊でも子どもの手を評価するには充分かもしれない。

 どの本から読めば良いですか?ってたまに聞かれるけど、迷わずこの本からとオススメできる。

 内容は専門的だが、評価・治療に直接結びつく内容なので、実習にも臨床にもすぐ役立たせることが出来る。

モーターコントロール

 こちらは運動制御を学ぶ上で必読な一冊なので、理学・作業療法士であれば必ず本棚に入っていることだろう。

 この本にも手の機能について論じられている部分があるので、手について勉強する際に合わせて読むべき本と位置づけられる。

 手の勉強のためにわざわざ購入する必要はないが、運動制御を勉強する上で必読なのでもしお持ちでないなら、購入すべきだろう。

参考エントリー:理学・作業療法士が知っておくべき運動制御のキホンのキ

発達を学ぶ

 こちらは正常発達を学ぶ上で必読。手の発達について書かれた部分は一部であるが、小児に携わる療法士においては必読の一冊であるので、わざわざ手の学習の為に購入する必要はないが、子どもに携わる上では購入しておけば良いだろう。

 特に発達の視点から手の機能について論じられているので合わせて読んでみて欲しい。

参考エントリー:療法士が正常発達を学ぶにはコレ!「発達を学ぶ」の感想

手を診る力をきたえる

 手を評価する際に必要な能力についてまとめられている。

 こちらは「子どもの手」に限った本ではないので、成人分野、老年期分野の方にも読んでみて頂きたい。

 鎌倉先生の集大成のような本なのでとても勉強になるよ。

 ちなみに、鎌倉先生は手の評価も構築されているので、合わせてチェックしておくと良いだろう。

参考:『NOMA手・上肢機能診断』とは

発達障害の子どもの視知覚認識問題への対処法

 手の事を学ぶ上で忘れてはいけないのが視覚の事。

 ちゃんと見えて、ちゃんと理解するから、ちゃんと手を使える。

 そして、障がいを持つ子どもたちは視覚に問題を抱えているケースも多い。手のことを学ぶ上では合わせて視覚のことも学ぶ必要がある。

 ここでは、お求めやすい価格で分かりやすい本書を紹介していおく。

おわりに

 人間は手が上手に使えるから道具を使えるようになった。

 道具を使えることは、人間と他の動物を分ける上で重要な要素である。

 その手について学ぶことは人間を学ぶことにも繋がる。

 是非とも一通り読んで頂きたい。ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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