特別支援教育

子どもに特定の行動を学習させる時は目に見える結果を使おう

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 子育てのシーンでも、治療のシーンでも子どもに特定の行動を学習させるってのは非常に難しい。

 『自閉症スペクトラム児に対するソーシャルスキルトレーニング』でも書いたが、子どもが能動的に取り組めるよう、目的とする行動を遊びの中に取り入れることが大切だ。

 だから、療法士も親も遊び上手にならなければならない。

 でも、子どもの能動的な遊びに親や療法士が求める行動を入れるというのは、子どもの遊びに水をさす可能性もはらんでいる。

 こればかりはやってみないと分からないから、難しい。

 だから、手軽に子どもに特定の行動を学習させる為に子どものモチベーションを自動的に上げる方法をお伝えしたいと思う。

目に見える結果を用いる

 褒める事が学習を強化することは既に知られているし多くの親や療法士が多用しているだろう。

 その他にもAという活動をやったら、Bという子どもが求めている活動をやるとかもある。いわゆる交換条件だ。交換条件は、自分が求めている結果のためには、その他の事も受け入れるという社会スキル向上に繋がるので場合によっては良いと思う。

 だけど、この条件が適切でなければ子どもはやってくれないし、子どもは往々にして約束を守らない。笑

 だから、子どもの発達レベルによっては失敗に終わることもあるだろう。

 子どものレベルに合わせて目に見える結果を用いる必要がある。

 例えば、その一つが「おやつ」を与えることだったり、特別な何かを提供することかもしれないが、子どもが特定の行動を学習するには、何度も何度もその行動を行わないといけないのに、何度も特別な何かを提供するのは難しいし、健全ではない。

 しかし、このような目に見える結果が無ければ中々子どもが乗ってこないのは事実である。

ベネッセのしまじろうの教材を参考に!

 アンパンマンとしまじろうは多くの子どもが通ってくる道である。

 つまり、アンパンマンやしまじろうには、子どもが積極的になる秘密が隠されているのだ。

 で、ボクが我が子に対しても多用しているのがご褒美シールである。

 無料でダウンロードできるカレンダーに、できたらシールを貼るというだけの「目に見える結果」である。

 最近うちの上の子に覚えさせたい行動は、「いただきます」から「ごちそうさま」まで集中して食べるという行動である。

 昼ごはんは幼稚園で食べているし、朝ごはんはバタバタの中食べているので、ゆっくり食べる晩御飯に絞って、食事中着席しておくことができたらシールを貼れるという形にしている。

 まだ、数日だけどしっかり着席して晩御飯を食べているようだ。

 これ以外にもしまじろうやアンパンマンには、子どもが積極的になる仕掛けが多用されているので、「目に見える結果」のバリエーションを増やすためにも研究してみてほしいと思う。

おわりに

 子どもは単純だから、乗せればどんどん学習してくれる。

 だけど、子どもだからってバカじゃないから大人の策略にはのってこない。そこには戦術が必要だ。

 子どもにとってメリットのある喜ばしい結果を提供することで、子どもは多少の困難なら乗り越えてくれるだろう。

 是非とも色んな結果を試して、バリエーションを増やしてみて欲しい。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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