特別支援教育

理学・作業療法士が子どものしつけについて知っておくべき事

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 「リハ」と「しつけ」の境目って難しいよね。

 どういう関わりをすべきか?両親はボク達に何を求めているか?関わっている施設の立ち位置は?

 様々な要素によってボク達の関わり方は変わってくるだろう。

 しかし、小児に対するリハビリテーションを行う際に少なからず「しつけ」という要素が入ってくるだろう。

 今回は、ボク達が行うべき「しつけ」と、「しつけ」を行う前に行うべきに事についてお伝えしたいと思う。

「しつけ」とは?

 日本において「しつけ」というと、ちょっと厳しいイメージがあるかもしれない。

 しかし、「しつけ」とはしつけ糸という言葉もあるように本番を行う前の準備である。

 社会的に望ましい行動、社会生活を円滑に行う為の行動の準備を行うことを「しつけ」というはずである。

 だから、決して厳しい関わりではないことを知っておかなければならない。

子どもをしつけるという事と注意点

 では、子どもをしつけるというのはどういうことだろうか。

 子どもが社会的に望ましくない行動を取ること、社会生活を円滑に行えていない際に注意を与えること。

 もちろん、それも一つかもしれない。

 しかし、あくまで先程定義付けたように「準備」である。

 だから、子ども達が社会生活を送る前に行っておくべき事だと捉えるべきなのだ。

 「ダメ!」「辞めなさい!」「どうして言うこと聞けないの!」

 って良く聞く「注意」の言葉で、決してこれが悪いわけではないのだけれど、「ダメ!」という前に考えるべきことがある。

 それは、「ダメ!」な理由を既に教えているか?ということだ。

 理学・作業療法士の各人であれば既に分かっている事だと思うけど、「教える」とは相手の理解があっての言葉である。

 つまり、相手が理解できるようにダメな理由を伝えることが所謂しつけのことなのである。

予防的教育について

 ボクが今勉強を進めている「コモンセンス・ペアレンティング」において、こうやって前もって教えることを予防的教育法として伝えている。

 「食事の途中でうろちょろしてはいけない」ということをしっかりと教えておかなければ特に子どもは興味の赴くままにうろちょろするだろう。

 また、それを食事の最中に教える時間は中々とれないだろう。

 だから予防的に前もって行うべきなのだ。

おわりに

 しつけをこのように捉えると、理学・作業療法士もしつけに一役買うことができるかもしれない。

 発達障がいを持つ子ども達に限らず、幼い子どもたちは大人が思っているほど理解力は低い。

 一度伝えただけでできるようになるほど甘くないし、仮に一度できるようになっても、それが継続できるとは限らない。

 また、大人が当然伝わるだろうという言葉で伝えても、子どもは理解できないことも多々ある。

 最近ソーシャルスキルトレーニングの中で使われている「教え方」のユニバーサルデザインは、別に発達障がいのある子どもたちだけに適応されるものではなく、子どものしつけ全般に使うことができる。

 小児に関わる理学・作業療法士には、是非とも子どもたちのしつけについても取り組んで下さればと思う。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします