医療・介護・福祉

小児に携わる理学・作業療法士にとって急務の課題とは?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 10年前と比べて、障がい児を取り巻く環境は本当に豊かになったと思う。

 それだけでも、素晴らしいこと。

 支援を仰ぐ先に困っていた時代と比べて、サービスの質が向上するようになったからだ。

 しかし、そのサービスの質を向上させるためには大きな課題がある。そして、その課題はボク達療法士に関わる部分なのだ。

 だから、これからの時代を生き抜くためにもやるべきことが見えてきた。

 ってことで、今回はその内容をシェアして、一人でも多くの療法士が共に戦ってくれることを願う。

放課後等デイでの療法士の処遇

 ありがたいことにボクのような働き方をしていると、色んな放課後等デイの経営者さんやスタッフさんとお話をする機会がある。

 そして、多く方にとって療法士が役に立てることは沢山あると感じるし、求められている。

 それはサービス提供者側だけではなく、受給者側も同じである。お母様方からも求められている。

 ボク達はかなり求められているのである。

 しかし、受給のバランスがあっていない。放課後等デイに理学・作業療法士は指定要件に含まれていない。ご存知の通り、理学・作業療法士が居なくても放課後等デイは運営できる。

 そして、療法士が関わることによるメリット(加算)が極端に低い。療法士がいる事による加算は1日1人につき25点だ。10人が一単位の制度だから、1日最大250点。つまり、約2500円。

 療法士が放課後等デイに関わって取れる加算は1日たったの2500円なのだ。そりゃ、雇えないよね。非常勤でも躊躇する。加算取るために増える書類の手間賃にもなりゃしない。

 これは事業者にとっても利用者にとっても嬉しくない事だよね。

子どもと両親の為にも処遇改善を!

 ぶっちゃけ、色んな人と関わると宜しくない噂も耳にする。

 似非リハを提供している事業所、療法士がいるのにまともなリハが提供されていない事業所、不正をしている事業所(もちろん利用者さんのメリットの為にだが)…。

 処遇改善が急務である。

 真っ当な療法士が多く雇用できる土台が必要。子どもたちや両親の為にマジで必要。

 ボクはこれらを変えていくことも重要な働きであり、大きな課題だと考えている。

おわりに

 この加算の低さはマジでヤバイ。

 ボクを使いたいと言ってくれている事業所さんには極力お安くボクのマンパワーを提供しているけど、ボクにも事業所にも限界が近い将来やってくる。

 次に考えられる方法は、ボクが雇用した新人療法士をボクの変わりに派遣するって形だけど、そんな馬車馬のような仕事のやり方はボク自身望んでいないし、弊社のスタッフにも望んでいない。

 加算を上げる為には、もっと根本の『医師の処方がない状態での療法士の関わり』について是正する必要がある。

 せめて、柔道整復師なみに権限を得てもらわないと何ともならないかもしれない。

 でも、取り組んでいくべき課題だよね。是非多くの療法士に声を上げてもらいたいと思う。ってことで今回はここまで。ほな、また。

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