特別支援教育

大阪ではまだまだ発達障がい分野の作業療法士が育っていない

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 いやぁ、バタバタしております。

 10月にオープンしたばかりの訪問看護ステーションですが、看護師さんが辞めちゃっててんやわんや。

 まぁ、ネタですな。

 さて、そんな中ですが、本日は大阪市内にお住まいの自閉症児のお子様とお母様のご相談に伺ってきた。

 今回は、その時のお母様とのお話から感じたことをシェアしたいと思う。

児童デイサービスの作業療法はやっぱレベルが低い

 今日はお母様とお子様と約1時間の時を過ごした。

 それでも、お母様のお悩みは少し解消されたのではないかと思う。

 児童デイ、放課後等デイは理学・作業療法士を置くことで多少の加算は取れるものの、経営目線では理学・作業療法士を置いていても全くおいしくない。

 おいしくないから、置いていない所も多い。

 で、特に身体障害系のお子様ではなく、自閉症スペクトラム、LD、ADHD系のお子さんが多いデイでは設置しているとしたら作業療法士というケースが多いようなんだけど、どうやらお母様のお話をしっかり聞けていないケースが多い様子。

 本日お伺いしたお宅のお子様も作業療法士を設置しているデイに通われていて、且つそのデイは個別対応という大阪では稀な形で展開されている。

 にも関わらず、お母様とのコミュニケーションが全く足りておらず、お母様は職員をまるで信用していない。

 その担当者が作業療法士なのか、そうでないのかは知らないが、まぁ、何しか満足させられていない。

 当該施設の作業療法士がベテランなのか、新人なのか、経験者なのか未経験者なのかボクは知らないけど、お客様の満足は得られていないという事実が存在する。

恐らく足りないのはクリニカルリーズニングとインフォームドコンセント

 まず子どもの行動の理由が考えられていない。

 ボクが考えた内容が正しいかどうか?ってのは実際セラピーを行ってみてそのお子さんの反応を見ながら確かめて行くわけだけど、きっとそれができていない。

 だから、お母様が悩んでおられる理由が見えてこないし、お母様が先生からの説明に対して納得できていない理由が分からない。

 先生が大丈夫って言ってもお母様は気になる。だから、ボク達はその架け橋にならなければならない。

 自分の所属している施設の先生だったら文句の一つでも言うかもしれないが、子どもの障がい福祉分野で働いていると、大抵医師は別の施設に存在しているはずだ。

 そんな医師に文句を言うことはできないから、ボク達は医師の説明の真意を解説することも仕事である。

 それをして、だからこういう考えに基いて、こういう関わりをする。ご自宅で遊ばれる際にはこういう風な部分に対して注意を払ってあげると良いですよ。ってね。

 これをしなければ、お母さんは単に遊んでもらってるとしか思わないし、仮にお子さんが泣いていても、それを担当者があえてやっているのか、単に遊びが下手なのかも分からないから、あの人嫌だってなるでしょう、普通。

ボクは訪問しないけど、児童デイの支援に力入れよかな

 特に発達障がい児を取り巻く環境は10年前に比べ本当に充実するようになった。

 行き場のない、逃げ場のない閉塞した環境でお母様が疲弊しているというのが以前の図だったけど、今や外へ出ようと思えば結構沢山の選択肢がある。

 今回のお子様に対して、結局ボクは訪問してまでリハを行う理由はないから、来年地域の保育園にいかれて何かしら問題があったら、もう一度ご連絡下さいとお伝えした。

 でも、その時にお母様が言われた言葉が「この子は困ってないけど、私が困ったらどうしたら良いですか?」って。

 いや、そうだよね。そういう時はいつでも電話くれてもメールくれても良いですよってお伝えして帰りました。

 デイは一次的な預かりっていう認識がどうしても拭い去れないからなのか、どうしても子どもの発達に対しての執着が低いように思う。

 作業療法士が居てもそんなんじゃちょっと厳しいな。

 発達障がい児に関わる作業療法士全体のレベルアップが必要だと痛感した。

おわりに

 施設支援しようかな。

 何かしらお悩みのお母様からのニーズがあるんだから、施設側にも受け入れてほしいなって思う。

 ボクも自分の子どもができて特に思うけど、お母様方は本当に、我が子のことに注意を向けているし、気にしているし、気に病んでいることもある。

 先生は大丈夫っていうけど、何がどう大丈夫って言っているか分からない。先生は本当にこの子の将来を考えて言っているのか?

 こういうお悩みを共に解決していくのが地域支援に携わるものの役割でもある。

 何とか、この部分にちょっと介入していきたいなぁと思っている本日。

 あ、それと発達障がい児支援に取り組む作業療法士のレベルアップは急務だね。

 こっちも何とかしやんとなぁ…。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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