起業・経営

理学・作業療法士養成校が今後を生き抜く為の経営アドバイス

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 今日は経営者としても作業療法士としても若輩者の私ですが、もし自分が教員になったら?あるいは学校経営のアドバイスを依頼されたら?って視点で、今後の少子化時代を生き抜く養成校のあり方について書いてみようと思う。

 いずれ養成校は淘汰されていく事が予測される。

 その際に選ばれる学校と選ばれない学校の違いは何か?どういう学校が選ばれるべきか?についてボクならこう考えるという内容なので、教員の先生方には参考にして頂ければ幸いかと。

どういう人を育てたいか?

 まず重要なのは理念だ。

 学校は人を育てる機関であるから、どういう人間を育てたいか?について明確に打ち出し、その理念に沿う学生を集めることが重要だ。

 理学・作業療法士としてどういう人材になって欲しいか?どういう人材が社会から必要とされているか?を明確にし、そういう人材を育成する機関である事を明確に打ち出す事が必要である。

 そして、その人材として相応しくない者を、例え募集人員を下回っていても入学させるべきではない。

実績を明示する

 国家試験合格率や就職率はどの学校も載せていると思う。

 だけど、その情報には裏があることを、既に理学・作業療法士になっている人なら誰でも知っている。

 どれだけの人がストレートで国家試験に合格しているかは不明だからだ。

 国家試験合格率100%であることに越したことはないが、どれだけの人がストレートで合格しているか?は学校力を示す大きな力である。

 これを達成する為に必要なことは『バカを入学させない』ということ。

 少子化で学生が集まりにくい世の中だけど、明確な実績がある学部には人は集まっている。常に競争が絶えない、理学・作業療法士養成校業界のトップクラスで居るように改革しなければならないだろう。

 また、実習合格率というのも大事。学校が実習に出る学生をどこまでフォローしているか?どこまで成長させた上で実習に出しているか?の明確な指標になるからだ。

 この為には実習不合格の恐れが極めて高い学生を実習に出すべきではないし(この事が実習地との良好な関係づくりにも役立つ)、そうなるとストレート合格率が下がってしまうから、当初から実習に合格できる人材の教育体制が必要となる。

 となると、更にバカを入学させないってのは大事な要素となることは用意に想像がつくだろう。

卒後の追跡調査

 今後の理学・作業療法士のキャリア形成において、認定・専門の認定を受けていることや、論文発表をしていること、修士や博士を取得していることは大きなメリットになっていくと考えられる。

 また、協会活動や社会貢献活動に従事している療法士は社会から必要とされやすい。

 だから、卒業生の卒後のキャリア形成を追跡調査し把握しておくことが重要だと思う。

 卒業生の何割が修士・博士を取得しているとか、認定を受けているとか、論文発表数だったり、可能なら引用数まで把握できれば尚良し。

 社会で必要とされる療法士をこれだけ排出しているというのは、大きなブランドとなるだろう。

 そして、もう一つが女性のブランク後の復帰率なんかも大事かも。学校がブランクがあって復帰するところをサポートしていることによって、一般的なブランク後の復帰率に比べてかなり高い復帰率を実現しているなんて事になっていたら、これはかなり評価の高い項目になるだろう。

教員個々による情報発信

 学校の商品は教員によるサービスである。

 実績を明示することは重要だが、どのような教員に指導されるか?というのは学生の興味のあるところである。

 教員全員にフェイスブックページを持たせて、運用させる。そして、そのフェイスブックページを学生が見つけやすいように学校のWebサイトに貼り付ける。

 すると、入学を検討する人達が、教員の人柄をも分かった上で入学できるし、それに対して在校生がコメントしてくれたりしていると、口コミ機能にもなって非常に有効なツールとなるだろう。

 もちろん、学校からの命令としてこんなことやっても中々充実しないだろうから、入学資料の申込者がどのリンクを踏んで資料申込したか?が分かるようにして、成績優秀者には特典を与えるなどのシステムも併用すれば良いんじゃないかなと思う。

おわりに

 ボクは大学院進学の為に色んな学校のWebサイトを見たりしているが、ここまで出来ている学校は皆無。

 だから、今からやり始めれば、5年後、10年後には頭一つ抜け出せる可能性は充分にある。

 民間では少しあるかもしれないが、殆どないのが潜在療法士の復帰支援。これを学校が主体となってやるってのはすごい社会貢献活動になると思う。

 実際の職場に実習にいって、そのまま就職なんてのもありだし。考えれば考えるほど出来ることは山ほどあるように思う。

 教員それぞれの意識の高さも重要だけど、これからは間違いなく学生の取り合いになって、泥仕合になることが明確なのだから、特色を作ってブランディングし、それを発信するというシームレスなマーケティング活動が必要だと思う。

 ま、もし、興味があるなら参考にして頂ければ幸いだ。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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