特別支援教育

健常だけどちょっと気になる子どもの支援も必要だと感じる

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 我が子を見ていても、親ってのはどんな些細なことにも敏感に察知する。

 小さな傷だったり、道具の扱い方、姿勢、運動、コミュニケーション。気にする所は本当に多岐に渡る。

 で、これは普通なのか?どうなのか?

 放っておいても良いのか?病院や然るべき機関へ相談すべきなのか?

 この基準って明確には無いから親は本当に心配する。そして、それが当然だと思う。

 今回はこういう『両親のちょっと気になる』ってのも支援できる機関が必要だなぁと思ったのでシェアしたいと思う。

内股が気になる

 今朝は整体サロンでのお仕事。お子さんの内股が気になるとのことで、電話を受けた。

 色々聞いた結果、整形外科では問題ないので経過観察と言われた、でも年取ってから何かするより、若い間から何かできるならしてあげたい…とのこと。

 個人的には別にすることは何もないと思うけど、まぁ、気になるならどうぞ的な感じで予約を受けた。

 で、本日来られた状況を見させてもらっても、若干反張膝気味で膝関節がゆるく、多方向に動きやすい状況ではあり、内股ってのも股関節からの問題よりも膝の問題でそう見えるって感じだった。まぁ、普通の小学1年生。

 受け答えや運動方法を見ても発達障害系の可能性もなさそう。

 学校の身体測定か体力測定?的なものの時に先生から指摘を受けたらしいが、まぁ、整形外科の先生が仰る通り今特に何かすべきことはない。

 で、どうしても改善させたいなら…って話で、「腹筋を使って姿勢を良くすること」って話をして、ただ、子どもなので意識的に腹筋を使わせるのは難しい。今やっているサッカーや水泳をもっと上手になりたいとか、成績を上げたいとか、本人主体の目標が出た時に、動作時に腹筋を使うアドバイスをしてあげてはどうか?また、宿題をやる時に、本人のストレスにならない程度で猫背を指摘する程度で良いんじゃないか?とお伝えした。

 子どもの場合、自分の姿勢に問題意識を持っていない。だから、課題に対して問題を感じていない限り意識的な改善は不可能。それを親の想いだけで、無理矢理やらすのは違うと思うよと。

それでも親は気になる

 「問題ないよ。もし、来年九九ができなかったらもう一度相談して下さい。あるいは本人が本気でサッカーのプロを目指すっていうなら相談して下さい。」

 これがボクがご両親にお伝えした最後の言葉である。

 九九ができないというのは、学習障害の可能性が無きにしもあらずなので、専門機関をご紹介することができる。本気でサッカーのプロを目指すならトレーナー業をしてあげられる。

 ボクのしてあげられる事なんてその程度だ。

 整形外科の先生も恐らくチャチャッと見て、はい大丈夫!的な感じでしっかりお話を聞いてくれなかったのかもしれない。だとしたら、やはり親の不安を消えない。

 しっかりとお話を聞いてあげるだけで、親は少し安心する。このちょっとした安心を提供できる場所って必要だなぁと感じた。

おわりに

 取り敢えず、整体サロンの方に『発達相談』というメニューを作ろうと思うが、今日のお客様なんて京都府の綾部市(山奥)からお越しになられた。恐らくうちで相談を受けた時間の倍の時間を使って来られたと思う。しかも平日だから子どもに学校休ませてると思うよ。

 小学校に上がったお子さんの事について悩み相談を受けられるのは学校の先生やお医者さんだと思うけど、やっぱり各学校に一人スクールOTいるよなぁ…って感じた。

 各学校に一人と言わずとも、一定区域に一人、巡回できる専門家がいるだけで、親の心配ってのは随分少なくなると思う。

 こういう事まで手を付けると、もうボクの頭も手もいっぱいになっちゃうので、どこまでできるか分からないけど、作業療法士だからできる子育て支援の一つかなぁと。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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