卒後教育

ジェネラリスト療法士として頭角を出すには時間かかる件

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 ボクは『予防』という分野と『小児』という分野で活動しているわけだけど、それだけでジェネラリストを目指すとはおこがましい話だ。

 それでも、特に『子どもたちの笑顔の為に』という一つの目標に対して多岐に渡って関わっていきたいと思っているので、その点ではジェネラリストかもしれない。

 で、ジェネラリストを目指すと時間がかかってしゃーないって感じたので、シェアしようと思う。

スペシャリストになるには勉強の幅が限られる

 必要な勉強量が変わるわけではない。スペシャリストを目指すにも、ジェネラリストを目指すにも同等の勉強量(経験も含む)が必要だろう。

 ただ、勉強の効率が圧倒的に変わる。

 スペシャリストは一つの専門的な内容だけを勉強して極めればいいわけだから、勉強は効率的に進む。本を読んでも読むスピードが変わるはずだ。

 しかし、様々な分野勉強しようと思うと時間がかかって仕方ない。比較的読書スピードは早い方だけど、やはり初めて触れる内容については時間がかかってしまう。

 今も同時並行的に、『遊び』『少年犯罪者支援』『子育て支援』などに加えて『呼吸』や『治療手技』についても勉強しているので頭パンクしそう。笑

 何でも初めてのことを勉強しようとすると車輪が回り始まるまでに時間がかかるからどうしても効率が悪くなる。しかし、それを一つに絞ることもボクにはできないから仕方ない。

 最低でも業界の一人者として認められるには10年位の時間が必要だと覚悟した。

専門作業療法士認定過程の過酷さにも納得

 こういう事を考えると専門作業療法士の認定要件において10年以上の臨床経験ってのは分かる気がする。

 専門理学療法士はわからないけど、専門作業療法士は『専門』と言えどもそれを広く捉えている。ちなみに、ボクが目指す専門は『特別支援教育』という分野になるんだけれども、これは多岐に渡る広い概念であり、決してスペシャリスト養成のカリキュラムではない。

 また、臨床・研究・教育・社会貢献とそれぞれの分野での実績が必要。

 こりゃもう、完全にジェネラリストですよ。もちろん臨床に特化していたら研究テーマは山程あるだろうし、経験を伝えるという意味において教育に携わることもあるだろう。

 何とか頼むわぁ…って言われて社会貢献に携わることもある。でも、それらを要件とされたら…。

 もはや専門作業療法士は目指すものではなく、臨床を頑張って、頑張って、頑張った結果行き着く所だなって思う。

おわりに

 石の上にも三年。ローマは一日にして成らず。

 これらの言葉がずっしりのしかかる。それくらい、物事に精通しようと思ったら時間がかかる。

 義務では無理。

 好奇心の赴くままに仕事していないと辿りつけないよね。

 その点、スペシャリストになるにはもう少しハードルが狭い。例えば特別支援教育の中でも『自閉症スペクトラム児に対する作業療法』とかを極めていけば良いから効率的。自閉症ならこの人!みたいなブランディングをするのも比較的短期間でできるだろう。

 ボクは興味の幅が広いから、色んな事を学べて楽しいけど、その道のプロみたいになるのは決して楽じゃない。

 まぁ、だから10年くらいかけてじっくり、コツコツ代わりの利かない自分になろうかなぁと思う次第。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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