雑記

リハビリテーションの歴史を学ぶ事で今すべき事が見えてくる

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 温故知新とはよく言ったもので、歴史を学ぶことで今のボク達がどのような努力の上に成り立っているかがよく分かるし、その上でこれからどうしていくべきか?が良く分かる。

 何でもそうだと思うけど、歴史を学ぶというのは非常に重要だと思う。

 今回はリハビリテーションの歴史を学ぶことで見えてくる、今すべきことについて考えてみたいと思う。

リハビリテーションの歴史とは?

 リハビリテーションに限らず、医療の起源を辿ると必ずどの分野もヒポクラテスに起源がある。その後産業革命や第一次世界大戦時にリハビリテーションの形が作られていく。

 日本においては理学・作業療法士法が制定されて50年だが、リハビリテーションの原型を辿ると約100年前、大正デモクラシーの頃から始まっている。

 詳しいリハビリテーションの歴史については上田先生の著書を参照してほしい。

 リハビリテーションの始まり、特に療育領域においてはご尽力された高木先生について書かれた書籍も併せて読んでおくと良いかも。

 また、根本から理解するには世界の歴史そのものから学ぶべきなのだが、今はネットなどでもサラッとは学べるのでまずはググってみると良いかもしれない。

歴史から学ぶ!今、療法士がすべきこと

 リハビリテーションの歴史を俯瞰してみると、今すべきことについて何となく分かってくる。

 ボクは今何をすべきか。

 ここからは、ボクが作業療法士で、且つ小児領域で働いているということがあって、偏りが生じていることをご了承願いたい。でも、歴史を振り返るときっと個々にとって今、必要なことが見えてくると思うよ。

 ボクにとってのテーマは『子育て支援』である。

 子どもの笑顔が奪われるタイミングで、リハビリテーションの歴史は発展してきているし、子どもにしわ寄せが起こっているタイミングで発展している。

 しかし、子どもは守られる立場になく、笑顔が奪われていった歴史だとボクは解釈している。

 子どもの権利条約が日本でも批准され、インクルーシブ教育など盛んに取り組まれている。これらはそういう歴史の上でようやく辿り着いた結果である。ボク達は今後、それを更に発展させていかなければならない。

 子どもの存在を包括的に捉えて、様々な視点から子育て支援をしていく必要がある。

 昨日のブログで書いたけど、犯罪少年に対する支援もその一環だと思う。

参考エントリー:犯罪少年達の支援も作業療法士の役割だと思うから何かしたい

 日本の現状を鑑みても、少子化の中、一人でも多くの優良納税者を育てる必要が社会の問題として存在している。

 ボク達の職能を活かして、障害の有無に関係なく子育て支援を行っていくことは、非常に重要なテーマだとボクは考えている。

おわりに

 日本の歴史を振り返っても、男尊女卑の時代が長く続いていた。

 女性の活躍とか、女性登用なんて言葉が流行ったり、セクハラに対して厳しくなったのはつい最近のことである。

 「女性の活躍」って言っている時点で本当は男女差別が起こっているのだけど。

 それくらい男性と女性には差があり、女性は家を守るという価値観が根強く残っている。子育ては女性の仕事であると。

 しかし、女性の社会進出に伴い子育てを女性だけに任せるには少々厳しい時代になってきている。もちろん、男性の手助け、家族の手助けというのは必須だけど、ボクは社会の手助けが必要な時代なんじゃないかなと思う。

 バブルの時代であれば、GDPを落とさずに子育てもできたかもしれないが、今の時代では無理だ。男性も女性も働きながら子育てができる支援態勢を整える事が急務である。

 待機児童問題もその一つだが、あくまで日本が抱える子育て支援に関する問題全体から考えると氷山の一角だろう。

 作業療法士として、その問題に切り込む事がボクのライフワークになっていくんだろうなぁ…なんて感じている今日このごろだ。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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