雑記

犯罪少年達の支援も作業療法士の役割だと思うから何かしたい

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 今月、無事訪問看護ステーションが開業した。

 で、まだお客様がいらっしゃらないので、それをどうにかしないといけないってのはあるんだけど、それはボクだけでどうこうできる問題でもないので気長に営業活動を続けようと思っている。

 そして、ボクは経営者だから行き詰まったらどうするか?を既に考えているのだけれど、もちろん発展的に今後どうするか?も考えている。

 ありきたりだけど放課後等デイサービスなんかをやるか?別の道を探すか?なんだけど、基本的には地域の『子どもたちを笑顔に』するためにというのが理念にあるので、どうやって子ども達に貢献するか?どうやって子ども達を笑顔にする女性に貢献するか?をベースに考えている。

 そしてふとしたきっかけで考えたのが『犯罪少年』への支援である。

 今回は犯罪少年に対して作業療法士が何で貢献できるか?について考えてみたのでシェアしたいと思う。

犯罪・非行は作業の喪失・障害により生まれているのではないか?

 例えば全ての殺人において何らかの精神的に異常な状態が起こっていると言われても誰も不思議はないだろう。

 責任能力云々はその殺人の前後においても精神状態が異常な状態にあったかどうか?が焦点になるわけで、正常な精神状態で人を殺したりできるはずはない。

 つまり、人より少し精神的に弱かったり、あるいは人よりも過度にストレスがあったとしたら、より殺人モードになりやすい可能性はある。

 その辺の詳しい内容については専門の書籍を読んだほうが良いと思うが、何かしら精神的に異常な状態があるというのはご同意頂けるのではないだろうか。

 そして子どもの場合、その「犯罪を起こしやすい状態」に「発育環境」などが大きく関わっている可能性がある。

 例えば聞いた話だけど、少年院に居る子どもたちは手先が不器用である率が高いと聞いたことがある。つまり、手の発達に遅れがある状況だ。

 健常な子どもの場合、普通の教育を受けていれば、ある程度器用になる。あまりにも不器用だったとしたら最近だったら受診を進められるだろう。恐らく劣悪な育児環境で育てられたからそういう事になるだろう。

 闇金ウシジマくんなんか見ていても、真っ当な仕事についていない人が、食べ方が汚いとかスプーンや箸の持ち方が汚いなんて事も描かれていて「あ〜、そういう事もあるやろうなぁ」って感じ。

 だから器質的に知的障害や広汎性発達障害(便宜上、この名称を使わせてもらう)という診断がされていなかったとしても、環境要因で発達に障害を起こすことは往々にある。そして、ボク達はそういう作られた障害にも立ち向かえるはずである。

犯罪少年の多くは作業を喪失しているのではないか?

 器質的な問題があり障害がある子どもの場合、もしかしたら本人にとって意味のある活動というものが獲得されていないまま育つという可能性はある。しかし、器質的に問題はなく環境要因で発達に問題が起こっているケースの多くで『作業の喪失』が起こっているのではないかと考えられる。

 子どもの頃は夢も大きく、あれもやりたいし、これもやりたい。自分に限界など決めず、ただただ楽しいことを探していた。それがいつの間にか、自分に制約を設け、「現実を見る」なんてさもありそうな言葉に従い、自分の限界を勝手に自分で作ってしまう。

 ただ、犯罪少年達はそもそも「夢」なんてものが持てなかったのではないだろうか。

 あるいは、持っていたけどそれを早々に失わざるを得ない環境に置かれたのではないだろうか。

 例えば、ある程度物事を考えられる年になったら誰もが「将来」を考えるし、「因果関係」を考えるようになる。犯罪少年達はそのことが理解できていない。いや、考えていない。思考停止状態なのだ。

 少年院に入ったから将来真っ暗か?と言われれば、いや人生はどこからでもやり直せる!と言うし、支援者はその思いで取り組んでいるだろう。

 しかし、じゃあ将来の為に、若い内に苦労を買う為に犯罪を起こして少年院にわざわざ入るべきか?と言われれば答えはNOだ。

 少年院に入っても人生はやり直せるが、やり直す必要のない人生の方が良いということは誰でも分かっている。そして、少年院に入る子どもたちは、その誰でも考えれば分かることを考えていない。だから、犯罪を起こしてしまえるのだ。

 作業を獲得、遂行し、満足を得るには色んな事を考える必要があるし、集中する必要がある。それを可能にするのが育児だし教育だ。

 ボク達の関わりにより、それを再度獲得していくことは可能だと思う。刑務官ではなく作業療法士だからできることがあるはずなのだ。

おわりに

 ボクは少年犯罪の現状を知らないし、少年院に収容されている子ども達とも会ったことはない。

 犯罪の裏にどのような心理が働いていて、全ての犯罪者に支援が必要だとも思わない。

 だけど、もしかして今回ボクが考えたような内容で犯罪を起こしてしまった子ども達が刑期を終え、社会復帰の為に頑張るのであればボクはそれを手伝いたいと思う。

 「子どもと関わる支援者」の共通のあるべき目標とは、子どもを有能な納税者にすることだ。少子化の中一人でも多くの子ども達が高額納税者になってもらうことは国家を守ることにも通ずる。

 だから本来はもっと子ども達の為に投資されるべきお金が現状はそうなっていない。

 しかしだからこそ、支援者が子ども達を納税者に育てる意識を持って関わる必要がある。

 作業療法士として、ボクにもできることがあるなら関わっていきたいなぁと次の展開を考えている次第。

 ってこで、まずは現状を知るために本を読んで見学行こうと思っているとこ。ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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