予防医学

予防作業療法の方法論!こうやって人の将来の幸せを保証する

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 ボクは整体院ではクライアントにとっての介護予防事業を行っていると考えている。

 クライアントに提供している「見た目上の」サービスはストレッチと筋トレ。そして即時的な姿勢の変化を提供している。

 でも、ボクが実際提供しているのは「作業」の探索だ。

 これこそ、作業療法士が予防に関わる上で一番重要なことなのでシェアしたいと思う。

作業療法士は作業を用いて治療するか?

 作業療法士は作業を用いて治療する。これには間違いはない。だが、間違った捉え方をされているケースが多い。

 作業を用いるとは、別に無闇矢鱈に手工芸を提供することではないし、ADL訓練を行うわけではない。

 ぶっちゃけ、ADLまで含めてPTの仕事なんじゃね?って思う。

 作業療法士は作業を用いるのであって、諸活動を用いるのではない。

 作業を用いるとは、その作業を提供するという方法だけではなく、その作業を獲得するため、あるいは充実させるために働きかけるその全般を指すと言える。

 そして、それを形にしたのが生活行為向上マネジメントだろう。

 生活行為向上マネジメントの講習では、その辺の一番説明しないといけない部分についての解説が殆どなく方法論の講義に時間が割かれている。ま、その方法論についても莫大な量だから仕方ない。

 そもそも作業を用いるをはき違えていては、予防に応用などもできない。

予防作業療法とは?

 予防作業療法を考える上では3つの原則を忘れてはいけない。

  1. 一時的予防:未然に防ぐ
  2. 二次的予防:早期発見、早期治療
  3. 三次的予防:重症化、二次障害を防ぐ

 だから、病院や施設に努めていても予防作業療法も事実上実践しているということだ。

 ただ、今回ボクがお伝えしたい予防作業療法は狭義の予防で、一時的予防に焦点化した予防作業療法である。

予防作業療法のあり方

 特に現代人の作業は非常に危うい状況にある。

 バランスが取れておらず極端に偏っているケースがあったり、それぞれが希薄だったり。これは整体の現場において、数多く感じることだ。

 そして、それはボクも同じ。今ボクから仕事を奪ったら、幸福度が激減し、生きる意味がなくなる。

 機能障害や活動制限は特に無いにも関わらず作業機能障害が存在している状態だ。

 だから、ボクはクライアントにストレッチを施しながら、作業を見つける手伝いをして、作業遂行度合いを上げ、満足度を上げる手伝いをしている。

 既に作業があるクライアントに関しては、そのバランスを調整したり、満足度を上げる手伝いをしている。

 予防作業療法とは、作業機能障害を起こしうる何かしらのアクティベートイベントが起こる前に強固な作業の土台作りをしておくことこそ予防作業療法である。

おわりに

 作業の土台作りのためには自分自身を知る必要があるし、自分の興味・関心に目を向け、そのために時間を確保し実行しなくてはならない。

 作業を実践するというのは中々ハードルの高いことなのだ。

 でも、本当の幸福だったり、健康を求めるのであれば自分の作業に目を向けて取り組むべきだろう。作業療法士だったらその重要性をわかっているだろうけど、一般の人はないがしろにしがちだ。

 そのような状況で機能障害を持ってしまったら作業療法を行うのに非常に困難を極めるだろう。

 まずは作業の土台作りを!これを合言葉に普段の生活を送ってほしいと思う。

 ってことで、今回はここまで。

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