医療・介護・福祉

理学・作業療法士が「連携」する為のルール作りについて

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 昨日は大阪市北ブロックの研修に出た。地域包括ケアシステムについてのお話は3回目なので随分理解が進んだ。

 厚生労働省から出されている資料を確認すればある程度は理解できるのだけど、その資料は基本的にパワーポイントによるものだから解説がない。

 研修会に出て解説を受けるとかなり理解が進む。

 さて、本日は昨日の研修で出た『連携』について書こうと思う。

連携の基本

 そもそも連携の基本とは何か。ググってみると以下のように書かれていた。

同じ目的で何事かをしようとするものが、連絡をとり合ってそれを行うこと。

 おぉ、そのまんまボク達が求める連携がこれだろう。

 でね、同じ目的ってのはここではクライアントのことだ。クライアントの人生が豊かになるための支援をする関係者が連絡を取り合ってそれを行うこと。

連絡とは?

 連絡とは思いやりである。

 「相手を思いやること」を動機に起こる行動だという解釈だ。

 相手を思いやっていたらできること。思いやっていなかったらできないもの。

 ここでいう「相手」とはクライアントのことであり、他職種、他事業所のことだろう。その人達の事を思ってたら自然とできるのが連絡だ。

連携の為のルール作り

 しかし、この世知辛い世の中思いやりが欠けまくっている。

 連絡がマジで少ない。あ、これ愚痴ね。笑

 連絡はほんとに大事。でも、思いやりが欠けた世の中で実践していこうと思うとやはりルールが必要となる。

 そ、思いやりさえあったらルールなんていらないのよ。ほんとはね。譲り合えば交通ルールは必要ないし、並んで下さいって言わなくても並ぶ。殺してはいけません、暴行してはいけませんって言わなくても殺さないし殴らない。思いやりが欠如した結果ルールがしかれた。

 だから、地域連携、他職種連携においてもルール作りが必要になるだろう。

 地域ごとでルールを作ってそれを実行する。ルールに則れば自然に連携ができる。そういうシステムが重要である。

ルール作りのポイント

 医療保険も介護保険もパンク寸前である。何故か?ルールが失敗作だからだ。

 何故失敗作と言えるか?

 それは健康保険法、介護保険法に重大な機能が2つ欠如しているからだ。

 ルールがルールとして機能するためには『罰』と『監視』が重要である。

 医療保険にしても介護保険にしても、国民の努力や支え合いが必要という旨が明記されている。それ有りきで成り立つルールということだ。

 しかし、もちろん保険料の納付という形で協力はしているものの健康やら介護予防って内容に関して自助努力が欠如している。

 これらを取り締まる『罰』がなければルールは機能しない。

 人を殺したら厳重注意。だったら殺人増えますよ。思いやりが欠如してるんだから。

 しかし、罰の存在だけではルールは守られない。何故か?

 例えば、あなたは罰則のあるルール違反を一つくらいは犯したことがあるだろう。目新しい内容でいうと昨年改正された道路交通法では自転車の逆走、一時停止無視、携帯や傘を含む荷物を持ちながらの運転などなどのルール違反を二度起こしたら有料の講習を受けなければならない。実質的な罰である。

 だけど、現状このようなルール違反は横行している。何故か?『監視』システムがゆるいからだ。防犯カメラの台数が足りなさすぎるから当然だ。

 これ車の信号無視やスピード違反も同じだよね。ねずみ取りにかからなければルール無視してもいいというモラルの無い人間が多いからルールは破綻して、そして事故が起こる。

 ボクは医療保険も介護保険に関しても罰則を作った方がいいという持論を持っているが、地域連携は言わずもがなクライアントの為において必須の業務なのだからルール化して守らなかった時の罰則を規定し、ルールが守られているかどうかの監視をしなければならない。

 指示書や報告書にはそういうルールがあるだから連携においてもそうすればいいよね。

おわりに

 ほんと、ルールが必須な世の中になって生きづらい。

 専門職なんだから、その専門性においてはルールなんてなくてもやることやってほしいもんだよね。

 でも、人は楽な方に流されるし、怠慢になるし、思考停止になりやすい。それは人間の本質だから仕方ない。

 ルールを受け入れざるを得ないのが人間なのだ。自制でき、他人を思いやれる人間が増えればルールなど過去の残骸になるのだろうが、もはやそのような世界はやってこないだろう。

 こうやってルール作りがどんどん遂行されたお陰で日本における凶悪犯罪、少年犯罪は激減し、日本の監視システム(警察など)のおかげでルール違反についても厳しく取り締まられている。

 そのお陰でボク達は安心・安全な生活を送ることができている。

 ボク達が安心・安全な医療・介護・福祉を提供するためには連携の為のルールづくりが必須だと言えるだろう。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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