訪問看護・リハ

小児訪問看護・リハの必要性についてまとめた資料を大公開!

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 本日はプレゼント。

 まぁ、プレゼントってほどでもないけどシェアします。

 ボクが事業計画を作るにあたり、小児の訪問看護やリハがどのくらい必要とされているか?についてをまとめた資料だ。

 これがこのまま、お金を出すか出さないか?の判断に繋がるから恐ろしい。苦笑

 ってことで、訪問看護をこれから立ち上げようとしている人や、小児の訪問看護やリハに携わろうとしている人、実際に携わっている人には有益な資料になると思うので、宜しければどうぞ。

小児訪問看護の必要性

医療ケア児を取り巻く現状

 現状、少子高齢と言われているにも関わらず医療的ケアを必要とする子どもは増えている。

 早産児、低出生体重児が医療の発展に伴い助かるようになった事が理由の一つである。医療の発展により助かる命が増えたのは喜ばしいことなのだが、その後の支援をする機関が必要となる。

 医療的ケア児という明確な定義は存在していないが、広義には医療ケアが必要な子ども、特に重度の子どもを指す場合が多い。

 医療的ケア児の増加に伴い、NICU満床というのが状態化している。理由としては、重症心身障害児施設も満床なため退院後の受入先も少なく、様々な理由での帰宅困難状態であるためである。数年前にはハイリスク出産が予定される妊婦をどこも受け入れられず救急車の中で亡くなるという不幸も起こった。

 その後、政府も改善を図ろうと動いており、退院後在宅生活を送る子どもも増えた。それに伴って訪問看護の需要が急激に伸びている。

 しかしながら、小児は難しい…、対応できるスタッフがいないなどの理由から小児を受け入れられるステーションが少ないのが現状だ。

小児訪問看護・リハに求められている事

 病院や施設で行われる医療的なケアやリハに関しては在宅においても同様に求められるのは当然である。

 しかし、在宅ならではの必要性もある。

 一つ目は母様の支援だ。ただでさえ生まれたての子どもを育てるのは大変だ。これは子育てを経験した人なら誰でも分かるだろうが、本当に大変。眠れないし、自分の時間なって全く取れない。しかも子どもに医療的なケアが必要となると母親は更に大変な状況に追い込まれ疲弊する。

 ボク達はそんなお母様方の救いの手になる必要がある。

 もちろん、母親以外の家族の協力を促したり、家族関係が円満である為の支援も行うべきだろう。

 重度の子どもが変形を強める3つのタイミングをご存知だろうか。

  1. 入院時
  2. 成長期
  3. 夫婦が不仲な時

 入院時というのは医療的なケアがより強固になり、姿勢ケアが二の次になることから変形が強まりやすい。成長期は骨に変化が起こるタイミングなので、その時の姿勢の状態によって変形が起こりやすくなる。そして、夫婦の不仲というのを子どもは敏感に感じ取り変形を強める事があるのだ。

 変形は子どものQOLを著しく下げる要因であり、限りなく排除すべきものだというのは親も専門職も共通の認識だが、夫婦仲が悪い事が変形の原因になるなど誰も想像しておらず、子どもの為にも家族関係は円満であって欲しい。

 その為にもお父さんの協力は欠かせないし、兄弟児の心理面への配慮も欠かせないだろう。兄弟児にお母さんを独り占めさせてあげる時間を作ることも重要だ。

医療的ケア児以外にも小児訪問看護の必要性は増えている

 求められているサービスは何も医療的ケア児だけではない。

 自閉症スペクトラム児、LD、ADHDの子どもも医療的なケアが必要な子どもと同様に増えている。

 現在、地域の保健センターを回って保健師さんから色々お話を伺っているが、この手のお子様が増えている現状、対策の手段が少ないなど解決策がなく大変な思いをされていた。

 発達支援サービス、放課後等デイサービスは増えているが、看護師・リハ専門職が在籍している事業所は少なく、預かるだけが目的になっていて、発達を促すという本来あるべき姿ではないのが現状だ。

 そんな中、ご家庭で直接支援できるのが訪問看護・リハだ。宿題のお手伝いや、体育の練習、身の回りの事の練習などを実際の環境で行えるというのはメリットである

子どもを取り巻く問題はそれだけじゃない

 医療的ケア児、自閉症スペクトラム児以外にも虐待児や青少年精神障害、がんの子ども達の在宅支援もボク達に求められている役割だろう。

 資料には載せていないが、最近では少年院や学級崩壊している学校などの支援も何かしらの形でできないか?と考えている。

 医療的ケア児のQOL向上を目指した関わりだけでなく、より軽度な子ども達に対しては自立、しいては『如何にして納税者へと成長させるか?』などもテーマになってくるだろう。

おわりに

 最近では小児支援は少しずつではあるが拡充しつつある。しかし、小児専門で対応している事業所は少なく、児童デイサービス等でもサービスの内容が限られていて包括的な小児サービスができていないのが現状だろう。

 当ステーションでは、このような「痒いところに手が届かない」現状を、どのような子どもたちも快適に暮らせる地域をまずは大阪に作るということを目的に動いている。

 これを読んだ人の中から日本中に仲間が増える事を願っている。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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