訪問看護・リハ

訪問看護ステーション経営が上手くいく理念とクレド作り

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 来週からようやく弊社訪問看護ステーションが開業する。そして、その大詰めの作業として、クレド作りを行っている。

 訪問看護ステーション経営に限らず、社会に求められるビジョナリー・カンパニーを作るためには理念ベースの経営を行わなければならないし、クレドがあるとやりやすい。

 これは経営者だけでなく、管理職に当たる人にもマネジメントを上手く行おうと思えば同様だ。

参考エントリー:管理職理学・作業療法士に求められる資質とその学び方

 で、そのクレド作りが形になったので、その方法について書きたいと思う。

クレドとは?

 クレドとは、信条のことである。自分の行動のベースとなるもの。

 詳しくは専門の書籍等を読んでみて。

クレドの構成

 別に決まっているわけではないけど、ボクが作ったクレドの構成を紹介する。

  1. 理念
  2. ミッション・ビジョン・ゴール
  3. 行動指針

 以下、個別に詳細を解説する。

1.理念の作り方

 弊社の理念は『女性が輝ける社会を創造し、子ども達の笑顔に貢献します。』である。

 これこそが弊社が存在する目的であり、ボクが存在する目的でもある。経営理念とは、創業者自身の理念でもある。

 理念の条件は以下の3つ。

  • 不変
  • 絶対
  • 万能

 創業時から変わらないもの。それが理念である。創業時から継ぎ足し使っているソースも味は変わる。ってか変わらなければどこかのタイミングで客足は途切れる。

 サービスは変わらなければいけないが、理念は変わってはいけない。理念が変わるということは会社が変わるということ。別会社を作るという意味だ。

 その法人が存在する目的こそ、理念であり絶対変わるはずもなく、変わることなどありえないものだ。

 そして、理念は絶対だ。理念を破ることは許されないし、理念に背く行為は憲法や法律に背くのと同等の罪である。従業員にとっての戒律的なものだ。

 理念は万能でなければならない。従業員が起こす行動全てに適応される必要がある。理念をベースに考え行動した結果間違いが起こってはいけないし、理念をベースに行動していて間違いが起こるはずもない。

 これら3つの条件が当てはまるのが理念であり、その理念とは会社が存在する意味そのものだ。

 弊社の理念には、今までの男性優位の社会のあり方を変え、女性が活躍できる社会を作り、その結果子どもの笑顔が増えていって欲しい、未来の子どもたちにより良い社会を継承したいという意味があります。

2.Missio、Vision、Goalの作り方

 Mission、Vision、Goal、これらは全て『目標』と言うことができる。しかし、同じ目標でも色々意味合いが違っている。

 色々使い分けられるようだけど、以下はボクの解説。

  • Mission:使命(永遠に追い続ける目標)
  • Vision:方向性(北極星のように目指すべき地点と方向を示す目標)
  • Goal:目標(事業で達成すべき具体的目標)

 『理念の上で行動する』という会社の最大の目的の先に得られるものがMissionだとボクは捉えている。

 社長が生きている間に達成できることも無い途方もない目標かもしれないけど、それを目的にして仕事していく糧となるもの。

 弊社のMissionは『子どもたちの笑顔の連鎖を世界に広げる』である。日本では考えられない理由で笑顔が奪われている子ども達が世界には沢山いる。我が国においても子どもの貧困や、虐待など笑顔が奪われる出来事が増えている。未来を考えると、良くなっていく気配が感じられない。

 弊社ではこの悪循環を断ち切り、笑顔の連鎖を世界に広げることをMissionとしている。

 次にVisionだ。Visionは『北』の目印となる北極星のように、自分たちが進むべき方向性を示すもの。

 弊社のVisionは『女性の女性による女性の為の会社』だ。女性の女性による女性の為のサービスを実践し続ける会社を目指している。

 1つ1つ、それは女性の為か?最終的に子どもの笑顔に繋がるか?を常に念頭に置き行動する為の目標といえる。

 そして最後にGoal。Goalは具体的な目標で数年〜数十年内に達成可能な目標で、計測可能でなければならない。

 弊社のGoalは『日本一の訪問看護ステーションを作る』である。

 弊社のステーションは、障がいを持つ子どもの支援は当然ながら、そのお母様方の支援を行うことを目的にしている。

 そのステーションが例えば売上で日本一になったとしたら、多くの女性支援になるし、直接的にも間接的にも子どもの笑顔に繋がることになる。

 このように、それぞれが繋がっており、会社が行動した結果得られる者、行動する方向、具体的な結果を明確にするのが、この目標設定である。

3.行動指針の作り方

 理念の上で行動し、各目標を目指して動くというのは重要な事だが、少し抽象度の高い表現になりがちだ。

 当然である。会社ってのは小さな目標を存在価値としていないからだ。

 行動指針は現場で使える具体的な指針でなければならない。そして、併せてそれら行動を起こしていれば自ずと目標達成に繋がるという内容でなければならない。

 会社とは、それを構成する社員によって結果がもたらされる。つまり、行動指針は社員各々の行動を見直すものでなければならない。

 ノルマやルールが無くても、社員が勝手に考えて動ける内容であることが条件だ。

 そして、以下の7項目が弊社の行動指針。

  1. 私は成功とは、成幸だと捉えて目標を達成するため行動します。
  2. 私は成長の為に素直に受け入れます。
  3. 私は自分らしさを活かし、自己重要感を感じられる行動を心掛けます。
  4. 自分や自社の利益ではなく、社会貢献に繋がる行動を心がけます。
  5. 私はチームの一員であるという誇りを持ち、モラルを持った行動をします。
  6. 愛のある温かな「笑顔」「挨拶」「ありがとう」を心掛け、温かい雰囲気を作ります。
  7. 「報告」「連絡」「相談」で情報共有をスピーディーに行い、目標を達成します。

 まだまだ抽象的な内容になっているが、これを浸透させるためのミーティングは十分必要だと考えている。

おわりに

 ビジョナリー・カンパニーという言葉をご存知だろうか。

 ビジョナリー・カンパニーとは、ビジョンのある会社という意味合いで、未来志向の企業、先見的な企業、業界で卓越した企業、同業他社のあいだで広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与えつづけている企業、我々の生活になくてはならない企業などの意味合いを持っている。

 ビジョナリー・カンパニーを作ろうと思えば、所属する社員一人一人が同じ方向を向き、同じ目的を共有して行動する必要がある。

 そして、その為にはまず同じ目的を持った人間が集まる必要があるし、その同じ目的を持った人間たちに、同じ目標を共有して同じ行動を取ってもらう必要がある。

 その為にクレドが重要な役割を果たす。

 ボクはクレドを用いて、理念を体現する会社を作っていきたいと思っている。

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