雑記

理学療法と作業療法の違いとは?作業療法の専門性を活かす事

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 整体院での介入を続けていたり、PNFの研修へ行くと作業療法士の専門性について改めて考えるようになる。

 先日、大阪府作業療法学会の演題登録したが不採択だった。これはもちろん、自分の未熟さ故だと理解しているが、やはり業界の中では理解され難い内容だと思っている。

 だが、ボク自身は自分のアイデンティティをしっかりと作業療法士だと捉えているし、ボクより作業療法士らしい人間なんていないと思っている。まぁだからあえて整体院を開業したし、PNFの研修へも行く。

 ボクは典型的な作業療法士だから、元々機能構造レベルの評価と治療が苦手だし、動作分析なども苦手だった。それを克服するためには、そこを徹底的に練習できる環境に身をおくことだと思っている。

 理学療法と作業療法の違いから、作業療法士の専門性とは何か?最強の作業療法士(この表現が正しいかどうかわからんが…)とはどんな作業療法士か?について再考したので紹介したい。

理学療法と作業療法の違いとは?

 今まであまり作業療法士としての自分と、理学療法士の違いについてあまり深く考えたことはなかった。

 口八丁手八丁で生きてきているボクだからお客様や患者様から聞かれた時には模範解答で応えることはできる。

 でも、ボクが明確に自身の仕事を作業療法だと言い切れる明確な根拠もないのが現状だった。

 最近になって、京極真先生のブログにて『歴史で理解する作業療法と理学療法の違い』というエントリーを読んでようやく理解が深まったと思う。(※最近だと思っていたが昨年末のエントリーで時の経つのが早くて驚いた)

 京極先生のブログに書かれていた内容をまとめると以下のようになる。

作業療法 理学療法
専門領域として立ち上げた職種 建築士、芸術家、ソーシャルワーカー、教師、医師、看護師、哲学者たちの学際系チーム 医師、看護師などの医療系チーム
アイデアの起源 教育、哲学、道徳療法、社会運動など。 物理医学など。
対象 主に精神障害者だったが、身体障害、発達障害にも応用される。 身体障害者。
主たる技術 障害をもった人が有意義な時間を過ごせるように支援する。 電気治療、運動療法、物理療法、徒手療法などの方法で治療する。

 京極先生の解説は非常に分かりやすい。しかし、その中にも分かりにくい部分がある。特にボクのような人間には…

問題は主たる技術

 起源や対象、アイデアなどはとても良くわかる。

 だが、問題になるのは主たる技術である。作業療法士はクライアントが有意義な時間を過ごせる用に支援するわけだけど、その手法となるべき徒手療法も理学療法の主たる技術として挙げられている。

 これらを考えると、理学療法と作業療法の主たる技術の違いとは、目的の違いとして捉えることができるのではないだろうか。

問題は作業療法士が理学療法っぽいことをしている事か?

 現状のボクの働き方しかり、過去振り返っても作業療法士は理学療法士的な働き方をしているという問題が挙げられていた。

 しかしボクの意見としては、現状理学療法士が作業療法士に似てきている・寄ってきていると考えている。

 理学療法士は難しいことを考えず機能構造レベルの問題を解決してくれれば良いんじゃないのかな?活動と参加に関してはOTが面倒見るから、理学療法士はとことん機能構造レベルの問題を解決してくださればボク達はそれを活かして活動と参加を支援する。

 よく作業療法士が機能構造レベルに手を出しすぎて理学療法士っぽいことをしていると言われたりするが、それは理学療法士が自身の役割を果たしていないということではないだろうか。

 作業療法士の専門性とは治療に作業を用いることではない。クライアントの時間をより良いものにするために何らかの方法を用いることであるとボクは考えている。

 だから、整体サロンでのストレッチや筋トレも作業療法だとボクは自信をもって取り組んでいる。

 ボクはブログの中で作業療法士も歩行を知れとか、動作分析の能力を上げるべきとか言ってるけど、それは理学療法士が作業療法士にその領域に踏み込ませないレベルで頑張ってくれればそれで良いんじゃない?って思う。

 作業療法士にADLやその他の活動について意識させれば良い。

 例えばトイレ自立できない理由を作業療法士が分析して、それに足りない機能を理学療法士がアプローチする。そんな役割分担ができていれば、こんなしょうもないこと考えなくても良いよね。

おわりに

 こんな感じでね。

 理学療法士と作業療法士の専門性の違いは、作業療法士が理学療法士的な仕事をメインにやり始めたことにもあるが、理学療法士が作業療法士的な仕事をやり始めたことに起因するとボクは思っている。

 だから、理学療法士はもっと機能面に拘れよって思う。

 作業療法士はもっと理学療法士に機能面に対して頼れよって思う。

 地域で、どちらかしかいない職種はどちらも兼務すべきだが、どちらの職種も職場にいるなら分業すべきだよね。

 この分業をするポイントが今回のエントリーである。まぁ、参考にして頂ければ幸いだ。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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