起業・経営

訪問看護やデイサービスのチラシによる集客の方法について

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 デイサービスにしても、訪問看護や訪問介護にしても、結構沢山受け皿が出来てきて、地域差はあれどそろそろ飽和しつつあるのではないだろうか。

 ボクはこれからの時代は専門性に特化した事業所作りというのが重要になると考えている。

参考エントリー:これからの訪問看護ステーション生き残りについての検討

 しかし、現状まだまだ専門性に特化した事業所というのは出てきていないし、専門性を絞るというのも勇気の居ることなので中々難しいと思う。でも、早くからやった者勝ちだと思うので、まずは自身の事業所をどういうコンセプトで作るか、あるいは変えるかについて考えてみて欲しい。

 集客とはその次の話である。

 さて、集客。集客にも色々方法はある。介護保険での訪問看護やデイサービスについてはケアマネさんからの紹介が多いと思うし、信頼されるだけのサービスを提供するというのが重要だ。

 でも立ち上げ。また、ボクのように何のツテも無いところからの集客となると、地道な営業や繋がり作りが重要になる。

 で、まぁ、そんな営業のお供にチラシなりパンフレットなりを持っていく事になるだろう。

 今回は、そんなチラシやパンフレットの作り方について、整体サロンのチラシ集客名人のボクが効率的なチラシ集客について伝授しようと思う。(エッヘン!)

ターゲットを絞る!

 例えばボクであれば、小児専門の訪問看護をするわけで、チラシを読んで欲しい対象は地域の保健師さんだったり、NICUのケースワーカーだったり、何よりお母さんがただったりするわけだ。

 だから、まずしないといけないのは保健師さん向けなのか、ケースワーカー向けなのか、お母さん向けなのかを決めることである。

 もちろん、最終的にはそれぞれに向けたチラシなりパンフレットなりを作るわけだけど、今から作るそのチラシは誰に向けたチラシなのかを明確にするところからはじめなければならない。

好感のもたれるチラシ作り

 まず最初に模範解答のチラシを紹介したい。それは『進研ゼミ』の漫画である。

 あの漫画を読まずに大人になった人は居ないのではないだろうか。そして、進研ゼミをやったかやらなかったかは親の判断に委ねられるが、進研ゼミを受けたいと思った人は結構沢山いるんじゃないかな?

 ああいうチラシは仮に契約に至らなくても好感が持たれて、読まれるチラシとなる。

 あなたはアパレルショップに行った時に一人で見たいタイプ?ボクは絶対一人が良い派で店員には話しかけてほしくない。一人で行くときは基本的にわざわざイヤホンをつける。

 最近はだいぶ鬱陶しい店員さんは減ったけど、未だにゴリゴリ営業タイプの人もいらっしゃる。

 また、ボクのような店をしていると1日1回は電話の営業がかかってくるし、FAXDMがあまりにも鬱陶しいのでFAXはインク切れのまま交換していない。笑

 世の中は広告にあふれている。テレビを見ても、雑誌を見ても、新聞を見ても、ネットを見ても広告、広告、広告の嵐である。まぁ、情報発信メディアの主な収入源が広告費だから仕方がない。世の中がそういう仕組みなのだ。

 つまり、現代人は広告に疲弊しているし、広告に慣れている。だから、よっぽどのことがない限り広告に目が向かない。自分から探して見に行く広告出ないかぎり、ボク達の広告に目が無くことはない。

 広告とはそももそも興味のある人の目だけに止まれば良いのだけど、そこよりも少し効率を上げるためには広告する対象にちょっとだけ『この広告を見て、読んで良かった』と思ってもらえる広告を作ることだ。

 例えば熱中症予防の方法とか、例えば夏の気管切開の管理の仕方とか、何でも良いけど耳寄り情報とか、あるいは地域のイベントの紹介だったり、自社で取り組む無料講演や研修の案内などなど何でも良い。広告の対象が喜ぶ何かを載せることが重要である。

 ってか、自社の案内なんて最後にちょろっとでも良い。大半を広告される人が喜ぶ情報を載せるのだ。ある意味雑誌を作るような感覚に似ているかもしれない。

 ボク達の業界におけるチラシは、対象の方が限られているわけだし法的に表現も制限されているから、数撃ちゃ当たる的思考ではダメ。

 それよりも、広告の対象どのような情報を求めているか?という視点が重要であり、それこそが全てあると言っても過言ではないのだ。

 進研ゼミの話に戻るが、勉強も恋愛(あるいは部活)も上手く行くというストーリーの漫画だったが、子どもには漫画という観点や、勉強と恋愛、勉強と部活という学生の三大興味に焦点を当てたストーリー展開がバッチリハマっている。つまり、中高生の興味の求めている情報(勉強、部活、恋愛)を、求める形(漫画)で提供するという本当にボクの中では最強のチラシだと思う。まぁ、もはやチラシの域は超えていて資金力のないボクには難しいんだけどね…。苦笑

ターゲットに第三の選択肢を与える

 例えば整体サロンのチラシであれば、予約するか、予約しないかの二択で作られたチラシが多い。

 だがそういう作り方をしてしまうと、「予約しない」を選択した人に対して再度アプローチすることが難しい。整体のチラシなど中々冷蔵庫に貼ってもらえるものないし、手帳に挟んでもらえるものではないからだ。

 ここで、「予約するか、予約しないか」の2択に加えて、第三の選択肢があったらどうだろうか?

 その一つが『続きはWebで』である。

 例えば、対象に興味を持たれるようなクイズを掲載しておく。あるいは4コマまんが的なものでも良いだろう。そして、最後に『続きはWebで』である。

 これはテレビCMやSNSでもよく使われる手法であるが、テレビCMなど殆どがイメージ戦略でしか使われていなかった媒体も、最近では費用対効果を考えダイレクトマーケティング的に使われるようになったが、これがその手法である。

 続きはWebで!として、Web上でお得な広告をする。そしたら、最初の媒体では予約なり、購入なり、依頼に繋がらなかった人もWebからの予約などに繋がったり、仮に成果に繋がらなかったとしてもその内容が面白かったり、興味深いものだったり、勉強になるものだとしたら継続して見てくれるかもしれない。

 別にWebへの誘導だけが全てではない。先程書いたような対象にとって意味のある情報を書いたとするならば、定期的にこういう情報が受けたければLINEで友達登録とか、facebookページにいいねしてねとかそういう手段もありうる。

 こうすれば依頼に繋がらないクライアント候補のリストアップに役立つだろう。

おわりに

chirashi

 ざっくりまとめると上図のような感じ。

 チラシ一つとっても実は奥が深い。だけど、理学・作業療法について学ぶより単純で簡単だ。

 何故なら理学・作業療法士は個々のクライアントの個別性に目を向ける必要があるが、集客は大衆心理を理解すればできるからだ。

 こういう風に感じる人が多い、こういう風に行動する人が多い。そういう理解だけあれば、個別性を考える必要はない。ま、逆にそれが広告の限界なのかもしれないけれど。

 理学・作業療法士が起業する上でネックにしている一つが集客だと思うけど、真っ当な事業であれば集客は難しくない。

 問題は集客の仕方を知っているか、知っていないか?である。知っていなければいくら頑張っても集客はできない。だが、集客の仕方は簡単に、且つ無料で学べる。

 ボクなんかも集客やマーケティングについて学んだ中で出したお金は書籍代位である。それで充分だよ、今の時代。Google先生が何でも教えてくれるからね。

 ま、だから、もし事業所の広報担当をするだとか、これから起業するなんて人、チラシ媒体の集客がうまく行ってない担当の方なんかに参考にして頂ければ幸いだ。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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