実習・国家試験対策

理学・作業療法実習を落とす(不合格になる)学生の特徴とは?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 理学・作業療法の実習の評価基準が曖昧で、それをどうにかしないといけないという話を書いた。

参考エントリー:理学・作業療法実習の合否基準の曖昧さについての考察と対策

 ボクはブログでブラックな実習地があることへの問題提起や対策など色々書いているけど、問題のある実習地や担当者というのはごく一部だと思う。多くの実習地が真っ当だろう。

 実習に不合格になった際、実習地のせいにしたり、担当者のせいにしたり、はたまた学校のせいにしたりするのは簡単だけど、多くの学校、多くの実習地が真っ当に業務を遂行されていると思っている。

 そんな中で、学生に対してのイジメやパワハラはフィーチャーされるから、そういう実習地が多いように感じる人もいるかもしれないが、多くの場合が真っ当なのだ。

 では、何故そんな真っ当な実習地が多いのに、その中でも不合格になる学生がいるのだろうか?

 今回はその原因について考えてみたのでシェアしたいと思う。

実習が不合格になる原因

 実習地の問題がない(真っ当に実習指導が行われている)場合、原因があるとするならば『学校』か『学生本人』である。

 学校の問題とは、(実習地の指導が真っ当であるとするならば…)実習に落ちる(不合格になる)学生を実習に出したこと、そして実習に合格できる能力を身につけさせられなかった事だ。

 ボクも養成校ではだいぶ厳しく調教された。笑

 斜に構えてたボクを正面に向き直らせてくれたのは養成校時代の先生方の厳しい指導のお陰だと思っている。

 しかし、今の風潮はそれさえもパワハラと言われかねないらしいので、学校の先生も指導にお困りだろう。そんなこと言い始めたらもはや親の責任ってことになる。

 では、学生の問題とは?

 真っ当な実習指導が行われている場合において、学生に理学・作業療法の能力を求める事はない。いや、もちろん能力はあるに越したことはないが、多くの指導のもとに可能であれば合格になるというのが現状の合格規程である。

 では、他の原因とは?

 社会人として立ち居振る舞い?コミュニケーションの下手さ?

 色々挙げられるかもしれないが、一言でまとめてしまうと『やる気の問題』なんじゃないかなぁと思う。

 やる気というのは、実習に対するやる気とか勉強のやる気とかではなく、そもそも理学・作業療法士になりたいという気持ちがあるのか?将来クライアントを担当するという責任感を持っているのか?という意味でのやる気である。

実習の合否に関する問合せが親からくるようではダメでしょうよ…

 学生といえども長期実習に出る学生は立派な大人である。

 学費こそ親に頼っているケースが大半だとは思うが、奨学金という名の奨学ローンを組まされている学生も少なくないだろう。そうなると結局自分が払うのだから、お金の面でも自己責任の学生もいる。

 つまりは、全てが自己責任。継続するにしても、辞めるにしても自分の責任でやるべきだし、そこに親が口を挟むとかいうのもボクの中ではあり得ない。

 それでもこの前、親から子どもの実習の合否に関する問合せがブログを通じてやってきた。ちょっとびっくり。

 何で親がそこまでする?ってか、仮に子どもの事を案じてググってみた結果ボクのブログに当たったとしよう。その場合、このブログを子どもに紹介したり、問合せてみたら?と提案したりするのはあると思う。

 でも、代わりに問い合わせるってのは違う。子どもの責任を尊重していない。

 実習を受けるのは学生であり、合格・不合格になるのも学生であり、将来理学・作業療法士になるのも学生である。

 で、この相談のケースにおいては実習地も学校も何にもしてくれない…、パワハラだ…的な内容だったんだけど、最終的には本人はもう理学・作業療法士になれなくていいから、留年せずに卒業できる方法はないか?などと聞かれてしまった…。

 えー?理学・作業療法士になる気がない?

 ま、だから、進路決める時点ではまだまだ子どもでどんな仕事かもあまり分からずに選んだけど、学校生活の過程でなりたい気持ちが高まって、だからこそ辛い実習にも耐えられるってもんだ。

 その程度のやる気では実習に合格できる行動などできないだろうね。

クレクレちゃんは合格できないよなぁ…

 学校がしてくれない、教えてもらってない、実習指導をしっかり受けてない…などなどなど。

 いやいやいや、学校も実習地もあなたを理学療法士なり作業療法士にしようと思って指導はしてますし、その指導で他の子は合格してますけど??って話。

 大学にしても、専門学校にしても義務教育じゃない。できない子の為に特別なカリキュラムを用意することはありませんよ、そりゃ。学校側はカリキュラム通りに情報提供すれば、それで責任を果たせる。

 ぶっちゃけ、実習で上手くいかない学生のフォローなんて知ったこっちゃないし、それでも責任放棄とは言わないだろう。でも、実習地の手前だったり、少子化と養成校乱立時代で学生獲得が難しくなっている以上、しっかりと卒業させるのも仕事だと思って頑張られている業界だと思う。

 学校はあなたを理学・作業療法士にするための召使ではないのだ。

 にも関わらず、クレクレちゃんは、自分ができない事を人のせいにしちゃう。自分で合格する、クライアントを良くするという責任感が全くない。

 それでは、合格できないよなぁ。

 先の話に戻るが、先日の相談において以下のような事をメールしてこられた。

 学科テストで合格できなかった学生に対してその科目担当の先生がよくわかるように補講をしたりして再試で合格できるように尽力してくださることがないのはなぜですか?

 実習で合格できない学生がなるべくでないように実習に送り出す前にコミュニケーション能力が低めだと思う学生にコミュニケーション講座みたいなことをしたり…と尽力してくださらないのはなぜですか?

 今の大学や専門学校は合格できるように…といろいろ考えて補講などしないものなのですか?

 いやぁ、今の大学や専門学校っていうけど、昔に比べたら今の方が過保護なんじゃないかなと思うよ。学校が生徒を獲得しにくくなっている以上、サービスってのは手厚くなるものだからね。

 学生どころか親までクレクレちゃんとなるともはや打つ手なしでござる。

おわりに

 普段、実習関連のエントリーを書く時は、学生贔屓の内容にしている。

 ボクの仕事は、業界を良くする事だから、学生指導という療法士にとって重要な仕事を適当にしてほしくないし、間違った方法をしているとするならば変えていってほしいからだ。

 だからと言って、学生に責任がないわけじゃない。ぶっちゃけ理学・作業療法士としての責任というか、心構えが出来上がってない学生が臨床に出て困るのはクライアントである。

 やる気のない学生には実習に出てきて頂きたくないし、そもそも理学・作業療法士なんて目指さないで頂きたい。いや、目指していたらやる気がないなんて事はない。目指していないなら実習に出ないで欲しいし、理学・作業療法士にならないでもらいたい。

 仮にこのエントリーを読んで、イラってするような学生が居たとしたら、そりゃあんた図星なんだよ。

 その時点で新しい道を探した方が良いんじゃないかな?って思う。少し遠回りすることになるが、それも10年後には良かったと思えるよ。

 ってな感じで今回は学生にとって辛辣な内容になったけど、心当たりがあるなら、ちょっと自分の人生見なおしてみてねって話。

 んで、学校はこういう学生には退学勧告とかした方が良いし、実習に出したらダメだよね。真っ当に実習指導をやっている人に申し訳ないよ。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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