こんにちは。作業療法士の中野です。
訪問看護ステーション立ち上げもほぼほぼ終盤に差し掛かってきた。
お金の心配といえば、後は人件費。しっかりと売り上げが立たなければ倒産…。ま、大丈夫だとは思ってるんだけどね。
で、ここまでボクが使ってきたお金をざっくり紹介したいと思う。
訪問看護開設の流れ
まずは訪問看護開設までにどのようなプロセスを辿るかをざっくり紹介する。
- 法人設立
- 事業計画書作成
- 物件確保
- 人員確保
- 指定申請
- 開設準備
ま、ざっくりこのような流れ。詳しくは別のエントリーをご参考に。
参考エントリー:訪問看護ステーション新規立ち上げ!想起から申請までの流れ
ってことで、この流れに沿ってぶっちゃけ価格を紹介しようと思う。
訪問看護開設にかかる金額
ぶっちゃけ、かかる金額は人それぞれ。でも、大体の目安になるかなぁと思うので、これから立ち上げる方は参考にしてみてほしい。また、これから法人を設立する場合はこの金額を目安に資本金を用意すれば良いだろう。
1.法人設立費用
法人設立は手数料だけで約30万円。やり方によってはもう少し安くできるし、自分でできない人は司法書士や行政書士の手数料がかかるから更に10万円程度かかる。
法人設立は、電子定款作成だけ外注すればそれでOKだから、ご自身でされれば宜しいかと。
参考エントリー:訪問看護ステーション開設に向けて最初にやるべき法人設立
2.事業計画書作成
ここ外注する奴は事業をやるなー!!って言いたいが。外注したら10万〜20万は最低でもかかるだろう。ボクは自作。
業界的には厚生労働省などに情報がわんさかあるので情報収集や資料作成の手間暇だけで作れる。
で、この計画に沿って実際に立ち上げ、運営し、且つ融資をしてもらったりもするので税理士さんにチェック入れてもらった方がいいな。
だから、税理士さんとの顧問契約費用約2万円/月×事業開始までの半年で合計12万円は資金繰りなどなどの為にも事業計画書作成の為の必要経費といえるだろう。
3.物件確保
事業所は基本的に賃貸かな。訪問看護事業だけを行う場合、そんなに大きなスペースは要らない。ボクは大阪の中心地で決定したが家賃は10万以下で探せる。東京23区内とかならもっと高いし、逆に田舎なら安いかな?
でも都内や大阪市内の訪問は自転車で事足りるけど地方になると車が必須となるので、駐車場代とか考えたら一緒なのかなぁ…。その辺の地域差はちょっと考慮してね。
物件を借りる際に必要なのは敷金・礼金や保証金、前家賃など。ボクは2ヵ月のフリーレントを交渉中なので前家賃が発生するかどうかまだ不明なのだけど、ま、個人的には前家賃含めて合計30万以内には抑えたい感じかな。
4.人員確保
これも地域差があるけど、引く手数多の看護師さんを雇用するわけだから一筋縄にはいかない。
普通に求人媒体に出せば数十万簡単に飛んで行く。もちろん無料のハローワークで確保できるなんて甘い考えは最初から捨てたほうが良いだろうね。
ボクは今のところ自社サイトによる求人のみ。それでも問合せはあるが、まだ時間がかかりそう。
ギリギリまでこの状態でいくけど、最悪大阪市内全域への折り込みチラシはやろうかなって思ってる。10万円以内でなんとかなればこれ幸いかと。でも、入職お祝い金的なものも用意する可能性を考慮して40万円以内と自分に言い聞かせている。
5.指定申請
指定申請にはお金がかかる。でも、これ都道府県によって違うと思う。大阪市は30000円。
そして、申請時には事業所に必要備品が必要かどうか?の写真を撮る必要がある。必要物品等は別エントリーをご参照あれ。
参考エントリー:訪問看護事業所の指定条件である施設基準と最低限必要なもの
これら物品は物件の契約が終了した時点で購入する予定でAmazonの買い物カートで保存中。現在の価格は約10万円。
6.開設準備
指定申請が終われば後は開設日に向けて最終の準備のみ。
もし、研修等するのであればその分を時給換算してスタッフに支払う必要があるだろう。外部の研修を受けるなら研修費用もかかる。約5万円を予定。
ボクは自転車や更に他の物品も購入するわけだけど、自転車込みで約20万円。自動車をリースするとかなら、もう少し安くなるかもしれないし、反対に自転車やバイクを購入するとなると更にここの金額が上がると言えるだろう。
7.その他
ボクも現場に出る人間なのでこれまで人脈形成や勉強の為に多くの研修会などに参加している。また、社長業もやらないといけないのでスーツを新調したり…などにもお金がかかっている。
また、実務に関する書籍なども結構購入しているし何かとお金がいる。
研修費とか込みで50万円近くはかかっているだろうなぁ…。
おわりに
ざっくり200万円。ま、そんなもんかなぁというイメージ。当面の運転資金なども考えると余剰資金が1000万円ほどあるなら融資なしでも開始できるかな。
多くの方がそんなに余剰資金があるわけじゃないから、融資に頼ることになるんだけど、ボクは幸いにも良い税理士さんに巡り会えてしっかりと融資をしてもらえた。融資受けたら、より気合が入って良いね。
ま、目安だけど参考になったなら幸い。
ってことで、今回はここまで。ほな、また。