訪問看護・リハ

訪問看護ステーションで必要な能力は在宅で学ぶべし!

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 訪問看護事業のオープニングスタッフが未だ集まらず胃を痛めている今日このごろですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 いやぁ、マジ集まらねぇ…。今、声かけてるところからマイナスなお返事頂いてしまったら、途方にくれること間違いなし。笑

 で、聞いていると看護師さんは「在宅」とか「訪問」とかいうワードに躊躇するのだそう。

 ってことで今回は別にうちの事業所で働いてくれってわけじゃないけど、いつか在宅で、訪問で働きたいと思っているならそのタイミングって今しかないよ?って話を書きたいと思う。

もっと技術を磨いてから…

 最近、療法士業界では新卒で訪問事業所に就職する人も増えているんだってね。まぁ、給料良いから当然か。昔は病院で経験積んでから…なんて人が多かったけど今はそうでもないみたい。

 でも、看護師さんは夜勤さえすりゃ病院での給料も訪問の給料も大きな差が無いから、やっぱり病院を選びやすいみたい。

 で、訪問どうですか?って聞いたら大体返ってくる答えが「もっと病院で技術を磨いてから…」である。

 もちろん病院でしか学べない技術ってあるよね。先生が近くにいて、先輩が近くにいて、何かあっても助けてくれる人がいるタイミングでしか勉強できない技術ってのは間違いなくあると思う。もちろん、その仕組を訪問事業所が作ってれば新卒で訪問でも全く問題ないわけだけど、うちのような小規模事業所がそんな仕組みを作るのは難しい。

 でもね、そういう基本的な技術ってのは3年働けばある程度身につくもの。もちろん働く部署・科によっても違うかもだけど、基本的な技術は一通り学べるんじゃない?

 例えば何かしら特別な技術を身につけて、その分野におけるプロフェッショナルを目指すというのであれば話は別だけど、在宅で働く為に必要な技術は基本のみだから、多くの方は3〜5年で完了するんじゃないかな?

 それ以外の在宅で必要となる技術は、実際にご自宅へ訪問し、利用者さんやご家族さんとのコミュニケーションの中で学ぶもの。時にはクレームも頂きながら、時には失敗もしながら、それでも許されるくらいの信頼関係を作っていくという技術は在宅でしか学べないでしょ?

 もしあなたが3年以上の経験があって、基本的な技術について一通り学んでいたとしたら、これから先(訪問で働く為に)学ぶべきことは在宅にしか無いんじゃない?

在宅は怖い…

 結局のところ、これが大きな理由になることが多いのかなと思う。

 訪問は原則一人で行う。医療に関する事は自分が一番詳しい状態。急変などあっても自分で対応しなければならない…などなど。

 確かに病院であれば近くに先生も先輩も居て、何かあった時にも力を貸してもらえる人は沢山いる。

 でもね、病院でも在宅でもやることは一緒だと思うのよ。自分の資格で可能な限りの事を尽くす。病院なら応援を呼ぶのが最善かもしれない。じゃあ在宅なら?救急車を呼ぶのが最善か?あるいは自分の処置で何とかなるのか?その辺の判断は大事だけど、それは勉強すればどうとでもできる。

 大切なのは何かあった時に自分はどう動くべきか決めておくこと。

 ボクも訪問リハで利用者さんと屋外の歩行訓練をした際に、運悪く転倒させてしまったことがあった。後ろから車の気配がしてボクが振り返った直後に転倒されたのだ。

 頭から出血。ヤベー!!焦ったよね、あの時は。

 でも、一応そういう時の対処法は学んでいたし、傷の程度もある程度は分かる。本当は動かさない方が良いのかも知れなかったけど炎天下のアスファルトの上だったからそっと抱っこしてお家まで運んで意識状態確認して、大丈夫そうだから救急車を呼ばずにケアマネと所属先の事業所に連絡して、待機。次の利用者さんに遅れる旨は事業所から連絡してもらうなんて対処をした。

 もちろんボクの注意がもっと深ければ起こらなかった事故で、不徳の致すところなのだけれど、こういう事は起こりうる。問題はそれをどのように対処するか?だ。

 結果、傷も大したこと無く、本人のADLにも大きな支障が出ることはなかったので一安心だったのだけれど。

 本当は経験しないほうが良いことだけど、ボクは不幸にもこういう事故を経験してしまった。けどそのお陰で、事故時の対処については恐らく落ち着いてできる自信がある。

 経験するまでは自分が落ち着いてしっかり対処できるか?なんてことは分からない。が、地震や火事の避難訓練と同様、しっかりと練習し、万が一の時には対処するしかないのだ。その覚悟さえ持てば別に在宅だから怖いってことはない。

 病院や施設でも事故は起こる。その安心感の中に生まれる慢心さの方がボクは危険なんじゃないかなぁと思う。

慣れれば天国

 特に看護師さんは、病院や施設ではあり得ない密度の濃い時間を利用者さんと持つことができる。

 リハスタッフに関しては、時間こそ病院や施設のリハと変わらないかもしれないが、実生活の場でのリハこそ意味のあるものは無いだろう。

 別にそれを求めていないというのであれば、在宅で、訪問で働く価値はないと思う。より質の高い看護を、より生活に密着したリハを!という高い志と理念を実践できるのは在宅ではないかとボクは思う。

 利用者の人生を二人三脚で良くする。もちろん最終的には自分たちを必要とせず自立してもらうことを目標に関わっていくことが重要だが、卒業に向け密に関われるのは在宅の醍醐味だ。

おわりに

 昨日、入居する物件を吟味し、本日駅からの距離や近隣の状況を歩きまわって確認してきた。

 そして、ある程度目星をつけた。あとは仲介屋がオーナーにボクの条件を交渉してもらうのみ。頑張れ岸川君!笑

 天神橋筋六丁目駅から徒歩8分ほどの事業所で大阪市内のNICUのある三病院のちょうど真ん中当たりに位置する場所になりそう。物件も中々広くて結構気に入っている。

 10月1日から、一緒に働ける常勤の看護師さんをあと一名募集なう。是非ともよろしゅうに。

参考:【急募!大阪】小児専門訪問看護オープニングスタッフ募集

 ってことで最後は宣伝になったけど、今回はここまで。ほな、また。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします