評価と治療

ボバースコンセプトに基づく治療的介入の三本柱について

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 昨日は18時半で業務を終了し、大阪府作業療法士会主催の研修会へ参加した。

 テーマは「中枢神経疾患に対するボバースコンセプトに基づく評価と治療』だ。

 今まで成人ボバースのイントロダクトリーモジュールは参加して少し学んでいたが、昨日の研修ではその基礎の基礎を教えて頂いてとっても納得の行く内容だったのでシェアしたいと思う。

ボバースコンセプトに基づく治療的介入の三本柱について

bobath

 ボバースコンセプトに基づく治療を行っていく際大切にしているものがこの三本柱なのだが、それは次の3つである。

  1. 姿勢制御(Posture Contorol)
  2. 感覚システム(Sensory System)
  3. 運動学習(Motor Learning)

 で、それぞれの解説について、深く納得したので以下に詳細を解説する。

姿勢制御について

 姿勢制御と言えばそのまま姿勢制御についての色々なのだが、その詳細はまた別のエントリーに譲るとして、姿勢制御とはつまりボバース概念においては治療を考える上での知識や情報のことである。

 人は姿勢がコントロールできていなければ目的のある運動は起こせない。それは定頸していない赤ちゃんを見ればわかるだろう。赤ちゃんは姿勢がコントロールできていないから四肢をバタバタと動かすだけである。その中で安定性を学習していき、頸を座らせることができる。頸部をコントロールできるようになると自分の意志で頸を動かすことができる。

 人は何故姿勢を制御できているのか、その運動が可能なのは何故か。その詳細を知らなければ治療的介入はできないといことである。

 姿勢制御について知るというのは、そのクライアントにどのような介入が必要かを知ることである。

感覚システム

 感覚システムとは、外界(あるいは内部)からの刺激を様々な受容器を通じて脳に情報を知らせるシステムが感覚システムである。つまり、これはセラピストの手でクライアントの感覚を刺激することで脳を刺激することが出来るということだ。

 どこをどのようにアプローチすれば良いかは姿勢制御の知識があれば分かる。しかし、どこをどのように刺激すれば良いか?についてはこの感覚システムの知識が必要不可欠である。

 どの皮膚が、どの筋肉がどのような経路で脳のどこに伝達されるのか?それらを知ることで、セラピストはどの部位にどのように介入スべきか?のアイデアを持つことができる。

 もちろん、技術も必要だがまずはその知識を持っておくことが重要である。

運動学習

 運動学習とは、つまり日常生活への般化である。

 どこへどのようにアプローチすべきかが分かり、クライアントが目的とする運動が可能となってもそれを学習しなければ日常生活で使うことができない無意味な運動となる。

 ボク達の治療は日常で使えて初めて役に立つ物だ。

 運動学習の知識を持ち根気強くアプローチすることで日常に般化できるし、またあるいは別の方法を覚えてもらうべきかの判断もできるのだ。

おわりに

 この三本柱の理解は、クライアントに無理な事をさせず、効率的に治療する上で非常に重要な考え方だとボクは思う。

 今までぼんやりと学んでいたボバースコンセプトのパズルのピースがカシャカシャっとはまった感じ。

 あ、なるほど、だからこれを学んでいたのか!って感じね。笑

 やっぱりイントロダクトリーモジュールはⅠから受けるのが良いんじゃないかな?

 ま、インストラクターとの相性とか教え方にもよるんだろうけど。昨日講義して下さった木野本先生の教えて下さった内容はめっちゃ分かりやすかったし、教え方も上手だった。

 もしボバースのイントロダクトリーモジュールを学ぶなら木野本先生が講師を勤める回に是非。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

追伸…ボバースコンセプトに関するエントリーまとめました

 ボバースコンセプトに関する内容をまとめたので、他にも知りたい方は是非参考にして頂きたい。

参考エントリー:ボバースコンセプトの概要と評価・治療方法に関するまとめ

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