心理・コミュニケーション

療法士は営業力・プレゼンテーションを敏腕営業マンから学べ

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 うちの整体サロンが入居している物件はマジで古い。

 何とかかんとか内装は小奇麗にしているものの、物件自体はいつぶっ壊れてもおかしくない。南海トラフは出勤していない時間に来て欲しいと本気で思っている。

 そんな古い物件は、近年どうやら「羽アリ」とやらに蝕まれているらしい。

 先日大量発生したので、昨日害虫駆除業者のおばちゃんに見に来てもらったのだ。

 すると、そのおばちゃんのプレゼンテーションがあまりにも素晴らしく、学会や勉強会などでプレゼンテーションの機会がある理学・作業療法士にも、是非この極意をシェアしたいと思いキーを叩いている次第だ。

 あのおばちゃん、マジすごかった…。

人を引き付けるプレゼンテーションの極意

 以下、ボクが昨日害虫駆除業者のおばちゃんの話を聞いていて、なるほどなと思った点について列挙したいと思う。

害虫の生態と駆除技術についてめちゃめちゃ詳しい

 ま、当然のことと思うかもしれない。

 でも、今まで色んな営業マンと電話なり、直接なり話してきたが、ここまで詳しく解説してもらったことはない。

 営業マンたるもの、自社製品の有効性と必要性については誰よりも詳しく知っていて、誰よりも詳しく語れるのは当然である。しかし、ボクの質問に対してモジョモジョしたり、まともに答えられない営業マンの多いこと多いこと。

 しょぼい営業マンから学ぶことは殆どない。でも、昨日のおばちゃんは違った。

 ボクの質問の意図を汲み取り、1聞いて10返してくるのだ。しかも、それが鬱陶しくない。「へぇ!」ボタンが用意されていたらボクの手が腫れ上がる勢いで押していただろう。

 ボク達もクライアントや家族に提供している治療を説明したり、学会発表したりする時は「ありとあらゆる質問」に対応できるよう、この内容に関してはどこにも付け入る隙がないというレベルで詳細に知識を得ておく必要があるだろう。

内容が分かりやすい

 害虫の生態や駆除技術に関して、ボクはド素人である。

 だから、小難しいことを言われても当然わからなかっただろう。しかし、昨日のおばちゃんはボクの知らない言葉を一つも使わなかったのだ。

 日常会話をするように、羽アリの巣の作り方から行動特性、生態系、そして駆除の方法や頻度など分かりやすく説明してくれた。

 分かりやすく説明できるというのは、知識を心底理解している証拠だとボクは思っている。

 理学・作業療法士はよく他職種から話が難しいとか、言ってることがさっぱりなんて言われる職種だ。それは、恐らく自分の持っている知識や技術に対して絶対の自信が無い証拠なんだと思う。

 そんなことない!って思ったあなた!

 そんなあなたこそ、子どもに説明しても分かってもらえるレベルで解説できるように努力しようね。

話が面白い

 害虫の生態や駆除技術の話なんて、基本的には面白いものではない。生物の授業みたいなもんだ。

 でも、おばちゃんのトークは違った。

 まさに、すべらない話でも見ているかのような、笑いの耐えないプレゼンテーションなのだ。

 喋っている内容は別に対して面白い内容ではない。その面白くもない内容を面白おかしく話す技術、擬音語・擬態語やジェスチャーが素晴らしいのだ。

 自分の入居している物件がトンデモナイことになっているのだが、ボクは昨日マジで笑わせてもらった。

 そして、とても気持ちよく仕事に戻らせてもらったのだ。

 営業は伝えて、何かを買ってもらうことが大事だし、プレゼンテーションは知ってもらうことが大事。その為には詳細な内容を伝えることなんだけど、伝え方もめっちゃ大事だなって思った。

 昨日のおばちゃんはマジで神だった。

おわりに

 ポイントをまとめると次の3つ。

  1. 誰にも負けない知識を身につける
  2. 分かりやすく解説できる能力を持つ
  3. 面白く話す

 これって、マジですべらない話と一緒なんよ。すべらない話で語られている内容は特段めちゃくちゃおもしろい出来事ではない。いくら芸人さんでも、都合よくそんな面白い出来事が次から次へと起こるわけではないのだ。面白い出来事の発生率はボク達とそんなに変わらないだろう。

 でも違うのは、そんな大して面白くない出来事を、腹を抱えて笑うほど面白くない出来事に「魅せる」力が優れているのだ。

 それが、上の3つから成り立っているとボクは感じた。

 だから、営業やプレゼンテーションをする機会のある理学・作業療法士は、是非ともまず自分たちの持つ知識や技術について詳細な解説が可能な知識や理論を身につけ、それを分かりやすく且つ面白く話す練習をしてみよう。

 営業もプレゼンテーションも技術だから練習で身につけられるのだ。是非ともトライしてみてほしい。

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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