雑記

理学・作業療法士が自分の得意分野を見つける方法

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 そういや以前にスペシャリストを目指すべきか、ジェネラリストを目指すべきか?という内容の事を書いた。

参考エントリー:理学・作業療法士はスペシャリストかジェネラリストのどちらを目指すべきか?

 その中で、興味の赴くままに突き進めば良いと書いた。興味の方向が変われば、その都度変えれば良いと思うからだ。

 もちろんそうなのだが、この内容に加えて「見切りをつけるポイント」も重要なのではないか?と考えたのだ。

 「今後の療法士に必要なのはキャリアではなくライフデザイン」にて、書いたのだが「天職」とはできること、好きなこと、稼げることの3つの条件を満たすものであり、できることとは、「努力しなくても結果を出せること」だと書いた。

 つまり、努力しても結果が出せないのは論外だし、努力しなければ結果が出せないようではスペシャリストにはまずなれないということだ。

 そこで、今回は理学療法士・作業療法士を自分の天職だと捉えている人が、その中で自分の得意分野をどう見出し、スペシャリスト・ジェネラリストへと育っていくか?について書きたいと思う。

そもそも得意分野って見つけるべきか?

 得意分野を見つける方法を書こうと思っているのだけれど、そもそも得意分野って必要なのか?って話が必要だと思う。

 もちろん答えは必要だろう。

 効率良くクライアントに結果をもたらせる分野で働いたほうが、クライアントの為だからだ。

 もちろん、自分にとってもメリットはある。努力、学習が効率的にクライアントの結果に結びつけやすいからやっていて楽しいはずだ。

 得意分野を見つけ、そこで力を発揮することはクライアントにとっても、自分にとってもハッピーな結果を生むだろう。

そこに好き嫌いは関係ない!

 天職を考える条件の一つに「好きなこと」である事を挙げた。

 どれだけ得意で、稼げる仕事だったとしても、それが好きでなければ続かないし、楽しくない、続ければ続けるほど不幸になるからだ。

 だが、勘違いしないで欲しいのだけれど「好きなこと」にも色々種類がある。

 「その作業自体が楽しくて熱中して、寝ても覚めてもそのことばかり考えてしまう」という類の好きもあれば、何かこれをやってれば他人に頼られるし、喜ばれるから好きっていうのもあるだろう。

 で、療法士の場合何が好きか?と問われれば恐らく後者なのだ。

 クライアントに変化が出て、喜ばれることが嬉しくて、この仕事を好きになっているのだと思う。

 で、そういう好きの場合、作業自体を(つまり、リハの場合はクライアントと対峙している40分を)楽しむ必要はない。好きである必要はない。嫌いでなければそれで良いのだ。結果に対して集中していればその時間が楽しいとか楽しくないとかないはずである。

 つまり、自分の得意分野を探すのに好きか嫌いかは関係ないということになる。

世の中上には上がいるし、勝ち組と負け組がいる

 この分野であれば、誰にも負けない!という自信を持てる分野こそ得意分野であろう。

 もしあなたが、現状をしっかり評価できていないおバカさんでなければ、その人がその分野において自分より上か下かは分かるだろう。

 今後の人生をそれに費やし努力したところで到底追い抜かすことなんてできない。そういう人と出会ったことがあるだろうし、そういう人と自分の違いくらいはしっかりと把握できるだろう。

 つまり、どうあがいても勝てないと思ってしまう人が既に存在する分野は、自分の得意にはならないということだ。

 これはつまりセンスの問題である。努力しなくても結果が出せる分野でなければ、その努力が無駄骨になってしまうだろう。

 自分は特別勉強もしてないし、技術の練習もしてないけど何故か患者さんは良くなって、喜んでもらえる。こういう分野こそ得意分野となりうるのだ。

努力はしていないが、結果が出る

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 努力をすれば多くの人は結果を出せるようになる。しかし、それは凡人。得意分野とは言えない。

 上の図を見て欲しい。上の2つはどちらも結果を出せる人だけど、決定的に違うのはそこに努力が存在しているかどうか?である。努力が存在する時点でもはや得意分野ではない。

 努力をしなければ結果が出せないというのは多くの方にとっては当たり前で、努力をすれば結果は出せるようになる。

 努力をしても結果が出せないというのはプロとして論外だ。

 得意分野として設定し、努力をする価値がより高いのは努力をしなくても結果が出せる分野と言えるだろう。

おわりに

 これって実はリハにも通ずる考え方だと思っている。

 クライアントが一つの動作を達成するのに、努力せずにできる方法を獲得してもらうのが一番効率が良い。努力してもできない方法を提案するなんてのは論外だよね。

 もちろん、クライアントの動作の場合は努力してでも獲得すべき運動もあるから、一概に努力せずに結果が出せるってのが一番いい訳じゃない。

 だけど、結果を求めるだけを見るなら努力が必要ない方が良いよね。その他色んな条件で結果だけじゃなくて過程も大事にすべき動作なら努力を必要としてでも獲得したほうがいい場合もあるってこと。

 で、自分が専門分野を明確にすれば必ず自分にもクライアントにもメリットがある。

 自分の天職を理学療法士・作業療法士と決めたなら、更にそこから自分はどの分野を追求するべきか?についても早く決めた方が良い。

 臨床・研究・教育という大きな分類だけでなく、臨床にも色々あるし、研究にも色々ある、教育にだって色々あるだろう。

 あなたはどの分野で活躍するべきか。是非考えてみて頂きたい。

 ってことで、今日はここまで。ほな、また。

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