書評

理学・作業療法の基礎!筋肉を学ぶ為のオススメ書籍とアプリ

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 信じられない話だけど、国家試験の勉強以来解剖学を勉強したことがないという療法士が少なからず存在する。

 それは特に理学療法士よりも作業療法士に多い。

 理学・作業療法の基礎と言っても、運動療法はどちらかと言えば理学療法士の専門分野であるから当然かも知れないが、人間が地球上で存在するためには筋肉の存在が必要不可欠なのだから筋肉について知ることは人が生きることを知ることに他ならないとボクは思っている。

 だから、筋肉の知識は療法士に限らず広く一般化されるべき知識だとさえ思う。

 さておき、療法士が筋肉の勉強を怠るなんてもってのほか。ドキッとした人はまず解剖学の教科書を引っ張り出してきて欲しい。

 とはいえ、去年卒業した学生さんならいざしらず、ボクのように卒業してから10年以上も経っている人間が当時の教科書みるなんて、ちょっと古い。だから、最新の知見も書かれているできるだけ最近の本を用意した方が良いと思うんだけど、今回は解剖学、特に筋肉について復習するためにオススメの書籍を3冊紹介しようと思う。

筋肉を学ぶためのオススメ書籍

 では、以下にオススメ書籍を3冊紹介する。

1.カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典

 筋肉について、まずおさらいするにはこの書籍がオススメ。

 分かりやすい図なので、資料への引用にも良い。kindle版で持っておけば資料作りも捗る。

 筋肉(骨格筋)の解剖図はアトラスでも複合図で、一つ一つの筋肉の起始・停止や図説が角度を変えた3D図で描かれている本書は、骨格筋については専門書のアトラスを超えている!

 付着部・主な働きともに詳しく書かれており、現場での実用より学生の勉強に特に役立つと思われる。但し、どんな参考書でもそうだが、そのままでは不足する部分があるのも確か。例えば主根管を通る筋・神経の断面図や、同一支配神経領域が一目で分かる全体図などを描き加えれば、もっと理解しやすくなるだろう。

 また巻末に可動域運動図、起始・停止・支配神経・作用一覧表、索引、カルテの略語まで掲載されており、まさしく骨格筋百貨事典である。

 Amazonから書評をお借りしてきたが、まさにこんな感じ。

 もちろんこれ1冊で!ってことは無理だけど、概略を理解するにはとても良い本だと思う。

2.IDストレッチング

 筋肉は伸び縮みすることで働くものだけれど、ストレッチというのは基本的に筋肉を伸張させるものである。

 その筋肉を最も伸ばしやすい方法を教えてくれるがのが本書。

 Amazonの感想でも同じような事が書かれていた。

 なんだIDストレッチングか、と軽視していませんか?

 この伸びる感覚はされた人にしか分かりません。自分たちが普段している、起始と停止を単一方向に伸ばしているだけのストレッチングとは効果がまるで違います。

 3次元的に筋走行を考慮し、伸ばしていく。基本ですが、とても大切な事です。

 伸ばしたい筋があれば、これを見ながら参考にさせて頂いています。

 臨床を実践する上で手元に置いておきたい一冊ですね。

 自分の身体で試したながらクライアントに提供すると良いだろう。

3.クリニカルマッサージ

 最初の職場に勤めていた頃、結構腰痛が酷かった。社会人になって1年ほどしていたボクシングも腰痛で諦めた。

 そんなボクに、この本を見ながら腰のマッサージをしてくれたのは、職場の先輩だった。笑 先輩にマッサージさせるなんて最悪やなって今から思えば、自分にゾッとする。

 でも、一つ一つ読みながらやってくれたからボクも勉強になった。

 しかも、最新版はDVD付きなので、理解が深まりやすい。

 表紙の様に、実際の人物の写真の上に、骨のイラストや筋肉のイラストを重ねて表記されているので、とてもリアルですし、イメージしやすいです。

 筋肉が折り重なっている所は、筋肉を一枚一枚はがして、どのように重なっているのかも、判りやすくなっています。

 今まで見た中で、一番の解剖学の本だと思います。ただ、この中で紹介されている、マッサージ方法は参考にはしていません。あくまでも、解剖学の本として素晴らしいと思いました。

 こんなAmazonのレビューがあるように体表解剖の勉強にも持って来い。超が付くいい本。

オススメアプリ+α

 最近は本やDVD以外にも勉強するツールがある。

 スマホやタブレットのアプリだ。ここでは2つ紹介しよう。

 また、筋肉を学習する上でオススメのサイトも番外編で1つ紹介したいと思う。

1.teamLabBODY

teamLabBody

 詳細は専用サイトから確認してほしい。このサイト自体かなり勉強になる内容になっている。アプリは有料だけど、サイトは無料で閲覧できるよ。

 現在(2016年6月3日)、キャンペーンで3000円(600円OFF)で提供されている。

 ただ、Appstoreのレビューを見ていると、バージョンアップして使いにくくなったとの声もあるので迷うところ。

2.ヒューマン・アナトミー・アトラス

Visible Body   ヒューマン・アナトミー・アトラス

 で、ボクが買おうと思ったのがこっち。専用サイトを確認するとスマホ・タブレットのアプリだけでなくて、mac版もあるのでどちらを買おうが悩み中。

 こちらは、Appstoreの評判も上々である。

番外編:リハ虎さんのブログ

 アプリではないのだが理学療法士のリハ虎さんのブログはもはや筋肉ブログと言える。(※もちろん、それだけじゃないよ!)

 多分、理学・作業療法士の理学・作業療法士に向けたブログでは一番アクセスがあるブログじゃないかな。

 筋肉についてこれ以上詳しいサイトはないと思うので、無料で勉強したい人は参考にすると良いだろう。

おわりに

 ネットやアプリで簡単に勉強ができる時代になったけど、まとまった知識をしっかり得ようと思うとボクは書籍をオススメする。

 筋肉について学ぶなら、最低限この3つくらいは読んでおいた方が良いと思うよ。

 これに加えてアプリやブログで補完していけば良いんじゃないかな?

 ってことで、今回はここまで。ほな、また。

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