卒後教育

新人作業療法士の自己学習には協会のマニュアルを読むべし!

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 作業療法士であれば、協会が販売している『作業療法マニュアル』の存在をご存知だろう。

 ボクは今、自社で実践するリハビリテーションのマニュアルを作ろうと思っている。全ての療法士が同じ方向性を向いてサービスを提供する為だ。

 もちろん、技術は経験値が高い方が上手だろう。だが、下手でも間違いじゃないサービスを提供するには、新人でも分かるマニュアルの存在が重要だとボクは考えている。

 で、そのマニュアルを作るために色々資料を漁っているのだけれど、MTDLPベースでマニュアルを作ろうと、作業療法マニュアルの『生活行為向上マネジメント』を購入しようとウェブサイトを見ていたら、他にも『子どもの作業療法』とか『発達障害児の評価』とか『特別支援教育の作業療法士』とか興味を惹かれるタイトルがあったので合わせて買ってみた。

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 そしたら、めちゃめちゃ分かりやすくて良いんだなぁ。

 ってことで、特に新人作業療法士にはオススメしたいんだけど、オススメできるポイントについてまとめておこうと思う。

ポイントを明確に、完結に書いてある

 論文レベルの知識を得たければ、間違いなく役不足である。しかし、広い知識を浅く知るには持って来いだ。

 例えば、「子どもの作業療法におけるポイントはこの4つ」みたいな感じで完結にまとめられている。もちろん、完結だからと言って間違っているわけではない。

 ごくごく全うな、当たり前の事が書かれている。

 特に新人作業療法士や新たな分野にチャレンジしようとしている作業療法士にとって必要な知識とは、このマニュアルに書かれている『基礎』である。

 基礎を知らずして、その周辺知識を得たとしても、使いものにならないだろう。

 子どもの作業療法っていえばこう!っていう基礎があるから、論文レベルの知識や、クライアントを通じての経験、その他周辺の知識や技術が役に立ってくる。

実践的な治療のアイデアが多数記載されている

 あ!こういう時はこういうアプローチをすれば良いんだ!っていう基本的な介入方法についても完結に書かれている。

 もちろん、それが全てクライアントに当てはまるとは思わないが、前述したように書かれているのは治療アイデアの基礎である。

 つまり、クリニカルリーズニングの一助になってくれるはずなのだ。

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 例えば、ボクが今読んでいる「子どもの作業療法」であれば、一口メモってのが沢山あって実践的なアイデアが沢山書かれている。

 他の本も、形は違えど実践的なアイデアが散りばめられているように感じた。特に新人の時は、何をどう考えて、何をすれば良いのか?って部分で迷うと思うんだけど、少なくとも論理的な説明が可能になるだけの情報は与えてくれると思う。

明日から使える!という構成になっている

 情報とは、使ってこそ意味があるものになる。せっかく仕入れた知識も、使い方がわからなければ宝の持ち腐れであり、ボク達においてはクライアントの役に立たない。

 情報を使えるものに変えてくれるのが、ボク達にとっては事例だろう。

 ボクは今協会がウェブで公開している事例も暇があれば読んでいる。(事例報告集は会員じゃないと見れないので、会員じゃない人は会員になってね。)

 事例は情報の使いみちを示してくれる。ぶっちゃけ事例紹介のない本は使いにくい。

 人間作業モデルにしても、生活行為向上マネジメントにしても、理論書の後に事例書が出されているのはこういった理由からだろう。

 協会のマニュアルには、(少なくともボクが購入した分については)しっかりと事例まで掲載されている。基本的な情報と、その使いみちを示してくれているので「明日から使える」というのがポイントだろう。

おわりに

 協会の作った資料なんて…ってお思いの方もいらっしゃるかもしれないが、かなりいいモノだったよ。

 しかも1冊1000円とかだから、お財布にも優しい。ボクは今回4冊買って4000円。もちろん、1冊のボリュームはそんなに多くないけど、基礎を学ぶだけなら充分な量だと感じたよ。

 毎日てんてこ舞いな新人さんには是非読んで貰いたい。

 あ、余談だけど、実はこの注文、昨日の昼間にFAXしたんだけど、今日届いた。協会の対応の早さにかなりびっくりしている。笑

 感謝感謝。

 ってこで、今回はここまで。ほな、また。

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