医療・介護・福祉

与えられた環境の中で最良の結果を出すのが専門家の役割だ!

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 ボク達の多くは医療・介護、障害者福祉の中で働いている。

 また、ボク達は日本の法律や憲法、都道府県・市町村毎の政令などを順守した上で働いている。

 つまり、その中で働く以上、その与えられた環境から逸脱することは基本的に許されないし、その環境の外にあることを望んだり、羨ましく思っても仕方がない。

 こういう話をすると多くの方が「うん、うん。」と同意して下さる。

 しかし、これから書く内容に関しては納得出来ない方が多いんじゃないかなと思う。そして、その原因こそ多職種連携だとか、地域包括ケアが上手く行かない原因なんじゃないかなと思ったのでシェアしたいと思う。

2016年診療報酬改定をどう捉えますか?

 当ブログでは、今年の診療報酬改定についてのエントリーをいくつか書いてきた。そして、現状よく読まれている。次は2018年の同時改定に向けてのエントリーを増やしていこうと思っている。

 読者の皆様は、この診療報酬の改定や介護報酬の改定、また法律や制度の改定についてどのように捉えておられるだろうか。

 今回の改定はボクにとっては追い風となった。一番は機能強化型訪問看護ステーションの算定基準に小児(重症児)の項目が追加されたこと。また、回復期リハビリテーションにおける改定で入院日数が今後短縮していく流れにおいて訪問看護の役割が大きくなったことが挙げられる。

 しかし、反対に回復期リハビリテーション病院で働く理学・作業療法士にとっては変化を強いられる改定となったのではないだろうか。

 ま、良くも悪くも「変化を強いられる」という点においては、今に始まったわけではなく、昔から常に変化を強いられてきているのだ。

 ボク達はこの変化の方向性に対して意見することはできるが、決定した内容を変える事はできない。それが決定というものだ。

 だから今回の診療報酬改定においても、決まったものは決まったものとして、ボク達はこの(与えられた環境の)中でどのように働くかを考えなければならない。

あなたの地域についてどう捉えるか?

 日本という国において、医療・介護・福祉の中で働いているボク達はこの中で適応しなければならない。ブーブー不満を言っていても仕方がない。

 恐らくここまでの話も多くの方にご同意頂けると思っている。

 では枠を狭めてみよう。

 国という枠組みから、もう少し狭めてあなたの地域はどうだろう。

 制度や法律は解釈によって色々と地域によって捉えられ方が変わる場合がある。

 しかし、ボク達はこの曖昧な『担当者ベース』の環境にも適応していかなければいけない。

 野球など多くのスポーツには〇〇シフトというような表現(極端に前進守備するとか)があるが、ボク達も大きな制度の中で例えば大阪市シフトのようなものを取らなければいけない。大阪府と大阪市でも捉え方が違ったりする。

 そしてこのレベルまでくると環境に適応できない理学・作業療法士が増えてくるのではないだろうか。

 「〇〇市ってかなりおかしくてさ」「担当の〇〇さんって分かってないと思う」「あのケアマネさぁ…」「あの先生さぁ…」ってね。

 いやいやいや、どんだけ偉そうなんだよ。ボク達の仕事はその環境の中で最良の結果を得ることなんだ。愚痴って結果が変わるならいくらでも愚痴れば良い。しかし、人はそんなに簡単に変わらない。人を変えようとした途端にストレスがかかるのだ。

 制度の解釈がおかしい〇〇市において、偏屈な役所の担当者が責任者でいる環境において、ボク達はどうすればクライアントをハッピーにできるか?

 担当のケアマネや他事業所の職員が偏屈でも、その中でこの人をハッピーにするにはどうすれば良いか?

 ボク達が考えることはそこ。変な人だとか、出来が悪いとか愚痴っても仕方がない。

環境に適応し最良の結果を出す方法

 ボクも今まで多くの場面で環境を変えて結果を出そうとしてきた。つまり、動かない人を如何に動かすか?がテーマだったのだ。これをテーマにすると本当にストレスフルになる。人は簡単には変わらないのだ。

 じゃあどうするか?

 人を変えるんじゃなくて、自分を変えるんだよ。

 あなたがいくら叫んでも人や市や制度は変わらない。もちろん、そういう叫びを上げることも重要。でも、それはそういう叫びを上げるのが得意な人に任せておけば良い。あるいは裏から手を回すしか無いだろう。

 何にせよ環境を変えようと思うと時間もパワーも必要だ。クライアントは待ってくれない。

 その環境に適応するよう自分を変え、その環境の中で如何に結果を出すか?のみ考え行動することが重要だ。

おわりに

 いかがだっただろうか。

 自分の胸に手をおいて考えると思い当たる節のある方も多いと思う。ボク自身多い。苦笑

 でも、それは決してクライアントの為っていうことにはならない。クライアントの為になる結果を得るには、環境に適応することが重要なのだ。

 ご自身の言動を振り返り、新たな気持ちでクライアントと接するきっかけになれば幸いである。

 ってことで、今日はここまで。ほな、また。

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