書評

ROM-ex(関節可動域訓練)を極める為に読むべき3冊の本

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 当ブログのROMエクササイズに関するエントリーが人気のようだ。

参考エントリー:ROM-ex.(関節可動域訓練)の能力を高めることは非常に重要だ!

 例えばボバースやPNF、その他色んな徒手療法はあるけど、スキルアップの為にはかなりの経験を要する。徒手療法は練習あるのみなのだ。

 さて、その徒手療法の中でもROMエクササイズは基本中の基本。にも関わらず、まともに習わない。身体障害分野に実習へ行けば全ての学生が治療プログラムに入れるだろう。にも関わらず、スーパーバイザーは何も教えてくれない。

 ボクもバイザーに『ここの病院では皆末梢から中枢へとROMエクササイズをされているようですが、意図はあるのですか?』って質問をしたら、分からないと言われた。ま、多くの臨床家ってこんな感じなんだろうな。

 自分のやっている事になんの根拠も持っていない。もちろん、学生に教えられるはずもなく、そんな指導者が学生を悪く言う。はぁ、何とかこの矛盾を変えないとな…。って愚痴っていても仕方ないので、まずはROMエクササイズの基礎を学ぶことが重要だろう。

 ってことで、今回はROMエクササイズの基本を抑えるために必要な3冊の書籍を紹介したいと思う。

ROMエクササイズを極める為に読むべき本

 では、以下に3冊の書籍を紹介する。

1.臨床OT ROM治療 運動・解剖学の基本的理解から介入ポイント・実技・症例への展開

 ボバース系の山本OTRが書いている、恐らく日本で唯一のROM治療の書籍である。

 関節以外の問題に対しても指南されており、関節可動域障害における知見を広めるためには重要な一冊と言える。

 作業療法士が書いた作業療法士の為の書籍だけど、もちろん理学療法士にも役立つよ。

 ROM治療について基礎を学んだ記憶のない人は是非とも読んでみて欲しい。

2.拘縮の予防と治療

 拘縮の予防と治療、つまりこれもROM治療・予防における知見を広めてくれる。

 元日本理学療法士協会会長を務められた、奈良先生の書籍だ。

 ROMエクササイズの対象は拘縮だけではない。しかし、拘縮はその大きな目的の一つだ。

 その病理について知っておくことが、ROMエクササイズを極める為に必要な知見となるだろう。

3.関節可動域制限―病態の理解と治療の考え方

 拘縮に限らず、もっと広い意味での関節可動域制限の病理について書かれた書籍である。

 原因を知らなければ治療は行えない。クライアントの状態を知り、その原因を把握することで治療することができる。

 その原因分析を行う上で必要な知見を与えてくれる書籍が本書である。

おわりに

 取り敢えず基本となるこの3冊を読んでみて欲しい。

 ここから、更に知見を広めたいならストレッチ系の書籍を読んでいくと良いだろう。

 まずは基本の3冊から。

 ROMエクササイズを極めるところから始めないと、その他徒手療法を極めることなんてできないとボクは考えている。

 是非とも読んで頂きたい。

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