起業・経営

OTで起業してるけど、リスクないし、動機は危機感じゃない件

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 ボクが独立した7年前は、作業療法士としてこんな働き方する人は少なかったかもしれないけど、今では作業療法士の社長さんはいっぱい増えた

 理学療法士や言語聴覚士も含めるともっといっぱいだ。

 ボクは3年半前から専業で整体サロンを始めた。これもまた、当時としては少なかったが、今ではいっぱいだ。

 そして、ボクはこの秋に訪問看護ステーションを立ち上げるが、もはや出遅れ気味。笑

 ボクは起業はリスクを背負ってするべきものじゃないと考えている。(参考:理学・作業療法士の為の小さく安全に開業・起業する方法

 何が言いたいねん!?ってことだけど、今日朝のネットサーフィンをしている途中にTwitterでとあるベテランOTの言葉をみかけた。

 内容は、以下の通り。

 開業組のボク達を擁護して下さっているのだと思うけど、少なくともボクは危険な綱渡っているつもりはないし、協会に批判された事もない。また、ボクが開業しているのは危機感からではないんだよね。

 ってことで、その辺のボクの意見を書いておこうと思った次第。

動機は使命感

 危機感が動機だとしたら、それは収入かな。ボクは作業療法士として勤務していた時の収入に満足したことなんて一度も無かった。

 でも、それは作業療法士に限ったことではなくて雇われている立場(安全な立場)で毎月しっかりとお給料を振り込んでもらえる代償だと思っていた。安全な立場を守りながら収入を上げる為には副業などで、自分の命を削って働くしか無いと。

 だから、フリーランスとして働く道を選んだ。いくつかの施設を掛け持ちで働き、働く時間は減ったけど収入は少しだけ増えた。それでも将来安泰だと思える収入ではなかった。

 そういう意味では危機感はある。でも、そんな危機感は今の時代に生きている若者はみんな持っているでしょ?笑

 そんなことは起業の動機にはならない。だって、その時点の収入よりも下がる可能性があるんだから。

 ボクが起業しようと思ったのは娘が生まれた時、今の社会がこのままどんどん悪くなった状態で娘や孫の時代に渡したくないって思ったのがきっかけ。だから、色々考えて開業した。ボクは危機感から起業したのではなく、『どげんかせんといけん!』という使命感から起業している。

 だからと言って危機感がないわけじゃない。

 業界に対する危機はしっかり持っている。それはそれで、このブログを通じて、色々関わっていきたいと思っている。

作業療法士協会は別に批判してないと思うけど…

 ボクはPT協会が違法開業者に苦言を呈する文書を出しているのを見たことはあるし、このブログでも確か紹介した。(参考:理学療法士・作業療法士の保険外診療(自由診療)での開業についての疑問

 OT協会も何かこんな文書とか出してたのかな?ボクは知らないけど。どなたか知ってたら教えて下さい。

 このPT協会の文書だけど、当たり前の話だけど理学・作業療法士に開業権はないわけで、理学・作業療法士として開業はできない。だが、理学・作業療法士であるあなたが開業するかしないかは自由である。

 理学・作業療法士であることをうたい、理学・作業療法を提供すると良い(あるいは治療とか効果とか言ったり)、しかし医師の指示はないってんでは違法である。

 自費で理学・作業療法を提供するなら、その旨の指示が必要だ。

 しかし、ボクのように作業療法士が運営する整体サロンだったら違法性はない。ボクは紛れも無く作業療法士だが、整体サロンでは治療を提供しているわけではない。健康増進が目的の整体術である。だから違法じゃない。

 違法じゃないことを協会はとやかく批判する立場にもないと思う。

 さてさて、そんな日本作業療法士協会とボクの関係について少し話しておこう。

 ボクは独立した当初から(いや、独立する前からかな)日本作業療法士協会の会費を3年間滞納し、強制退会させられていた。しかし、訪問看護を立ち上げるわけだし、色々しっかりやっておこうと思って昨年4月3年分の未納分と新入会費、年会費を振込み晴れて新たに会員となった。ちなみに、強制退会させられているので、今までのボクの実績は消されるらしい。笑

 そして、現職者共通研修(旧 新人教育プログラム)を受けて残すは事例報告のみとなった。

 でも、ボクのクライアントは基本的に健常者である。だから、どうしたら良いか協会に問い合わせてみた。色々やり取りはあって時間がかかったが、最終的には『整体時間中に行った「作業療法に関する考え方・方法を使った部分」に関して報告してもらっても構わない、だけど査読で落とされてもそれには文句言わないでね。』って事で決着した。

 ボクはこの協会からのお達しを好意的に捉えている。要するにボクみたいなイレギュラーな人間も会員として認めてくれているんだと思ったからだ。この判断には本当に喜んだ。だから、現在報告準備中。

 長くなったけど、こんなエピソードもあり、協会は別に批判的じゃないと思っている。

危機感への対策

 さて危機感への対策だが、もちろん協会主導でやっていくべきだよね。色んな意見を吸い上げて一致団結して今後に立ち向かわなければボク達の職域は守られない可能性がある。

 だけどね、協会の問題点は若手の意見を聞かないことじゃないと思う。

 まず、組織率の低さ、そして会員貢献度の低さだとボクは思っている。でも、それはそもそもボク達の問題だ。だって、作業療法士協会は、作業療法士の作業療法士による作業療法士の為の協会であるから。

 作業療法士が悪いんだよ。ボクも含めて。

 協会が問題意識を持つ云々ではなく、作業療法士一人ひとりが問題意識を持って取り組まなければいけないと思っている。

まとめ

 とまぁ、長くなったけどこれがボクの意見。

 ボクは整体サロンを経営しているけど、別に仲間はずれにされている感は全く無いし、協会のご厚意にも満足している。

 でも、理学・作業療法士として整体サロンを経営するのは良いけど違法性のある人達は断じて許せないね。整体院やるなら、整体師としてブランディングすべきで、理学療法士云々を全面的に出すべきではない。

 だから、ボクは専業で整体サロンを始めてからというもの業界からは遠ざかっていた。

 でも、この度臨床に復帰したり、臨床の活動を頑張っている若手セラピストの為に少しでも役に立てればという思いから協会にも復帰した。

 で、ちゃんと認定作業療法士や専門作業療法士も目指している。メリットはあまりないけど。笑

 病院勤めのセラピストも協会に対して卑屈になるんじゃなくて、どうやったらもっと良くなるか?について議論できるようになれば良いんじゃないかな?

 ボクはそんな風に思っています。

 ってことで、今日はここまで。ほな、また。

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