訪問看護・リハ

訪問療法士が知っておくべきフィジカルアセスメントと必携品

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 今日は京都の国際会館にて、日本呼吸器学会と同時開催されている、呼吸カンファレンスに参加してきた。

 明日も参加。いつもより、起床時間が早いから何度も眠りそうになって…。苦笑

 ボクが参加しているテーマは『呼吸理学療法』。ま、PTメインだから呼吸理学療法って名付けられているけど、OTもSTも、その他クライアントに呼吸の問題がある看護師や介護士にも必要な知識だから、呼吸リハビリテーションでええんやないん?って思うけど、用語の問題だから、取り敢えず置いておく。

 で、今日のテーマはフィジカルアセスメント

 ってことで、今日の学びから、特に訪問リハを提供する療法士各人に改めてフィジカルアセスメントの大切さを伝えたく思い、このエントリーを書いている。

フィジカルアセスメントとは

 フィジカルアセスメントとは、何か。

 看護用語辞典ナースペディアでは以下のように解説されている。

 フィジカルアセスメント(ふぃじかるあせすめんと)とは、問診・打診・視診・触診などを通して、実際に患者の身体に触れながら、症状の把握や異常の早期発見を行うことである。日本語で「身体診察技法」ともいう。「フィジカル(身体的な)」「アセスメント(情報を意図的に収集して判断する)」という言葉の意味を含む。

 皆さんのイメージと大きくそぐわないと思う。

 で、ボク達はクライアントのリスク管理の為、あるいは機能回復の為にフィジカルアセスメントを行う。

フィジカルアセスメントの重要性

 例えば、心臓リハや呼吸リハのように、直接的にアプローチするために、その目標設定やアプローチ方法の決定の為にフィジカルアセスメントは重要である。

 また、特に訪問リハではクライアントの状態がいつもと違わないか、何か異変は起こっていないか。表情や脈拍数、呼吸数、血圧や顔色など気付きやすい部分以外に何かサインはないか。

 これらを把握するためにフィジカルアセスメントは重要だ。

 「特に訪問リハでは」としたのは、基本的に病院ではナースの目を通過してきているからだ。ナースがリハ大丈夫と判断しているからリハができているはずである。

 訪問リハでは、その日最初に会う医療従事者があなたである場合が大半だろう。

 「病院でのリハと訪問リハの決定的な違いはリスク管理だ!」でも書いたように、訪問を行う際、病院でのリハを行っていた時以上にリスク管理における責任がます。

 であるから、事前の対策も重要だ。

 そして、その都度クライアントの状態変化に目を配る必要がある。

フィジカルアセスメントの方法

 ここで書き始めたらキリがないので、特に色んな情報を教えてくれる聴診について、簡単に取り上げたいと思う。

 聴診で聞くのは、心音・呼吸音がメインだ。

CDによる心音シャワー・聴診の達人 (JMP CDブックシリーズ)

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呼吸器カンファレンス―呼吸器疾患をどう考える?胸部X線写真をどう読む?

呼吸器カンファレンス―呼吸器疾患をどう考える?胸部X線写真をどう読む?

 一冊ずつ、お持ちになられることをおすすめする。

 ま、本じゃなくてもググれば色々解説してくれているサイトがあるから、そんなので勉強しても良いかもね。

 で、大事なのはトレーニング

 理論がわかっても聞き取れなければ意味が無い。デモ音声を聞きながらトレーニングすると良い。

 心音は、佐野内科ハートクリニックさんのWebサイト(心音の聴診)から聞くことができる。

 呼吸音は、上で紹介した呼吸器カンファレンスの特設サイトで聞くことができる。

 ボクもこれらを聞きながら精進したいと思う。

 あ、それとボクが今回参加している呼吸ケアカンファレンスはオススメだよ。臨床で日々実践されている先生方から教えてもらえるから。毎年あるようだから一度は行ってみると良い。3学会合同呼吸療法認定士の研修に参加する条件にもなってるからちょうど良い。ボクは今年受講する予定。

フィジカルアセスメントにおける必携品

 視診は目で見て行う。

 打診は、指と耳で行う。

 触診は、手や指先にて行う。

 問診は、口と耳あるいは、目で行う。

 聴診は?

 耳で行うんだけど、クライアントの心臓や肺に耳を引っ付けても聞こえない。聴診器が必要だ。

 で、今回、ボクは昔誰かにもらった聴診器を持って行ったんだけど使いもんにならず。講師の先生の聴診器を借りてびっくり。使い心地がまるで違う。とっても使いやすいし聞こえやすい。

 悪いことは言わない。聴診器は良い奴を買おう。

 オススメはこれ。

 呼吸音だけなら膜だけで良いんだけど、心音も聞くならベル型も必要。だから、これをオススメする。

まとめ

 当たり前のことなんだろうけどね。

 ボクは今まで呼吸にアプローチするにしても、何かメッチャ雑だった気がする。

 理論的背景よりも、技術を教えてもらって実践していたイメージ。きっと教えてくれていた人も理論的背景がなかったんだろうな。

 今回、学んで基礎の大切さを改めて知った。

 訪問看護ステーション立ち上げて、臨床へ戻る前に呼吸ケアカンファレンスを受講できてめっちゃ良かったと思う。

 ってことで、今日はここまで。

 ほな、また。

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