卒後教育

成人ボバースイントロダクトリーモジュールⅢの感想

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 先週の土曜・日曜で、ボバースのイントロダクトリーモジュールに参加してきた。

 今回参加したのはモジュールⅢって事だったんだけど、モジュールⅡは来月受講予定。モジュールⅠは現在申込中って感じ。

 そして、小児のイントロダクトリーモジュールも申込中なので、今年度前半はボバース祭り。ま、参加できるかどうかは分からないんだけどね。

 さてさて、ボバースに関しては賛否色々言われているけど、ボクは自分で見て聞いて、ボバースコンセプトってものを実感・体感したかったのでどっぷり浸かってみる予定なのだ。

 で、今回はモジュールⅢに参加したのでその感想をシェアしたいと思う。

モジュールⅢを受講しての感想

 徒手療法においてエビデンスを求めるのは非常に酷な話だとボクは思っている。

 再現性って事を自分だけではなく、その他大勢のセラピストにも求めるなんてできないからだ。

 薬はその医者が処方しようが基本的には同じ効果が得られるはずだけど、徒手療法においてはそれができない。

 しかし、最低限度重要なポイントが『自己再現性』ではないだろうか。

 そして、自己再現性を高める為に必要な事が2つある。それが①理論に筋が通っている事②技術の練習をする事だ。

 この2つをしっかり抑えておけば、治療選択の余地があるかどうかが分かる。

 で、ボバースコンセプトはどうか。

 個人的には治療選択の1つには入っていくだろうなぁと思った。

 理由は理論的背景が単純明快で科学的且つ論理的であること。実技の練習や患者さんへの治療でもを見て、技術レベルとして習得可能だと感じたことである。

 もちろん、本当に習得する為には成人であれば3週間の基礎講習会、小児であれば8週間の講習会に参加した方が良いんだろうけど、ちょっと厳しいよね。そんなには流石に休めない。

 これからどんどん借金をしていくのに、そんなに休んで勉強しにいくなんて銀行さんも許してくれないだろう。笑

 でもまぁ、だからこそイントロダクトリーモジュールだけでも制覇しておきたいなぁと思った次第。

参加すべきかどうか?

 参加すると良いと思うよ。

 病院によってはボバースはダメ!とかPNFに行け!とか色々あると思うけど、ボクみたいにフラフラ自由な人間はどちらも柔軟に取り入れたいと思ったね。

 ボバースはどちらかと言えばクライアントがパッシブな感じで、PNFはクライアントにアクティブに動いてもらうイメージ。もちろん、両方逆もあるよ。でも、治療デモを見ての印象がそんな感じ。

 ボクは恐らく今後どちらの要素も使っていくと思う。

 一番手っ取り早いのはボバース記念病院や森ノ宮病院、またその関連病院に就職することなんだろうけど、それが叶わないなら参加すると良いと思う。

 理論的背景に関しては本を読んで、解剖学・神経生理学を学べば独学でも大丈夫だろうけど、技術を習得できるかどうかは実際に参加して、ご自身のクライアントに試してみて判断されるしかないと思うので、別に高くて期間の長い研修じゃないから参加してみても良いんじゃないかと。

モジュールの構成

 一応、どのモジュールからでも受講可とされているが、モジュールⅠは一番に受けるのが良いんじゃないかなぁってイメージ。

 モジュールⅠが基本で、モジュールⅡとモジュールⅢは応用って感じ。

 具体的にはモジュールⅠで概念と姿勢制御の基礎をやる。モジュールⅡは急性期〜回復初期、低緊張をイメージ、モジュールⅢは回復後期〜維持期、過緊張をイメージって構成になっている。だから、モジュールⅡとモジュールⅢはどちらが先でも良いが、モジュールⅠは一番の方が良いんじゃないかなぁと思う。

 でも、まぁ、開催日時と開催場所の兼ね合いで後になったからといって大きな問題があるわけじゃないので、早く受けられる順番に受ければ良いんじゃないかな。

 モジュールⅡ・Ⅲから参加するなら、簡単な概念と解剖学・神経生理学に関しては予習してからいくと良いかと思うよ。

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まとめ

 ま、食わず嫌いだったり、エビデンス云々の話する前にたった1.5日、たかだか1万数千円の研修。3講座とも受講しても4.5日の4万円程度だ。ケチる必要は無いんじゃないかと思うよ。

 で、自分には無理だなぁとか思うなら1回限りにしとけば良い。

 でも、ハンドリングは技術だからね。講習会でマスターするのは不可能。センスもあるけど、センスがあっても努力しなけりゃダメ。センスは努力の効率を決めるだけのものだからね。

 ボクはハンドリングに関しては学生時代から鍛えられているので、どちらかと言えば得意なんだ。

 だから、継続学習しようと思った次第。あなたがどう思うかはわからないけど、理論的背景は明快なので、練習すればしっかり使えるものになると思うよ。

 機会があれば是非とも参加してみてね。

 ほな、また。

追伸…ボバースコンセプトに関するエントリーまとめました

 ボバースコンセプトに関する内容をまとめたので、他にも知りたい方は是非参考にして頂きたい。

参考エントリー:ボバースコンセプトの概要と評価・治療方法に関するまとめ

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