起業・経営

ショーンK問題からみる理学・作業療法士のセルフブランディング

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 世間はショーンK(ことショーン・マクアードル川上←でもこれも偽名で川上伸一郎が本名なのかな?)さんの学歴詐称(どころか結構色々嘘をついていたみたいだね)問題について騒がれている。

 ボクはニュース番組でショーンKを見ていたけれども、彼のコメントが印象に残っていたことも無いし、彼を男前だと思ったこともない。ま、他にも無名なコメンテーターっていっぱいいるからコメンテーターってそんなもんなんかなぁと思っていた。

 だから、今回の事件もあっそう…と思った程度なんだけどテレビでもネットでもえらく騒がれているので色々調べてみて思った事を書こうと思う。

ブランディングの罠

 今朝facebookでスタンフォードのアップルショップでマックブックエアー(通称MBAと表記される)を購入したらスタンフォードでMBA取得とプロフィールに書けるみたいな内容を見かけた。かなりワロタw

 確かにwwwって。

 今回のショーンKの公開されている内容はどうやら嘘だらけだったみたいなんだけど、嘘じゃない記述にボクらは騙されているケースが多々ある。

 そして、嘘じゃないけど大きく見える表現ってのは療法士業界にも出てきている。残念だけどね。

 例えば、『理学療法士が整体院で起業!初月から売上100万円』みたいなキャッチコピーを見たことがある。これの裏側ご存知?

 もし、ショーンKみたいに詐称していたら問題。でも、詐称しなくても、この実績は作ることができる。ボクでさえやろうと思えば来月にでもできる。

 裏側はこうだ。

 通常1回5000円。客数50人で、施術件数は月に100件見込める整体院があったとしよう。だから、単純計算で月商50万だ。ま、整体院で起業しようなんていう理学療法士の初期に想定される客数・施術数ってこんなもんだと思う。

 でもね、オープン記念特価で11回分で通常5万円の回数券を3万円で販売!ってセールしたらどうだろう。

 50人全員は買ってくれないかもしれないが、仮に30人が買ってくれたとしよう。すると、その時点で90万の売上が確定。残り10名×2回×5000円で10万円なので100万達成である。

 こんな感じで、嘘ではないけど、何かちょっとずるい実績作りに精を出している理学療法士整体院はあるみたいだよ。ま、誰とは言わないけどね。

 世の中にはこういう実績がい~っぱいあるんだ。

 一つの医学論文の部分だけを抜き取って〇〇が痩せるとか、〇〇が△△に効果的とかね。

 いや、勝手に言ったり書いたりするのは自由だから良いよ。でも、それを商売に使うとちょっと問題だよね。でも健康食品とか健康器具の宣伝には結構使われてる。あ、そして療法士整体院にもね。苦笑

セルフブランディングって大きく魅せることじゃないんだよ

 セルフブランディングっていうと、自分を格好良く魅せるとか、大きく魅せるってイメージする人も居るみたいなんだけどそうじゃないんだよね。

 セルフブランディングってのは、自分を正しく理解してもらう事なんだよ。

 過小評価(もちろん過大評価も)されない為に、自分のできることを適切に表現して、自分を正しく選んでもらうためにするものがセルフブランディング。

 この辺は本田直之さんの著書が詳しい。

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 過小評価されては勿体無い。でも過大評価されて後からクレームが来るのも問題。

 だから、自分を正しく表現する必要があるんだけど、それを行うのがセルフブランディングなんだ。

 セルフブランディングを間違うと、求めている仕事がこなかったり、求めている以上の仕事が来たりする。

 ま、今回のショーンKは、求めている以上の仕事がやってきたケースだね。身内は「あいつバカだ、大丈夫か?」って笑ってたってんだから。

まとめ

 Webで色々やる療法士が増えているが、Webってどうとでも言える面があるんだよね。

 一般社団法人〇〇協会ってのを作って会長になったらマジですごそうでしょ?

 もちろんマジですごい人もいるし、ボクみたいな個人事業者が凄さを装っている場合もある。

 ボクも一時協会ビジネスを検討したことあったから分かるけど、自分で自分に嘘つける人しか無理だね、ありゃ。もちろん、実力や経験があれば別だけど、まぁ30代では無理だよ、基本。

 だから、肩書や経歴を誇張し始める。誇張するための材料を作り始める。そしてビジネスとして破綻し始めるっていうサイクルね。乱立した協会もまた今年夏頃にかけてどんどん破綻していくんだろうな。

 ま、そんな感じのブランディングに騙されるのも悪いよ。ボク達が選ばなければ、こういう形態のビジネスは生まれないんだからさ。

 療法士は、療法士のニセブランディングに気付いて選ばないように心掛けて欲しいなって切に願います。

 ってことで、ほやき終了。笑

 ほな、また。

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