こんにちは。作業療法士の中野です。
ARやVRの技術が世の中に出始めて久しい。そういや5年くらい前にAR関連の代理店やらないか?って話来てたけどあの会社はどうなったんだろ。
使いようによっちゃかなり素晴らしい技術だけど、大事なのはアイデアだと思う。
誰にでも思いつきそうな事では別にARやVRを使う必要がない。
でも、画期的なアイデアは思いつきそうで思いつかないところにあるんだろうなぁと思う。
今回ネットで波乗りしていたら、面白い記事を見かけたので紹介したい。
VRで医療系学生の教育が変わるかも!
これ、ヤバイな。教育の水準が一気に変わるかも。出資してみようかな。 https://t.co/hBAc0XvJ7k
— 中野大輔@予防リハビリテーション研究所 (@pra_jp) 2016年3月12日
イギリスの会社が面白いものを開発してくれた。まさにさっき言ったような「あったら便利」な思いつきそうで思いつかないものだと思う。
下の映像を見て欲しい。
(引用元:VRで超リアルな人体模型を映すTシャツ 教育現場で活用期待)
こんだけリアルに身体の中が体験できたら、そりゃ勉強になるよね。
ボク達は解剖学実習でご遺体からリアルな身体の中を見る機会があるが、あれってどこの学校も1年の時にない?ボク達の学校では1年のしかも夏くらいだったと思うんだよね。殆ど知識の無い状態であれを経験するのはメッチャ勿体無い。
だから、解剖学実習とか行く前にこういうツールを使ってリアルな体内を体験しておくとメッチャ勉強になると思う。
ARやVRの良いところは「体験・体感」できること!
例えばボク達はパリに行かなければエッフェル塔や凱旋門を体験・体感できない。
また、スペインに行かなければサグラダ・ファミリアを体験・体感できない。
生きた人間の皮膚を切り裂かなければ体内をリアルに体験・体感できない。
しかし、ARやVRの技術を用いれば、ボク達は実際はそこに無いもの(体験・体感しようがないもの)をリアル風に体験・体感することができる。
そして、教育において一番大切なのは体験・体感することだとボクは思っている。ボクが体験・体感したことは忘れにくいし、身になりやすいという経験からそう思うだけだけど、多くの人がそうなんじゃない?
英語も読んだり、聞いたり、書いたりって作業よりもネイティブスピーカーと関わりを持つという体験の方が勉強になる。理学・作業療法士も理学・作業療法学を学ぶより実習で実際にクライアントの治療を経験する方が勉強になる。
ARやVRの技術は現実では体験・体感しがたい事を、あたかも体験・体感したかのように見せることができる。
これを教育現場に持ち込めば教育の水準は一気に高くなるだろう。
今後もこの業界の進化を見守っていきたい。
まとめ
ちなみに今回紹介したこのツールはまだ世の中に出回っていない。
これから世の中に出回らせるために、現在クラウドファンディングにて出資者を募っている。
でも、これからこういう商品が続々世の中に出てくるだろうね。
ボク達もこういう世界から目を話すべきじゃないと思うよね。
ってことで、ほなまた。

- 作者: I O編集部
- 出版社/メーカー: 工学社
- 発売日: 2015/01/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る