雑記

退院を目標にリハを行うっていう事の本当の意味を考えるべき

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 大阪府作業療法士会の理事で、やまだリハビリテーション研究所の山田先生が、先日の研修会でもおっしゃっていたし、今日公開されていたnoteでも一つの事についておっしゃっていた。

 回復期が7単位以上取れなくなるから、訪問の立ち上げ、増員が起こってくるよと、そして、病院リハの思考のまんま訪問したらあかんで!と。

参考:今から慌てて、訪問リハ事業始めてもなあ・・・(途中から200円かかります)

 詳しくはやまだ先生のnoteを買ってもらったら、それが一番勉強になると思うんだけど…。簡単に言うと回復期など病院のリハは『退院目的』のリハをやるが、訪問は既に退院して、家に住んでいる利用者さんに対してリハを行う。

 だから、今までのようにはいかないよって話をなさってるわけだ。

 でも、ボクは研修会で話を聞いている時から??だった。

 そんなの当たり前なんじゃないの??今更そんな事強調するようなことかな??って。でも、きっと強調しないといけないんだろうなと思った。

 そこで気付いたのだ。

 「あ、ボク、病院のリハは実習でしか経験してなかった…笑」

ボクは病院リハを経験してないけど、退院する事を正しく捉えたら分かる話だと思うよ

 ボクは重症心障害児施設や特養化している老健、デイ、訪問のリハしか経験していない。

 つまり、クライアントの生活の場でしかリハしていないことになる。

 座位保持装置制作会社に居た時にも、基本的にはお客さんの生活の場まで足を運んで作らせて頂いた。ご自宅や学校、通園先の施設などなど。

 だから、「退院」という一つの区切りをあまり意識したことがなかった。

 そこで思うのが、「退院=病院からの卒業」って思っている人が多いってことなのかな?

 だとしたら、山田先生が口を酸っぱくして伝えてらっしゃるのが分かる。

 『退院=ご自宅での生活の再開』なんだよね。

 自宅への退院ご一旦FIMの点数が落ちるってデータを見たことがある。もちろん、そんな事無いってデータもあるから一概にどうこう言えないが、落ちる人も居るという事実からは目を背けてはいけない。

 退院後FIMの点数が落ちるというのは、退院を病院からの卒業と捉えてリハしてきた結果なんだと思う。で、退院後もスムーズにADLが維持・向上できたケースに関しては退院=自宅での生活の再開と捉えてリハされていたケースなんじゃないかな。

 退院ってものの捉え方を変えるだけで、その後の生活を捉えられるようになると思うけどなぁ。

でも、ボクは楽観的に捉えてるよ

 今まで病院でリハをしてきた人が在宅部門に移ってもなお、今まで通りのリハする人っているんかなぁ。

 もしかしたら、クライアント宅へ行くまでは気付かない人もいるかもだけど、リアルな生活を見せつけられたら見方も変わると思うんだよね…。

 ま、もし変わらんかったとしたらヤバイよね。すぐに嫌われると思う。

 でも、そんな人おる?

 だって学校でも習ってるし、実習で一度や二度は在宅見せてもらってるよねぇ?

 だから、ボクは就職して1年目からずっと病院外で働いてるけど、4月から病院で働けと言われたら働けると思ってるよ。

 山田先生の言うように、これから訪問の新設、異動が増えるかもしれないけど、在宅ってのは生きる現場であるということを再認識してからお伺いするようにしてね。

 んで、その際は『病院でのリハと訪問リハの決定的な違いはリスク管理だ!』や『訪問リハにて利用者さんのご自宅へ伺う際の注意点やマナー』で書いたことに気をつけてね。

まとめ

 ま、確かにずっと病院とかで働いていたら、その後のクライアントの生活なんて知るよしもないかもだね。

 山田先生もどこかで書いておられたけど、ベテランの先生の考えがそのまま上手く行くとは限らないってのは、ベテランの人ほどクライアントのその後の生活を意識していないし、学校で習ったことを忘れてるからだろうね。

 今、病院で働いている人は退院の捉え方を変えて、いつ在宅リハに移っても大丈夫なように、また、クライアントが退院した後の生活のやりやすさをイメージしてリハして欲しいと思う。

 ってことで、ほな、また。

PT・OT・STのための訪問・通所リハビリテーション はじめの一歩

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