起業・経営

整体院開業者が理学・作業療法士に開業を勧める悪意ある理由

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 先日から立て続けに某有名起業理学療法士の方がTwitterやFacebookで、タイトルのような事をぼやかれていた。

 何故、整体で開業している人って、他の人にもそうすべきだって開業を勧めるんだ!ってね。

 恐らくこの先生方も理由は分かってるんだと思う。それをあえて言わないのは…。何だろう。同業者への愛か?笑

 いや、そうじゃないだろうね。言うまでもないけど、自分をフォローして情報を受け取っているあなたはそんなのに騙されるなよ!と言いたいのだと思う。

 でもね、ボクはそれだけでは不十分だと思う。

 こういう理由を知らない人は、あなた方をフォローしてないんですって。だから知らないんですって。整体院で開業している理学・作業療法士が、何故他人に開業を勧めるのか。

 だから、代わりにボクがブログで解説しておこうと思う。ブログで書いたらボクをフォローしてない人も検索して見てくれる可能性が出てくるからね。

 ちなみに、ボクは整体(でなくても良いんだけど、「予防」とか「ヘルスプロモーション」って業界)で理学・作業療法士がもっと活躍して欲しいと思っているし、その支援も行っている。しかし、その意図は今回書く『悪意ある理由』とは正反対であり、この業界を心から変えたいと思っているからだ。まずはそこんとこよろしく。

整体院というビジネスの特性

 持続可能なビジネス。持続可能な収入。これはビジネスをする上では憧れる形態であることは言うまでもない。

 起業なんて考えたこともない人であっても、もしそうなれたら良いなぁと思うだろう。

 毎月寝ていてもある程度の収入があれば、もっと自由に働けるし、ライフスタイルにも幅が出る。

 しかし、残念ながら整体院を個人でほそぼそとやっている限りは中々その状態に突入するのは難しい。

 お客様への施術に対して課金しているビジネスだから、施術するまでお金にならないし、自分で施術しなければいけない人は、寝ていても収入がある状態など夢のまた夢だ。

 だから、理学・作業療法士で整体院をする人が、まず集客に悩んで失敗する。集客して施術するまでお金にならない以上、集客できなければオマンマ食えないので当然だ。

 そして、次。集客が上手く言っても自分が疲弊して休めなくなる。あるいは休みたいと思って従業員を雇うが、自分と同じように働いてくれず客足が遠のくみたいな、別の悩みが出てくる。お金は稼げても、時間がないって状態。お金は稼げても、人を雇うストレスに潰されるって状態。これボクも経験したからよく分かる。笑

 こういうのが整体院っていうビジネスなのだ。

 もちろん、人を上手く使って、他店舗展開などしていければ、こういう問題も解決できるのだけど、この壁が中々に高い。集客の壁なんて簡単に越えられるけど、人を雇って、リーダーだったり店長に育てて、独り立ちさせるってのは本当に難しい課題なのだ。つまり、整体院でお金的にも時間的にも豊かになろうと思ったら、かなり大変ってこと。ま、整体院に限ったことではないんだけどね。

開業を勧める整体師は、集客に成功してるけど他店舗展開できない人達だ!

 あ〜あ、言っちゃった。し〜らないっと。

 集客ができれば、それなりに稼げる。集客さえ成功すればサラリーマン時代には考えられなかったような収入が得られる。

 しかし、同じ収入を稼ぎ続けようと思うと、その施術を毎日毎日、毎月毎月繰り返さなければならない。

 開業を勧める人ってここに疲弊しちゃってるんだよね。ボクも同じく疲弊したからわかる。稼げても幸せ指数下がることを身にしみて知っている。

 だから、ボクは対応策として休みを増やして、新規客を減らした。もちろん、収入も減ったけど、今はこんなブログを書く時間も充分にあって、家族との時間も充分にあるので結構ハッピーである。

 でも、開業勧める人は、稼ぎが減ることにストレスを覚えちゃうんだろうね…。それが元凶のはじまり。

 整体院やって、集客に成功した人が次に進む道はコンサル業なのよ。月額で顧問料もらうから、仕事量と比例しない仕事ができるんよね。でも、整体院しかビジネス体験のない人っていきなりコンサルの顧問契約とかできないから、まずはセミナーやるのよね。技術系、経営系…、まぁ色々。

 で、そこに来る人ってのはやっぱりそれなりに意識高い系の見込み客なわけで、コンサル営業を受けてくれやすいんよね。

 色々書いたけど結論は、開業勧めてコンサルの顧問契約取りたいの。それが開業を勧める理由。

 悪意あるってタイトルに書いたけど、これで実際多くの理学・作業療法士が整体院で起業して、実際に集客ができて、収入も増えて、ハッピーってなってたら良いけど、そうじゃないのが現状。つまりは結果のでないコンサルでお金もらってるんだから、悪意あるよね。

 そして、冒頭に書いた某有名理学療法士のぼやきにつながってるんだろうなぁって思う。聞いたわけじゃないから思うだけ。

ちなみにボクの起業支援の話

 ついでにボクの話も少しだけ。

 ボクは現状の「予防」とか「ヘルスプロモーション」って言われる業界のずさんな現状に危機感を覚えている。先日、ボクの整体サロンのブログでも読者にむけて注意喚起したけど、事故もめちゃめちゃ増えてる。

参考:整体・リラクで健康被害が拡がる!9年間で9000件以上の相談

 ボク達からしたら、どんな事したら肋骨骨折ましてや脊髄損傷なんて起こるの?って感じだけど、現にこういう重大事故が増えているらしい。やばいよね。この現状。

 この現状は変えた方が良いでしょう。ちゃんとプロが対応すべきところでしょう。ってボクは思うからどんどん理学・作業療法士にこの業界に進出してほしいと思っている。『医療』『介護』に続くもう一つの分野を確立するために。

 ボクだけで日本中の人を担当できないんだから、もっともっと増えて欲しい。そして、そのための支援なら労力を惜しまない。

 もちろん、ボクの身体は一つだし有限なので全てを無料で提供することはできない。だから、できるだけ多くの人に、できるだけ気軽にこの業界に繋がる情報を提供しようと無料のブログを頑張ってる。

 コンサルにしても顧問契約は結ばない。単発で結果出せない人は、顧問契約にしても結果出せないから。だからボクにとってコンサルは仕事の内容が変わるだけで決しておいしくない仕事なの。時間の切り売りで働く馬車馬のような…。笑

 でも、それでも業界に多くの理学・作業療法士が参入してほしいからこんな風にやってるわけだ。

 ま、前者とは違うよってのを言いたいだけね。笑

まとめ

 とまぁ、こんな感じの実情があるのは事実。

 んで、起業を勧める整体院経営者が全て、悪意ある起業支援をしているか?って言ったらそうじゃないって話も合わせてしたい。(※ボク自身は良心的な人を見たことないけど…。笑)

 やっぱりビジネスやる以上、一定以上稼がないと旨味は全く無い。

 で、一度その旨い汁を吸ったら、次に考えるのはどうすれば楽に?って考えるんだよね。まぁ、それが人間。別に悪いことじゃない。だった、稼ぐってのは、その分誰かの役に立っていることが前提だからだ。

 ボクは本当にみんなどんどん稼ぐべきだって思うよ。もちろん、誰かの役に立ってね。

 悪意ある人たちは、役に立った以上に稼いでしまう事があるよね。結果出させてないのに顧問料だけもらうって感じでね。

 でも、そうやって稼いだお金では幸せになれないんじゃないかなって思ってる。もちろん世の中には汚れたお金で自由気ままに過ごして、そのまま死んでいく人もいると思うけど。そういう人って死に際に幸せだったって思うのかな?多分、後悔が多いんじゃないのかなぁって思う。わかんないけどね。こればっかりは

 ボク自身は、お客様に貢献しての対価はきっちりもらうけど、それ以上は貰わない。で、余分なサービスも売らない。だからコンサルは単発で良いのよ。本来コンサルってそうあるべきだとボクは思ってる。

 ま、子のブログを読んだ人は、変な人に開業勧められて、セミナー行って、テンション上ったノリで顧問契約とか結ばないように注意してくださいませ。

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