評価と治療

変形性膝関節症(OA)の原因についての分析

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 今回のトピックは当ブログへ訪問した人の検索項目に『OA 理由』ってのが含まれていたので書こうと思った次第。

 で、当ブログにはその答えを用意していなかったので、答えを用意しようと思った。

 ま、病気の原因など一概にわかるものではない。様々な原因が複合的にからみ合って起こっているので、今回の内容もそのうちの一つだ。

 そんな積りで読んで頂ければこれ幸い。

関節が変形せざるを得ない理由

 変形性膝関節症はご存知の通り、中枢が絡んだ疾患ではないから、原因はそれ以外だ。

 習慣だったり、環境だったり、栄養面のことだったり。それらがからみ合って起こっている。

 じゃあ、習慣だったり環境だったり、栄養だったりがからみ合って何が起こっているのか?というのがこのブログで書けるOAの原因だ。

 それは膝周囲の非対称な固有感覚の低下が挙げられる。

 固有受容器からの脳への伝達に不具合が生じ、筋肉の反応が悪くなってしまう。すると、左右の(あるいは前後の)協調的な筋収縮が得られなくなり、関節に負担がかかる。

 すると血流は悪化し、筋の栄養不足が生じ、筋は硬化する。すると更に固有受容感覚は低下する。

 この悪循環の繰り返しで関節は変形し、ひどければ痛みを生じる。

 これがOAが発生する原因である。

そもそも固有受容感覚が低下する理由

 では、何故固有受容感覚が低下するのだろうか。それは人によって違うし、原因は人それぞれだ。

 しかし、女性に多い、メタボ者に多い、中年以降に発症することを考えると、体重を支えるだけの筋力がなく、その状態で負担のかかる肢位を長時間とったり、無理な運動をすることに起因するだろうと考えられる。

 ボクのおばあちゃんも見事なOAだが、恐らく昔からの畑仕事の姿勢で体重を支えていたことに起因するんじゃないかなぁと思う。毎日行っておられたし、今も行ってるしね…。

 そういう生活習慣が関節に負担をかけ、血流を悪化させ、筋の運動性が低下するところから、固有受容感覚が低下するのだろう。

OAの治療

 では、OA患者に対するリハはどのように行うべきか?

 簡単に言うと、先ほど挙げた悪循環をどこかで断ち切ってやることが重要だ。大切なのはその断ち切り方だけどね。

 関節への負担を軽くすること、つまり痩せることも一つだし、正しい運動を学習させることも重要だし、筋力をつけることも重要だ。

 クライアントの問題をしっかりと見極め、優先順位をつけてアプローチして頂ければと思う。

まとめ

 少し抽象度の高い内容になっているが、OAに対する考え方として大きくずれていないと思う。

 もちろん、もっと個別性の高い原因ってのはあるので、しっかりとクライアントから情報収集する必要があるし、クライアントの運動を分析することが必要だ。

 ま、今回お伝えしたような内容を把握しておけば、それら評価も円滑に行えるのかなぁと…。

 良かったら参考にして欲しい。

 ほな、また。

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