評価と治療

作業療法士の理想をクライアントに押し付けてはいないか?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 ボクにとって研修会は情報収集にもってこいの場である。

 臨床から離れて久しいボクは臨床のこと、制度のこと、理想と現実の違い、リハにまつわるお金の事などなど、今日もMTDLPの勉強会に参加して隣の参加者に嫌われるレベルで質問しまくってやった笑

 でも、勉強になるんだもん、ごめんね。嫌な人は勉強会でボクの隣に座るの止めましょう。

 さて、今日はMTDLPの研修ということで興味チェックリストの練習とか、演習シートを埋める作業とかやるのね?

 やったことある人はわかると思うけど、モデルケースを題材にあーだこーだと考えるわけ。

 でね、その話をしている時に思ったのが作業療法士(特に女性)ってクライアントに自分の理想押し付けてない?現実はそんなに甘くないと思うよ。って思ったのでシェアしようと思う。

女子に嫌われませんように…

 こんなことを書くと女子に嫌われる…。はぁ、心が重たい。このエントリーはどうか女性療法士の目に止まらないことを願う。

 モデルケースのクライアントは女性。で、旦那様は協力的という設定。

 たったそれだけの情報を元に、同じグループになった女性作業療法士達は『旦那と一緒に調理』なんて目標を立てやがるのだ!立案されていた。

 おいおいおい!ですよ。

 あんたの旦那(もしくは彼氏)は調理やる?それって好きでやってる?

 仮に調理を好きでやる人が旦那だったとしたらそういう目標設定も現実味を帯びてくる。でもね。大半の男子は調理なんてしませんよ。

 うちの父親はよく自分で調理してるけど、それは母親が自分の望む献立をくまないから。つまりしゃーなしに調理するわけですよ。

 だからね、旦那を調理に参加させたらクライアントは満足かもしれないけど旦那のQOLは低下しますよ。マジで。それが原因で離婚に至ったらあんた責任とれますのん?

 クライアントから担当作業療法士がそんな目標立てて、旦那に強いたからなんて言われたらどうしますの?裁判で負けないかもしれないけど痛いよね。そんな療法士。

「あーん、そんなの良いねぇ!」じゃねぇよ。

 まぁ、演習だからそれでも100歩譲って良いとしよう。

 そんな目標を発表した傍から、「あーん、そんなの良いねぇ、理想の夫婦やわ!」ってアホか!って思う。

 お前の感覚で世の中できてねぇよ。ってね。

 ボクも妻が障害を負ったならば、「出来る限り協力します」って言うよ。ボクは料理が得意だから良いけど、じゃあ苦手な洗濯も食器の後片付けもって言われたらストレス溜まるよね。間違いなく。

 夫婦の会話なんてただでさえ多くないのに、もっと減るw

 娘達も負担になるだろうな。介護が理由で結婚が遅れるかもしれない…。

 療法士はそんなことそっちのけで、理想追求してたらあかんぜよ。

まとめ

 まぁ、演習だしね。模擬ケースだしね。実在しないケースだからね。練習だから…。

 こんなこと言ってる奴は、実際のケースでもやらかすよ。間違いなく。練習でできなことは試合でできないって言うでしょ。あれマジだよ。

 運動学習って知ってるでしょ。学習してないことは出来ないの。

 「あーん、そんなの良い!」って練習で言う人は、本番でも言っちゃうの。だって口の筋肉が「あーん、そんなの良い」っていうのを覚えてんだから。

 ちょっと、マジで考えてやってくれないと作業療法士に未来ないよね。

 もっとリアルを見つめて勉強して欲しいと思う。

家族とは何か―その言説と現実

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