評価と治療

CVA患者の上肢訓練を肩関節挙上位で行うべきエビデンスは?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 作業療法学生の諸君に聞いてみたい。

 あなたはCVAクライアントが(90°以上の)肩関節挙上位で何かしらの訓練をされている光景を見たことはないだろうか。

 例えばペグだったり、人によってはSTEFなどの検査を肩関節挙上位で行っているケースもあるだろう。

DLM 上肢訓練ボックス TS003

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 そして、学生各位は聞いただろう。何故そんな挙上位で訓練をするのか?(だって、90°以上の挙上位で遠位の動作を促すなんてADLに即してないからね。)

 するとスーパーバイザーはこう答える。

 「そういうもんだから…。」

 マジか。そういえばボクも泣かされたバイザーに色々聞いたことを覚えている。何一つまともな返答出来ないくせにパワハラだけいっちょまえ。そんなバイザーに育てられた学生はボクも含めて不幸だよね。ま、しゃーない。

ただし原因は不明なのが現状

 だからといってボクがこの答えについて答えを出せるわけではないことをここでは伝える必要がある。

 何故、肩関節居上位で訓練すると良いのか。

 現象だけで答えると、上肢の過剰な筋緊張が低下するからである。

 これはつまり、上肢の操作性が向上してADL向上へのトレーニングになる。

 ボクが問題にしているのはこの先ね。

 何故、筋緊張が低下するのか?それが疑問点。

現象として言及されているが、理論やらエビデンスはない

 ソークス現象という言葉を聞いたことはあるだろうか。

 ボクは今回参加した研修で初めて聴いた。

 かの有名なブルンストロー氏が著書の中で言及しているらしい。

片麻〓の運動療法 (1974年)

片麻〓の運動療法 (1974年)

 で、著者もその理由については言及していない。この原因については霊長類での人体実験をやるしかないだろうね。現状の日本では(いや、先進国では)ほぼ原因特定は不可能だろう。

 で、骨格筋の研究に関してお金が出る話はないだろうから、やっぱりこの件はお蔵入りなんだろうね。

現役作業療法士はせめてこの程度の解説はしてあげて!

 言い訳するようだが、ボクにとってCVAの作業療法は専門外。ボクは元々小児の専門だったしね。

 しかし、今回の研修でこういう話を知って、もっと深く勉強したいと思った。

 専門としている人は、せめてこれくらい知っておいてほしいよねって思う。

まとめ

 昔、ドイツが医学の主体だった。その後日本やアメリカでも医学が発展した。現在はタイの医療が急成長中だ。

 これに隠された意図とは?つまり、研究するだけの人間や霊長類が利用された結果だ。

 今の日本において人体事件は当然、霊長類の解剖実験も不可能である。どないして医学発展させんねん!?っていうね。

 ボクなんかはこれに対して過激な意見を持っているがここでは辞めとこう。笑

 現象はエビデンスレベルとしては低い。現象で見られても再現性などの観点から、その結果が正当なものかなんて分からない。

 しかし、現象も積み重ねればデータになる。そのデータをエビデンスとして治療するのはありだろう。特に作業療法士はこの件に関してちゃんとエビデンス取ったほうが良いね。

 ボクも訪看ステーションがオープンしたらやってみようと思う。

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