書評

これからの時代を創り、リードする理学・作業療法士の必読本

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 先日、経営コンサルタントである神田昌典氏の講演会に参加してきた内容をシェアした。(参考エントリー:目標を達成する人と達成しない人の行動の違いについて

 で、その講演会だが神田氏が2015年が時代の移り変わる節目とし、2012年に発売された『2022−これから10年、活躍できる人の条件』という本の出版と共に毎年年初に『その年の動き方』をテーマに開催されているものである。

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

 この本の中でも紹介されているが、『70年周期説』という考え方があり、時代は70年を一サイクルとして周期しているという考え方である。

 その新しい時代の幕開けが昨年2015年だった。その前が1945年で終戦を迎える。その前が1875年で明治維新のまっただ中、その3年後国内最大の内戦と言われる西南戦争が勃発している。

 時代の移り変わるタイミングは不安定であり、色んな出来事が起こる。

 江戸から明治に変わるタイミング、それまでの当たり前は一瞬にして過去の遺物となった。終戦を機に神だった天皇陛下が人間となった。

 このタイミングは過去の当たり前が覆され、新しい常識ができるタイミングでもある。

 そんな時代であっても、もちろんどこかのタイミングでボク達は順応することになる。だが、新時代の療法士として一歩先を行く療法士を目指すのであれば、時代に順応する立場ではなく、時代を創る、リードする役割を担う必要がある。

 前置きが長くなったが、今回はそんな時代を創る、リードする療法士にとっての必読の3冊を紹介したいと思う。

時代の流れを読むにはコツがある!コツを掴む為の1冊

 時代を創り、リードするには、その時代がどのように流れていくかを読む必要がある。

 時代がどのように流れ、人々がどのように行動するかを予測し、ボク達はその行動をリードしていかなければいけないからだ。

 彷徨える人たちをリードするのだ。

 そして、その時代の流れを読む為にはコツがある。それは世の中の理を知ることだ。その理とは弁証法である。

 ここで弁証法について解説するのは難しいが、世の中は必ずこういう風に変わっていくという原理の事である。で、その弁証法について詳しく解説されているのが田坂先生の『使える弁証法』だ。

使える 弁証法

使える 弁証法

 ボクはこの本で弁証法を知り、実践している。

時代を読むには、歴史を知るべし!歴史を学ぶ2冊

 弁証法を使いこなすためには歴史を知る必要がある。歴史を知らなければ弁証法を知っていても無意味である。

 これからの激動の時代は70年前、あるいは140年前に類似する。もちろん、戦争は兵器を使わずに行われるかもしれないし、幕府から天皇へという大きな変化があったが、今の日本政府が大きな変革を起こすかもしれない。

 だから、ボク達は70年前、140年前について知っておく必要があるだろう。

70年前を第2次世界大戦から知る

 第2次世界大戦を知る上では様々な視点がある。日本から見た大戦、アメリカから見た大戦、韓国や中国から見た大戦。

 見方によって様々だ。

 で、ボクはこれからの時代を知る上で重要なキーワードの1つが『情報』だと思うのだが、その『情報』という視点から第二次世界大戦描いた作品がある。それが杉原千畝さんという方を描いた「杉原千畝 情報に賭けた外交官」である。

杉原千畝: 情報に賭けた外交官 (新潮文庫)

杉原千畝: 情報に賭けた外交官 (新潮文庫)

 内容は実際に本を読んで頂きたいのだが、これからの時代、情報の有無によってリードする側に立つか、リードされる側に立つかが決まる。そんなこれからを読むのに必要な情報を与えてくれる書籍だと思う。

140年前を明治維新から知る

 幕末から、明治にかけての時代は激動だった。

 ボクは今、朝の連続テレビ小説『朝が来た』を見ているのだが、大阪を舞台に『お商売』という観点でどのように時代が移り変わっていくかが描かれたドラマだ。

 とても大阪に住むボクとしてはとても面白い作品だ。

 この時代の商売がどのような変化をして生き残っていったか?を知ることによってボク達は自分をどのように変化・成長させるべきかのヒントが得られるだろう。

 と、いうことで『朝が来た』の原作である「土佐堀川」がオススメ。しかも、これからの時代は女性が創る時代になるのでは?と言われている。どのような女性がリードするのか?その女性を支える男性とはどのような働きをしているか?

 そのような視点で読んで頂ければ面白いと思う。

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

まとめ

 田坂先生の著書は色々読んでいるが、このブログの読者である療法士各人にも読んで頂きたいと思う。これからの時代を生き抜く、リードしていく人材になるためのアイデアが満載である。

 是非、「使える弁証法」の後にも色々読んでみて欲しい。

 時代を知る為には様々な情報が必要である。今回は1冊ずつ紹介したが、本当はもっと色んな視点で情報収集した方が良いだろう。

 こちらも別の視点で描いた作品も読んでもらうと更に時代の流れが分かるようになるのではないかと思っている。

 是非とも色々読んで頂きたい。

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