訪問看護・リハ

訪問看護ステーション事務所の物件選び5つのポイント

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 相変わらず訪問看護ステーション開設に向けて事業計画書作りを頑張る日々である。

 初めてこのブログを読む人の為に書いておくと『訪問看護ステーション開設』というカテゴリーはボクが訪問看護ステーションを立ち上げるに当たり、完璧な事業計画書を書く為に奮闘した証である。

 この内容での成功を約束するものではない。しかし、事業計画書の出来栄えから考えると恐らく成功の確率・効率の高いアドバイスをしていると思うので、自己責任において参考にして頂きたい。

 さて、前回は事務所の立地選びについて書いた。(参考エントリー:訪問看護ステーション拠点はどこに?立地選び5つのポイント

 立地が決まれば次は物件だ。そこで、今回は物件を選ぶ際に押さえておきたいポイントについてお伝えしたいと思う。

大前提は申請に通ること

 訪問看護ステーションは非常にざっくりな表現ではあるが、指定申請をするには施設基準を満たしていなければいけない。その基準は以下の通り。

 訪問看護ステーションの設備基準として挙げられているのは以下の内容だ。

  1. 事業の運営を行なう為に必要な広さを有する専用の事務室(他の事業の事務所と兼ねる場合は専用区画)を有すること。
  2. 事務室と区分けされた面談室を有すること(利用者等のプライバシーが配慮されていること)。
  3. サービス提供に必要な設備・備品が有ること。※一般の事務機器の他、鍵付き書庫、感染症予防用消毒液、仮眠室(24時間対応の場合)、駐車場、専用自動車など。

 あって無いような基準なのだが、稀に物件が基準に合わないと申請を跳ねられるケースもあるらしいので注意しておこう。(これを防ぐ方法については以下に述べる)

物件を選ぶ5つのポイント

 では、どのような基準で物件を選ぶべきか以下にお伝えしよう。

1.敷金・礼金・保証金の安い所

 開業時から資金は潤沢ですという資産家開業者は良いが、ボクのような貧乏開業者にとって開業資金はなるべく安くし、運営資金に回したいものである。

 そして開業資金の中でも大きな割合を占めてしまうのが敷金・礼金や保証金である。限りなく0に近い、物件を選びたいものだ。

 比較的築年数の古い物件に関しては敷礼ゼロゼロ物件がある。流石に大阪市内でボクの狙っている地域にはゼロゼロという贅沢な物件はなかったが、礼金のみで10万円以下の物件は見つけてある。

 開業時まで開いている保障はないが、まぁあるということは分かっている。笑

2.家賃の安い所

 開業資金が必要なのは開業の時だけだが、運営資金は毎月必要だ。仕入れのない商売である訪問看護ステーションの場合、一番の経費が人件費であり、その次が家賃である。それは仕入れのない整体サロンをやっているボクの今の店でも一緒。

 だから家賃は安いに越したことはない。

 お客さんに来てもらう店舗型の商売の場合は、ある程度小奇麗でないといけないが、訪問看護ステーションの場合、清潔で雨露凌げて、冷暖房が完備であれば充分なのだ。

 ポイントはネットで検索した際の家賃の安い順で上位に出やすいよう、家賃を下げて、共益費を上げているケースもあるから、安い順に高い所も見て合計の毎月の支払いが少ない所を選ぶようにしよう。

3.休憩室・更衣室のプライベート空間を確保

 看護師さんは特に、理学・作業療法士も女性が多い職種だ。つまり、訪問看護ステーションは女性の多い職場となる。

 女性だけの職場であれば全てがプライベート空間みたいなものかもしれないが、男女が共有する事が大半だろうから、着替えや休憩、お昼寝や仮眠に支障がないプライベート空間を確保できるような間取りを選ぶべきだろう。

4.リビングスペースの広い物件を選ぼう

 同じ2LDKの間取りであっても、広さが全然違うことがある。同じ間取りで20平米違うなんてこともありうるのだ。

 で、同じ間取りで広さが違う場合、往々にしてリビングスペースが狭い。

 訪問看護ステーションの場合、リビングスペースが事務所スペースになるケースが大半だと思われるので、リビングの広いスペースを確保するように注意してみて欲しい。

5.指定申請で跳ねられない物件を選ぶ

 先ほどもお伝えした通り、稀ではあるが物件が基準に合わないという理由で跳ねられるケースがあるようである。

 曖昧な施設基準なのにも関わらず、跳ねられるなんてもはや嫌われてるんじゃない?と思うが、申請に通るというのが物件選びの大前提である。

 ここで抑えておくべきは、既に訪問看護ステーションの指定を受けている物件を参考にするということだ。

 ボクは同じ区内に存在する訪問看護ステーションの物件(間取りや内装を)をネット上ではチェックした。後は物件探しをする際に不動産屋さんにお願いして、既に訪問看護ステーションが入居している物件の空き部屋も同時に(もしくは予め)見学させてもらうことをオススメする。

 あるいは訪問看護ステーションが入居している物件の仲介を経験している営業マンに担当になってもらうなど方法はある。

 もし跳ねられたとしても、〇〇訪問看護ステーションの物件とこの物件の違いを明確に教えて下さい!と強気で言える位念には念を入れておいても良いだろう。

まとめ

 事務所は自分やスタッフが1日のうちの大半を過ごす場所であるから物件選びには注意を払いたい。そういや、前務めた訪問看護ステーションでは喫煙スペースが事務所内にあったのがびっくり。そんなこと絶対だめだよね。居場所は清潔に。

 しかしながら家賃を下げれば下げるほど、物件の質は下がる。目ぼしい立地で、どこまで下げられるか?が勝負である。

 最初からいい物件に出会えることは稀である。いい物件に出会えたら極限まで家賃を下げてもらう交渉まで含めて物件選びだ。

 家賃交渉は大家さんの弱みを握る事が大切。同じ物件で他の部屋は家賃が違うなんてこともあるから、しっかりと情報収集した上で、最終的に契約してほしいと思う。

 長く使う場所だからこそ、選ぶのは慎重にしたいものだ。

追伸…訪問看護ステーション設立を決めたら…

 当ブログでは、ボクが訪問看護ステーション開設を決めてから申請までの行動をブログでまとめている。

 これから本気で訪問看護ステーションの開設を目指している人は参考にしてもらえたら幸いだ。

参考エントリー:訪問看護ステーション新規立ち上げ!想起から申請までの流れ

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