雑記
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高校生は理学療法士か作業療法士のどちらを目指すべきか?

 こんにちは。作業療法士の中野です。

 連休中に高校生から相談メールが届いた。

 『理学療法士か作業療法士になりたいと思っているのだが、これからの時代どちらを選ぶべきか?どちらの方が将来性があるか?』という内容だった。

 今回はその高校生からの回答した内容をブログでもシェアしたいと思う。

理学療法士は飽和しているから、作業療法士の方が有利か?

 昨年、日本経済新聞に理学療法士が飽和しているという旨の記事が掲載された。(参考エントリー:日本経済新聞の理学療法士飽和に関する記事を受けての感想

 これを目にしたら理学療法士が飽和していて、作業療法士はまだ大丈夫と捉えるかもしれない。

 しかし、ボク達の職種において飽和率は有資格者数と比例はしないと思っている。

 何故ならボク達の需要と供給のバランスは医療・介護保険の報酬によって左右されるからだ。

 国が理学・作業療法士に対してお金をかけないと判断したら需要は下がり飽和率は高くなるし、逆に理学・作業療法が必要でお金が沢山出せると判断したら需要は上がり飽和率は低くなるだろう。

 そしてこれは理学療法士に限ったことではなく作業療法士も同様である。

 だから飽和率から見た優位性は殆どないだろう。どちらの職種を選んでもこれからは厳しくなるし、これからは個の力、ブランディングが重要になってくるとボクは予測している。

認知度は?

 認知度は間違いなく理学療法士の方が高い。

 リハビリと聞いていきなり作業療法をイメージする人は少ないし、特に高校生がお世話になる確率を見ても理学療法士の方が多いだろう。

 作業療法士の認知度は理学療法士に比べ低い。

 ま、だから?程度の差だろう。

 理学療法士の方が作業療法士より借金がしやすいとか無いし、失業率に差もなければ平均年収も変わらない。

 作業療法士の方が女性が多いから、潜在資格者(有資格者だけどその資格で働いていない人)は作業療法士の方がちょっと多いくらいだろうか。

 家族や親族などに説明が面倒であれば少し理学療法士の方が理解を得やすいかもしれない。

じゃあどちらを選ぶべき?

 ボクは今からどちらを選ぶか?と聞かれたらやはり作業療法士を選ぶだろう。

 理由は理学療法士が良いか、作業療法士が良いかは性格や自分の持つ興味が大きく左右するからだ。

 対象の違いや職域の違いが少なくはあるが、あるのはある。そこに性格や興味の違いが影響を及ぼすと思う。

 だが、理学療法士でも作業療法士でも能力の高い人はその資格の壁を超えて働いている。だからぶっちゃけどっちを選んでも一緒だろう。

 今後活躍する療法士は資格の壁を超えて働いていくことになるだろう。

 もし今後法律や制度が変わって、理学療法士か作業療法士のどちらかが有利になりそうなら、そのタイミングでもう一つの資格を取り直しても良いんじゃないですか?確かどちらかを持ってたら2年で取れたはず…。違ったかな?まぁ、良い。

 明らかな有利な差が生まれたら2年や3年くらい投資しても良いんじゃないですか?

まとめ

 先日ジェネラリストかスペシャリストか?という内容のエントリーを書いた。(参考エントリー:理学・作業療法士はスペシャリストかジェネラリストのどちらを目指すべきか?

 で、自分に課された役割や興味関心の方向によって変わるという話で結んだ。

 しかし、このエントリーを書いていて思ったのだが、より限定的で医者に近い理学療法士はスペシャリスト向きで、より範囲が広く広い視野と行動力が必要とされる作業療法士はジェネラリスト向きなのかなぁと思った。

 ボクは根っからのジェネラリスト向き人間だと思っている。だから作業療法士の方を選ぶのかなぁと。だからと言って理学療法士を選ぶのは馬鹿だとか間違っているとか思わない。理学療法士の方が向いている人も居るだろう。

 ただ、それも高校3年生の時に判断できるもんじゃない。自分がどういう人間化なんて高校3年生の時に正しく把握できている人なんて殆どいないし、変わる可能性もある。

 どっちでも良いんじゃない?と思うが、もし上記のような性格の特徴が顕著なのであれば、自分にあった方を選べばいいだろう。

9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

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