予防医学

医療専門職が似非医学に騙される5つの理由と信者化する原因

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 ボクは以前、似非医学に騙されていた。流石に信者というほどでは無かったかもしれないが、そんな事もあるよなぁと。

 作業療法士も列記とした医療専門職であり、養成校では標準基礎医学も学習する。内科学、整形外科学、精神医学などなど。

 だから、似非医学がどんな論理を引っさげてかかって来ようとも反論するベースを持っていたというわけだ。

 だが、ボクに限らず似非医学に騙され、信者化してしまう人が少なからずいらっしゃる。内海某などという医師や近藤某の主張に賛同する方々だ。

 医師だとか、医学博士が主張するのだから素人の一般人は騙されても仕方ない。だが、ボク達は騙されてはいけないし、正しい情報を発信する義務があるだろう。

 今回は何故医療専門職のボク達が似非医学に騙され、信者化してしまうのか?という理由について考えてみたのでシェアしようと思う。

医療専門職が似非医学に騙される理由

 ボク達は標準基礎医学を学んでいるにも関わらず似非医学に騙されるのか。

 以下にその理由を考えてみた。

1.単純に勉強不足

 基礎学力が足りていない。つまり、素人の一般人と知識差が殆ど無い状態の人であれば、医者や医学博士の言うことだから信じてしまいやすいだろう。

 標準医学と違うことを言っていれば、本当かな?と疑うのが当然である。

 疑えないというのは単純に知識不足だろう。

2.情報を鵜呑みにする

 仮に勉強不足で騙されたとしよう。しかし、その情報のソース元や、発信の根拠に興味を持ち、情報の真偽、詳細を確かめようとしたならば、似非医学の嘘は見抜けるはずなのである。

 昔であれば図書館に出向かなくては無理だったが、今ではインターネットを通じて大抵のことは調べられる。

 家でできる確認作業なのに、それを怠ってしまうと騙されてしまうだろう。

3.権威に弱い

 特に医療専門職にとって医師の存在は絶対である。大学に居たなら教授は絶対だっただろう。

 ボク達医療専門職は、この目に見えない(あるいは見えている場合もあるだろう)上下関係に支配されているケースが少なからずある。

 一部例外はあるものの大半の医療行為は医師の指示が無ければ行えない。ボク達は医師の指示のもと仕事する職種なのだ。

 そんな医師に強い言葉で主張されれば信じてしまいやすいのかもしれない。

4.医療専門職の世界は狭く閉鎖的

 これはボク自身が臨床から離れ、一サービス業者として働いているからよく分かる。

 医療専門職の世界は狭い。同業種で固まる性質もあるし、平日は仕事、休日は勉強会なんて生活を始めてしまったら他の世界に目を向ける時間もなくなってしまう。

 もしかしたら他の業種もそうかもしれないが、医療専門職は医療専門職の友人が大半っていうケースが多いように思う。

 そんな世界だから、世の中で似非医学というものがどういう扱いを受けているか?なんてことにも疎くなる。

 例えば海外ドラマなんかを見ていると、似非医学やトンデモ科学はけちょんけちょんに叩かれ馬鹿にされている。この前は民間療法に傾倒し標準治療を拒む行為は殺人であるみたいな表現までされていた。その世界を知っていたら簡単に騙されないだろう。

 医療専門職は医療専門職の知り合いが多く、医療関連の情報にしかアンテナがはられていないので世の中の様々な情報から遠のいてしまうのかもしれない。

5.素直な人が多い

 医療は、直接患者や障害者を支援するための技術であり、職種である。

 人を助けたい!という想いを持って志す人が多いだろう。もちろん、甘っちょろい考えだということは養成校の間や働き始めてから気付くのだが、そもそも志した時というのは人の助けになりたいと思っていた人が多いのではないだろうか。

 医療専門職には善人が多い。そして、素直なのだ。

 だから、騙される人が多い。詐欺に合う人の職種別割合とか研究ないかな?笑

 今、ちょろっと調べたら『詐欺にあいやすい人の共通点とは まさかの共通10より』ってブログ記事を見つけた。

 テレビのアンケート調査がベースって事なので研究ではないが、医療専門職に多そうな特徴が列挙されていたのでご覧あれ。

100歩譲って、騙されたとしても何故信者化するのか?

 上記5つのような理由で医療専門職であっても似非医学に騙されてしまうのだ。

 しかし、100歩譲って騙されることは仕方ないとしても、何故『それが絶対だ!』『それ以外は悪だ!』『〇〇マンセー!』みたいな信者とかしてしまうのだろうか。

 それは新興宗教団体にハマってしまう人の真理と一緒だろう。

 『心の拠り所』を求めているからだ。

 ボク達医療専門職は、人の命と向き合う仕事でもある。自分の不甲斐なさを痛感する機会もきっと多いだろう。ボクなんて初期の段階で治療を諦めてしまった不届き者だが、諦めず努力を続けた人ほど悩みも多いことだろう。

 そんな心の拠り所に似非医学はなってしまっているのである。

 これは患者の思考回路と一緒である。標準治療では直せない、死を待つだけ、上手く付き合っていくしか無い…などという人が似非医学の温かい言葉を信じ頼りたくなるのは当然の心理だろう。

 医療専門職も一緒で、今自分が持つ知識と技術では救えない患者を救える言葉を心の拠り所にしてしまうのかもしれない。

 しかし、ボク達はその甘い言葉にホイホイ付いて行くのではなく、まず確かめるという癖をつけなければならない。その為のエビデンスであり、その為の科学なのである。

まとめ

 信じるな。疑うな。確かめろ!

 誰の言葉か知らないが、こんな事が言われる。

 これは特に医療専門職においては重要な言葉だ。

 ボク達は情報を鵜呑みにしてはいけない。

 かと言ってその情報を信じず最初から馬鹿にした態度をとってもいけない。

 まずボク達がすべきは確かめるという作業。

 その心を持って取り組めば、自然と真実(に近い所)にたどり着けるだろう。

「ニセ医学」に騙されないために   危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!

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