訪問看護・リハ

訪問看護の事業計画書作成における理念・ビジョンの立て方

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 訪問看護ステーション設立に当たって事業計画書作成の真っ只中にも関わらず、サボってブログを書いている…。

 いやいや、サボっているわけじゃあない。笑

 共有したほうが読者さんにとって有益だと思ったから、わざわざ中断してブログを書いているので感謝して頂きたい!!

 会社設立や訪問看護ステーション開設に伴って、理念やビジョンを作ることになると思う。

 どんな本にもその必要性が説かれている。

 でも、何で必要なの?とか意味あるの?って思われる方もいるだろう。

 大義を胸に起業しているんだから、自分がしっかりと分かっていたら良いんじゃないの?誰かにいう必要ある?なんて事も思っているかもしれない。

 そこで、今回は事業計画書に理念・ビジョンを盛り込むべき理由とその方法についてお伝えしたいと思う。

理念やビジョンは自分の為にあるものじゃない

 理念やビジョンは何のためにあるのか?

 まずお伝えしたいのは見出しに書いたように自分のためにあるんじゃないってことだ。

 自分のためにあるものなのであれば、事業計画書に書く必要はない。

 理念やビジョンは、自分の会社や訪問看護ステーションを『応援してくれる人』に向けての宣言である。

 例えば、融資をしてくれる担当者。

 どんな思いを胸に、どのような社会貢献をしようとしているかを簡潔・端的にまとめたものが理念であり、その理念を元にどこまで大きくなっていくか(つまり応援しがいがあるか?)を伝えるためにビジョンがある。

 これは融資担当者へのゴマすりではない。宣言である。また、融資担当者だけではない。従業員もそうだ。

 従業員はあなたの思いに賛同してくれ、ついてきてくれる同士である。

 その従業員に対して、この企業(訪問看護ステーション)はどのような思いで、どこへ向かって歩いているんだという宣言である。

 理念のない事業所に就職したくなることはないし、ビジョンのない会社では自分がどう考え、行動すべきかの道標がない状態である。

 理念やビジョンはそういう役割がある。

理念やビジョンは机上の空論であってはいけない

 理念やビジョンは机上の空論であったり、SFのような話であってはいけない。

 計画可能で行動可能な土台を元に『実現可能性』のあるものでなければならない。

 夢の様な馬鹿げた理念を掲げている企業には不安を覚えるし、実現可能性が全く見えないビジョンを掲げている企業は白けられる。融資なんて夢のまた夢だろう。

 ではどのような理念・ビジョンを立てるべきか?

応援される理念・ビジョンの立て方とは?

 理念は、社会に対してどのような貢献を行うかの宣言である。

 起業したいと思った理由を簡潔に説明したものであることが理想である。

 起業とは、問題解決の手段である。何らかの問題、社会への不満、社会の抱える問題を起業によって解決しようと試みているのだ。

 あなたの抱える社会への不満、怒りを起業によって解決しようとしているのである。これは立派な社会貢献だ。その社会貢献を宣言し、どのような将来像があるかを宣言して応援されないはずはないだろう。

 ちなみにボクの理念は『未来の子ども達により良い社会を継承する為、女性がより輝ける社会作りに貢献します』である。

 ビジョンは事業の将来像である。で、その将来像が理念とリンクしているかどうか?が重要だ。

 例えばビジョンは年商100万円です。だとしたら、いやいや、未来の子ども達により良い社会は継承できないでしょう…。となってしまう。

 ボクの開業予定の訪問看護ステーションには2つのビジョンがあり、一つは『世界で最速の高齢社会を経験した日本の代表として、アジアにの介護コンシェルジュとなる』である。そしてもう一つは『潜在看護師、潜在療法士を積極的に雇用・育成し全国に広げる』だ。

 アジアに向けてサービス提供すること(外貨を稼ぐこと)と潜在看護師や潜在療法士を雇用・育成することは一億層活躍社会への貢献であり、それを日本中に広げることでより活躍の場を広げることができるだろう。

 結果、日本はより豊かになり、よりよい社会を未来の子ども達にバトンタッチできるといプランをボクは立てている。

 ボクが生きている間に達成できるかは分からない。しかし、実現可能性はあり、プランも立てることができる。つまり、理念・ビジョンとして適切だということだ。

まとめ

 『道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である』というのは二宮尊徳さんの言葉らしい。

 道徳とは、ここでいう理念のことであり、経済とは利益(実現可能性のある将来像)のことである。

 理念無く金儲けに走るのは詐欺などの犯罪と同意である。理念だけ立派でも利益がなければただの寝言である。という意味だ。

 ボク達はこの両方を立たせる必要がある。

 その為に事業計画書で宣言するのだ。

 事業計画書は理念とビジョンの達成計画書と言い換えてもいいだろう。

 事業計画書に理念とビジョンが必要なのは当然であり、そのプランニングを明確にすることにより応援される事業となっていくのである。

 事業計画書作成においては是非とも時間をかけて吟味して頂きたいポイントである。

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします