書評

経営を学びたい療法士が読むべき『もしドラ』と『もしイノ』

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 ボクの本を読む数は恐らく平均より多いと思う。この年末年始は電子書籍・マンガを含めて15冊以上読んだ。ま、今回は先日のAmazonのKindleマンガまとめ買いセールの影響で、15冊のうち10冊はマンガだったがw

 それでも普通の本も5冊は読んでいる。5日間の休みで5冊だから、1冊/日のペースだ。子どもに邪魔されながらの割には多い方ではないだろうか。

 それだけ本を読むが、同じ本を2回以上読むという経験は殆ど無い。ほんと図書館率を高めるべきだよなぁとつくづく思う。今年は少し節約して現金の貯蓄を増やそうと思っているので、気をつけないと。

 さて、そんなボクが何度も読み返している本がある。

 それが『もしドラ』である。正確には『もしドラ』のオーディオブックも持っているので何度も聞いているって感じだ。しかし、聞く度聞く度に気付きがある。さすがドラッカーさん。そして分かりやすく小説を作ってくれた岩崎さんに感謝。

 今回は、起業を目指す理学・作業療法士が『もしドラ』そして、続編の『もしイノ』を読むべき理由についてシェアしたいと思う。

ドラッカーは経営の神様だけど、『マネジメント』や『イノベーションと企業家精神』は難しい

 ピーター・ドラッカーは言わずと知れた経営の神様と言われている人である。

 その中でも『マネジメント』や『イノベーションと企業家精神』は代表作のトップツーみたいなものだろう。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

  • 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る

 起業、経営というものを仕事にしたい療法士は読んだ方が良い2冊だろう。

 だから、タイトル通りに正直に答えるならこの2冊が答えだし、何度も何度もボロボロになるまで読みつくすべき本だろう。

 しかし、何と言っても難しいのがこれら2冊の欠点だ。初心者には特に難しいだろう。全然頭に入ってこないし、この本を読むスピードが比較的早いボクでさえ中々読み進められない。

 そこでオススメしたいのが『もしドラ』と『もしイノ』である。

『もしドラ』と『もしイノ』

 数年前、爆発的に大ヒットし、アニメ化・ドラマ化もされた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を知らない人は少ないのではないだろうか。

 とある女子高生が高校の野球部のマネージャーをやることになり、「で、マネージャーって何する人?」っていう疑問を解決するために本屋へ言って店員にマネジメントについて詳しく書かれた本は何か?と問うところから物語がはじまる。

 女子マネージャーの仕事を、いわゆる経営っていう意味合いでのマネジメントと取り違えた勘違いから、野球部という組織にマネジメントを持込み、甲子園出場を果たす過程を描いた物語である。

 とても読みやすく、且つ勉強になる。もちろん実際はこんなに上手く行かないだろうって思うよ。でも教材としては読みやすく、マネジメントの伝えようとしているエッセンスがいくつも散りばめられており勉強になるのだ。

 そして、昨年末発売されたのが『もしイノ』だ。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

 ボクが年末年始に読んだ本の1冊である。

滋賀へ帰省。のんびり本を読む。もしドラ大好きなので、もしイノを。

Posted by なかの だいすけ on 2015年12月30日

 発売されるっていうニュースを見た時、続編的な感じでもしドラとの繋がりがあったらおもしろいよなぁと思っていたら見事に続編を作り上げておられた。

 もしドラの登場人物で、後輩マネージャーを務めた秀才の女子高生が高校の先生として赴任した先で野球部長という立場で、前作で甲子園出場を果たしたチームのキャプテンが監督として迎えられるという設定である。

 んでもって、この野球部長の元後輩マネージャーが前作の『もしドラ』の作者であるという設定も笑えた。

 今回も色んな問題をドラッカーの『イノベーションと企業家精神』をベースに、その他の書籍の知識も取り入れながら解決し、最終的に野球部が甲子園に出場するという物語である。

 もちろん上手く行きすぎているが、教材としては読みやすく、沢山の気付きを与えてくれる。もしイノはまだオーディオブックで発売されていないが、出たら間違いなく買う作品だろう。

まとめ

 経営って実は難しいことではないし、センスのある人は何も学ばないでもやってしまう。

 しかし、マネジメントの究極の目的は、自分がいなくても組織が発展するっていう形だ。

 何も学ばず、センスだけでやっている経営者は間違いなく事業継承に失敗する。後継者として育てられてきたにも関わらず2代目社長が会社を潰してしまうケースが多いことからも分かるだろう。

 マネジメントは学ぶべき学問であり、そのためにの教材としてドラッカーの書籍は全作読むくらいでないとダメだろう。

 でも難しい。時間が無い中では中々読み切るのは大変かもしれない。

 そんな人にオススメなのが『もしドラ』と『もしイノ』だ。

 小説として書かれているので何より読みやすい。それに勝る教材の条件はないなぁとさえ思う。そして何度読んでも(聞いても)飽きずに、毎回気付きがある。これも大きなポイントだろう。

 是非とももしドラから手にとってもらいたい。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

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