卒後教育

認定作業療法士のメリット・デメリットと認定される方法

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 作業療法士の方なら、認定作業療法士というものがあるのはご存知だろう。

 ちょうどボクが資格を取得した頃に創設じゃなかったかなぁ…と記憶を遡ってみる。調べたら平成16年からだった。つまり最初に認定作業療法士が誕生してからもう11年経つことになる。

 5年に1度の更新があり、当時の認定作業療法士がまだ認定されているか分からないが、現状で734名(2015年10月1日現在)居るようである。

 ちなみに作業療法士の有資格者数が74801名で、協会会員数は51528名。つまり、協会員の1.42%しか認定されていないということになる。

 少ないなぁという印象。ここ5年の有資格者増加率は高いから多少の少なさは仕方ないがちょっと少なすぎる。

 とまぁ、こんな認定作業療法士についての個人的見解となり方について書いておく。

認定作業療法士のメリット・デメリット

 認定作業療法士のメリットとは何だろうか。認定作業療法士を目指している人は何故目指しているのだろうか。

 ちなみにボクは今年日本作業療法士協会に再入会し、大阪府作業療法士会に入会した新参者だが認定作業療法士を目指している。

 認定作業療法士のメリットは…。ない…。自己満かな…。その程度だ。

 しかし、これは『認定される』メリットがないということだ。認定される過程にメリットがあるとボクは思う。

 認定作業療法士になるための過程は長い。時間もお金もかかる。年に1回、所属先から出張扱いで研修に出してもらうものに参加している程度ではいつまで経っても認定されない。

 また、条件となるポイントを取得するためには臨床実習指導や学会発表も必要になるだろう。

 この道程が大切になると思う。

 デメリットはと言うと、メリットの裏返しで時間とお金、更には労力もかかるということだろうか。で、苦労した割に『認定される』事のメリットが全くないことだ。

認定作業療法士になる方法

 認定作業療法士にはどうすれば良いか。

 日本作業療法士協会のWebサイトや生涯教育手帳に書かれているが、ちょっと分かりにくいので書いておく。一つ疑問があるのだが協会から返信がないから、今度参加する研修の時にでも聞いてこようと思っている。

 認定作業療法士の手順・条件は以下の通り。

 以下の5項目を満たし、協会や関連団体の研修受講や学会発表などで得られる基礎ポイントを50P取得している事で申請可能だ。

  1. 現職者共通研修(全10講座)を修了→終了時点で基礎ポイント20P付与される
  2. 現職者選択研修(全4講座中2講座)を修了
  3. 認定作業療法士取得共通研修(全3講座)を修了
  4. 認定作業療法士取得選択研修(全4分野中2分野)を修了
  5. 事例報告3件(内1件は協会のWeb報告、残り2件は指定の学会発表や指定の論文投稿でも可)

※現職者共通・選択研修の受講が修了するまで、認定作業療法士取得研修は受けられない。

 また、5年毎の更新には更に大変だ。

 以下の4項目を満たし、認定作業療法士更新ポイント(NP)を100NP以上取得することとされている。

  1. 基礎ポイント1Pを1NPとし、25NP以上ある事
  2. 臨床実践の報告 1回以上(25NP/回)
  3. 後輩育成(実習指導、研修会等の講師など。5NP/回)
  4. 作業療法啓発(他職種、行政等からの依頼による作業療法啓発活動など。5NP/回)

※3と4で合計25NP以上あること。

 中々厳しい条件だ。普段の仕事をこなしながらとなると本当に大変だと思う。しかし、これだけ経験を積めば作業療法士としての能力は高まるだろう。

まとめ

 「はぁ」とため息が聞こえてきそうな位だ。それくらい大変なことだと思う。

 しかし、この大変さをクリアすることはボク達のスキルアップにとって本当に良い経験になる。

 作業療法士各人には是非とも目指して頂きたい。

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