雑記
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認知症患者に関わる事件・事故が増える中、療法士はどう対策すべきか

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 今日のニュースを見ていると、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故が2件も起こっていた。

 んで、関連記事も公開されていた。

 ま、要するに今後こういう事故は増えていく可能性がある。

 また、こういうった事故に限らず、高速道路の逆走だったり、介護苦を原因とする自殺や心中は増えてきている。

 今日の2件の事故報道の加害者が認知症だったかは記事内に書かれていなかったが、少なからず事故が起こった時点での認知機能が正常ではなかったと考えられる。

 こういう事件・事故が増える中、ボク達理学療法士・作業療法士がどう関わるべきかについて考えたのでシェアしたいと思う。

認知症者やその周囲対応は予防的観点からも重要だ!

 ボクは認知症者へのリハビリテーションや家族へのケアは『幸せな人生を送る権利の予防』にも繋がると考えている。

 先日、雨がひどくてタクシーで帰宅したのだが、暗闇から信号を無視した歩行者が飛び出してきた。黒いコートを着ていて雨のせいもあってか恐らく信号が青の間に渡りきれなかったのだろう。

 さすがにタクシーの運転手さんは直前で気付いてブレーキを踏んだが、事故が起こってもおかしくないようなシーンだった。

 仮にもし事故が起こっていた場合、どうなっただろう。

 運転手さんは少なくとも職を失う自体になっていたのではないだろうか。

 もちろんタクシーの運転手に限らず、ドライバーは不測の事態にも注意を図っておく必要がある。しかし、夜・雨・信号が青という状況でどこまで気をつけられるかは分からない。

 この運転手さんの幸せな人生を送る権利を守るという意味合いにおいて、認知症患者を取り巻く環境をケアしていくのは『予防』することに通じるだろう。

介護離職を防止することも予防だ

 先日、政府が『1億総活躍』の名の下、介護離職を無くす為の方策を発表した。

 これが実現できれば、認知症患者に纏わる不幸な事件も減るかもしれない。

 認知症患者の家族の予防にも繋がる。

 あなたは以下の動画を見たことをあるだろうか。

 この動画で紹介されているようなケースも今後少なからず出てくるのではないだろうか。

 ボクは関わる家族や事故の被害者の予防の為にも認知症患者に対するリハビリテーションの効果を上げることは急務であると考えている。

まとめ

 認知症にならないための予防も重要だ。

 糖尿病の予防や歯周病の予防はその一例だろう。

 しかし、認知症患者は年々増えているし、2060年まではどんどん増える予測がされている。

 その流れを食い止めるだけの予防がどこまで出来るかなんてわからない。だから、認知症の進行を遅らせること、認知機能の改善に務めることは社会にとっての予防となるだろう。

 ボク達は認知症患者の機能改善だけでなく、家族のケアも含め包括的に取り組んでいく必要がある。

認知症の作業療法―エビデンスとナラティブの接点に向けて

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