雑記

理学・作業療法士の転職活動で考えるべき事

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 本エントリーも先日頂いたご相談メールへの回答をさせて頂く形で転職活動において気をつける事について書きたいと思う。

 今回ご相談頂いたのは10年目の作業療法士さんだ。

 現在大きいグループの老人保健施設でお勤めで、作業療法士の必要性ややりがいを求めてPTの立ち上げている訪問看護ステーションに転生しようか?と悩んでおられた。

 ボクはレベルの高いお悩みだなと嬉しくなった。給料や休みで測りきれないのがボク達の働く場所である。

 今回は理学療法士・作業療法士が「転職したい!」と思った時に読まれるエントリーを意識して書いてみたいと思う。

転職を希望する理由は何か?

 ボクは過去に1回だけ転職している。その後は独立して傍らで訪問リハやデイサービスでのパートで働いたものの正職員として働いたのは2箇所だけだ。

 ボクが転職した理由は『遠距離恋愛の解消』である。爆

 ま、もちろん職場の上司への不満とかもあったからだけど。さすがに恋愛を理由にだけで転職はしてなかったと思う。

 で、2カ所目の職場を退職した理由は『厳しい環境からの逃避』である。

 どちらもあまり参考にならない理由なので、他の人はどういう理由で転職したいと思うのかを考えてみた。

  1. 人間関係の問題
  2. 施設に対する不満
  3. 給料・休みの不満
  4. 勉強できる環境を求めて
  5. やりがいを求めて
  6. 自分の進みたい方向性を見つめなおして

 これら以外にも家庭の事情だったり、結婚だったり仕方なく転職する場合を除いてはこんなものだろうか。

 まず理由1〜3で転職したいと思われる方。転職しても根本的な問題解決にならないと思うので、まずは転職せずとも解決する方法を考えてみてはどうだろう。

 人間関係の改善は療法士であれば出来なければいけない事だし、施設に対する不満を満たせれるよう活動すれば良い事だし、休みは転職で増やせるかもしれないが、給料は下がる可能性の方が高い。

 マタハラやセクハラ、パワハラ、モラハラなどあからさまないじめ・嫌がらせを受けている場合は、いじめられている側が悪いのではなく、いじめている側が悪いので態度を明確にし戦うことも選択肢となる。ただ、戦う元気がない場合はきっぱり辞めてしまった方が早いから無理に戦う必要はない。

 なので、取り敢えず転職以外の方法が無いか?を検討してみて欲しい。

 で、4〜6が理由は一見前向きな理由だが、注意した方がいい事もある。

前向きな転職理由を上げている時に注意すべき事

 上記4〜6の理由は一見前向きな転職理由に思われる。

 しかし、書き換えてみると以下のようになる。

  • (今の職場では勉強できる環境じゃないから)勉強できる環境を求めて
  • (今の職場ではやりがいがないから)やりがいを求めて
  • (今の職場はやりたいことができないので)自分の進みたい方向性を見つめなおして
  •  あら、書きなおしてみるとやっぱりマイナスな理由になってしまったではないか。

     そう、転職とは結局マイナスを起点に起こるのだ。だから、まずは現状のマイナスを打破できないか?という所から思考をはじめて欲しいと思う。

    転職はリスク!リスクを負ってでも転職すべき時とは?

     何故ボクが転職に慎重な姿勢を取るかというと転職にはリスクがあるからだ。

     新しい環境、新しい人、新しいローカルルール。新しいものには何でもそうだがリスクがつきまとう。

     だからそのリスクは最小限にしたいのが人間だろう。ボクも人間だから無闇矢鱈にリスクを負いたくない。

     転職はリスクだから、慎重にならざるをえない。

     では、そのリスクを背負ってでも転職した方が良いと思える時とはどういう時だろう。

     それは、自分の将来に対して明確なプランがある時だ。

     将来こうなる為に、今こういう環境で勉強すべきだから転職する。とか、この分野で起業したいから、その成功例を実践している人の元で経験を積みたいとかはリスクを負ってでも転職すると良いかもしれない。

     または、引き抜きによる転職もリスクを負ってでも挑戦する価値はある。

     自分の技術や、自分のやってきた経験を評価され、今以上の待遇を保証された状態の引き抜きならリスクがグンと低くなる上、自分のやりがいにも繋がるだろう。

     転職は問題解決の手段ではなく、将来の目標達成や、自分のキャリアを評価されて行うものだと思っておくと良いだろう。

    まとめ

     相談者さんの転職理由は将来を見据えての手段としての転職だったので、また違った視点のアドバイスをさせて頂きました。

     が、多くの方の転職は前向きな理由でないケースが多いのではないだろうか。

     また、本文中に解説したように前向きに見えるマイナスな理由の場合も多々ある。人間は自分を正当化したい生き物だからだ。

     転職した方が良い理由は沢山みつかるものだ。

     しかし、転職はリスクである。

     リスクを背負ってでも目指したいものがある場合、リスクを背負ってでも手に入れたいものがある場合、それとどうしようもない場合での逃避。

     それらがない場合に無闇矢鱈と転職すべきではないだろう。

     まずは、一度立ち止まって、現状を打破する方法は無いか考えてみよう。

     ちなみに、ボクは転職に慎重な姿勢だが、転職を否定する立場にはない。だから、転職は目的があるならどんどんして、成長していってもらえたらそれが一番だと思っている。

    p.s.もしそれでも転職したいなら…

     もし、転職したいなら自分の実力を客観的に評価してもらうっていうのはどうだろうか?リスク無く転職するための最初のステップかもしれない。

    参考エントリー:理学・作業療法士の皆様、今の評価に満足?不満なら動くべし

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