心理・コミュニケーション

精神統一だけでなく人生を楽しむにもルーティンを取り入れろ

 こんにちは。作業療法士の「なかの」です。

 先日からラグビーリーグが始まり、初めて観戦するという人が増えたようだ。

 記憶に新しい、日本ラグビー代表の活躍、特に五郎丸選手の独特のポーズ(ルーティン)が話題になったところからである。

 そのルーティンだが、スポーツ選手は精神統一だったり、邪念を振り払うだったりの理由で用いられているが、ルーティンを取り入れることで得られるメリットはそれだけではない。

 今回はルーティンを自分の人生に取り入れることで得られる精神統一以外のメリットとその理由について書こうと思う。理学療法士・作業療法士各人にもそれぞれ理想の人生があると思うが、その理想の人生を謳歌するためにルーティンを取り入れることが非常に有効なので是非とも取り入れて頂きたい。

ルーティンとは?

 そもそもルーティンとは何か。

 ルーティンとは、ルーティンワークという言葉に代表されるように「日々の決まりきった作業」の事を意味している。

 だから、例えば「歯磨き」はボク達にとって食後のルーティンワークかもしれないし、「コーヒーブレイク」は15時のルーティンワークかもしれない。

 五郎丸選手やイチロー選手はキックの時、打席に立つ時の一連の動作によって集中力を高める事だったり、精神を統一するといった意味合いで行われている。心理学的には一種の暗示効果(アンカリング)である。

 だが、その暗示以外にもルーティンには絶大な効果がある。

人生を豊かに謳歌する方法にルーティンが使える!

 あなたの描く理想的な人生とはどのようなものだろうか。表現が壮大でイメージできなければ目標と置き換えても良い。

 目標を達成し続ける人生って楽しいと思わないだろうか。ボクはそんな人生を歩みたいと思っている。

 では、目標を達成するために必要な事とは何か?

 それは『行動の習慣化』である。今日やって達成できる目標なら習慣化は必要ではないが、すぐには手に入らない大きな目標の場合、何らかの行動をコツコツ継続する必要がある。

 コツコツ継続する為にはその行動を習慣化する必要があるだろう。

 例えばダイエット。1時間のランニングを今日やって達成できるものではない。数ヶ月続けて、且つやり続けなければまた太ってしまう。

 つまり、ダイエットという目標を達成するためには1時間のランニングという行動をコツコツ継続し、習慣化しなければいけない。

 習慣化とはどういう状態か。それは歯磨きを想像すればわかりやすい。あなたは歯磨きを禁止されたらどうだろうか?少々気持ち悪いのではないか。

 つまり習慣化とは、その行動を阻害されたら気持ち悪いという状態の事を言う。

 しかし、多くの方がその行動を習慣化する前に挫折したり、諦めてしまったりする。この原因に関しては諸説あるが、1つは行動するために感情を働かせるからである。

 感情が行動を作り、行動が結果を作る。行動が続けば習慣化され、習慣が人生を作る。

 これはどっかの偉い人が言った言葉である。誰かは忘れた。

 つまり、目標を達成するための行動を続ければ習慣化され、目標達成できる人生が歩めるわけだ。

 行動する為に感情を働かせると、大きく分けて「やりたい」か「やりたくない」という選択肢が用意されて、「やりたくない」という方を選択してしまうと行動は起こらない。

 だから、行動を起こすためのこの感情を省くのが「ルーティン」の働きである。

ルーティンは無意識的に行動を起こす

 あなたにとって何がルーティンになっているか分からないが、ボクは返ったらガシャっと冷蔵庫を明けて、「プシュ、グビグビ」とやるのがルーティンだ。これは「よし飲むぞ」とか「やっぱ疲れたらこれだな」っていう感情を働かしていない。無意識的に行っている。

 だから、本当に気をつけないと毎日繰り返される。笑

 あなたの目標達成における必要な行動をルーティンにしてしまうと、無意識的にその行動を行うので、いつのまにか目標が達成されているということになるのだ。

行動をルーティン化する為のポイント

 では、どのようにしてその行動をルーティン化すれば良いだろうか。

 勝手にルーティン化されれば良いのだが、人は強制されないと「やりたくない」という感情が優先され、ルーティン化される前に行動が継続できなくなる。

 だから、一番の方法は強制されることである。笑

 21日間強制されれば、大体の行動はルーティン化される。(※何故21日間かと言うと、ある心理学者がそういう研究をしたところから始まっている。しかし、一説によると平均で66日間というデータもあるようなので、必ずしもそうではない。)

 しかし、職場での行動に関しては上司が強制してくれるかもしれないが、ご自身の目標に向かっての行動は自分で強制するしかない。

 ボクの場合は手帳を使って、21日間の行動を徹底的に管理するようにしている。

 今現在ルーティン化を取り組んでいるのは「朝のトレーニング」だ。この前走った初めてのフルマラソンが散々な結果だったので朝のトレーニングをルーティンにしようと取り組んでいる。

 そして、仕事では時間の使い方に関してルーティン化を進めている。日によって予約件数が違うので難しい部分もあるが空き時間の有効活用をするために取り組んでいる。

 21日間で完全にルーティン化するのは難しいが、これを3クール位(66日説に準じて)継続するとほぼほぼルーティン化できるので試してみて欲しい。

まとめ

 もちろんこの考え方は自分自身の人生において使えるものである。

 しかし、療法士としてボク達はクライアントにも使える考え方なのだ。

 クライアントの行動をルーティン化することが出来れば、次第に人生の質は高まっていくだろう。

 ボク達は退院時やリハ終了時にどれだけの行動をルーティン化させているかが、クライアントのその後の人生を大きく左右することを知っておかなければならない。

 クライアントに指導する為にも、まずご自身で何かしらのルーティンを作ってみてはいかがだろうか。

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